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3.95/5点 レビュー 55件。 B ランク

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平均点3.95pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全64件 41〜60 3/4ページ
No.24
(3pt)

ちょっと陳腐かな

婚約者の失踪の理由を知りたくて、どこまでも追いつづける陶子には感情移入できませんでした。すんなり許す親、応援してくれる弟、そっとそばで見守る兄の友人。全てがなにか非現実的でした。それよりも、韮山のほうが自分の娘の行動をしっかりと直視できていて、人間味があって感情移入ができました。韮山の描きかたは、良かったと思います。
しかし、勝の失踪の原因・そして失踪後のたどり着いた生活が、婚約中のシーンに出てくる勝からは、ちょっとありえないと思ってしまいました。
陶子・勝のちょっと陳腐な行動に、読み進めるうちに疑問を感じてしまいました。
涙 Amazon書評・レビュー: より
4344000412
No.23
(3pt)

萄子のためには「涙」できない

一気に読ませるテンポのある作品ではあった。タイトルの「涙」、この意味を考えてみる。
誰の「涙」なのか、誰のための「涙」なのか・・・・少なくとも私は萄子のためには泣けない。確かに彼女は不幸かもしれない。でも、洋子やルミだって同じ厚さの本に出来るほど不幸だった(この言い方、すこしおかしいかもしれないけど)特別に萄子だけが不幸なわけではない。萄子がお嬢様で、働いてもいないのに勝を探すためにたくさんのお金を使って日本全国を駆け回るのをみると、まだこの人はすべてを失ったわけではないと思えてしまう(単に私のお金持ちに対する嫉妬だろうか?)。
人一倍、正義感の強い刑事だった勝が逃げなければいけない真実の理由がわかったときは、胸が痛くなったけど・・・。
涙 Amazon書評・レビュー: より
4344000412
No.22
(5pt)

あなたにもあること

ミステリーの醍醐味は、極めて日常的な出来事と、どこにでもいそうな登場人物から、いろいろな事件に発展していくストーリーの展開にあり、その視点からこの小説は秀逸。流れるごとき筆力も、大船に乗って旅をしているようで心地よい。いろいろあるけれど、いいではないの。現代の大事な作家だと思って愛読
涙 上巻 新潮文庫 の 9-15 Amazon書評・レビュー: 涙 上巻 新潮文庫 の 9-15より
4101425256
No.21
(4pt)

上下巻を一気に読まされる

主人公・萄子婚約者の刑事・奥田が突然失踪。先輩刑事・韮山の娘で奥田に思いを寄せていた、のぶ子の惨殺体発見され、奥田は容疑者となる。東京オリンピック前後を時代背景に、真実を求め失踪した婚約者をおう萄子を描いたサスペンスの秀作。萄子があまりにも自由にお金の心配をすることなく、いろいろな場所を行き来するという展開に若干の無理は感じるものの(金持ちすぎる!)、上下巻を一気に読まされるだけの内容はある。(「涙」するかどうかは別にし
涙 下巻 新潮文庫 の 9-16 Amazon書評・レビュー: 涙 下巻 新潮文庫 の 9-16より
4101425264
No.20
(4pt)

「涙」するかどうかは別にして

主人公・萄子婚約者の刑事・奥田が突然失踪。先輩刑事・韮山の娘で奥田に思いを寄せていた、のぶ子の惨殺体発見され、奥田は容疑者となる。東京オリンピック前後を時代背景に、真実を求め失踪した婚約者をおう萄子を描いたサスペンスの秀作。萄子があまりにも自由にお金の心配をすることなく、いろいろな場所を行き来するという展開に若干の無理は感じるものの(金持ちすぎる!)、上下巻を一気に読まされるだけの内容はある。(「涙」するかどうかは別にして)
涙 上巻 新潮文庫 の 9-15 Amazon書評・レビュー: 涙 上巻 新潮文庫 の 9-15より
4101425256
No.19
(4pt)

「涙」するかどうかは別にして・・・

主人公・萄子婚約者の刑事・奥田が突然失踪。先輩刑事・韮山の娘で奥田に思いを寄せていた、のぶ子の惨殺体発見され、奥田は容疑者となる。東京オリンピック前後を時代背景に、真実を求め失踪した婚約者をおう萄子を描いたサスペンスの秀作。萄子があまりにも自由にお金の心配をすることなく、いろいろな場所を行き来するという展開に若干の無理は感じるものの(金持ちすぎる!)、上下巻を一気に読まされるだけの内容はある。(「涙」するかどうかは別にして・・・)
涙 Amazon書評・レビュー: より
4344000412
No.18
(4pt)

涙しました

友達に泣けるから読んでみてって渡されて読みました。時代背景は東京オリンピックで20代の私には昔の日本を文学を通じて知るいい機会だったかなと思います。 この本は私的には推理恋愛もので、友人に借りてから続きがきになっていっきに読みました。 内容的にはかなりじれったい感じだったけど、それがまたひきつけられて「つづきが気になる」って気持ちでした。 この本を読んで、これはもちろんフィクションだけど「こうゆう事もあるんだぁ、好きだけじゃだめなのか」って気持ちでいっぱいで切なくなって泣きました。
涙 上巻 新潮文庫 の 9-15 Amazon書評・レビュー: 涙 上巻 新潮文庫 の 9-15より
4101425256
No.17
(4pt)

ラストが残念…

おもしろいんです、確かに。
何故勝は何も言わずに失踪しなければならなかったのか、結末が気になってあっという間に読んでしまいました。
それだけに、ラストが残念です。事件に巻き込まれた勝は被害者であるけれど、同時に萄子の人生をも狂わせたのは確かです。それならば、萄子が幸せになるのを見届けてから自分の人生をやり直して欲しかった。このような結末になるのならば、せめてラストまでの年月を5~10年以上かけて欲しかったです。
涙 下巻 新潮文庫 の 9-16 Amazon書評・レビュー: 涙 下巻 新潮文庫 の 9-16より
4101425264
No.16
(3pt)

惜しい

真正の傑作になり損ねた「傑作ミステリー」だ。まず、失踪した婚約者の跡を追う旬子がストーリーの展開とともに成長しない。多少は強くなるけれど、結局最後まで「お嬢さん」のままで終わるし、宮古島での嵐の夜のことも「金輪際、思い出したくない」と封印してしまう。だから、プロローグとエピローグで明かされる後日譚が、本編と交差して作品を立体的に造形しない。何よりも、作品のクライマックスをなす嵐の夜に明かされる「慟哭の真実」に、いまひとつ説得力と迫真性がない。だから、作品は深い哀しみを湛えない。東京オリンピックの年(沖縄へ行くのにパスポートが必要だった時代)を本編の舞台に選び、時代の匂いを丹念に書き込みながら、淡々と物語の核心に迫る乃南アサの筆は冴えている。それだけにこれらの小さな疵が惜しい。ただ救いは韮山とルミ子の交情だ。「あんた、娘さんの何を知っていました」。殺された娘の本当の姿を知った時、韮山の凍った心がしだいに転回し、やがて不幸な少女を養女に迎える。この本編のもう一つのストーリーは深い感銘を与える。それだけに、惜しい。
涙 下巻 新潮文庫 の 9-16 Amazon書評・レビュー: 涙 下巻 新潮文庫 の 9-16より
4101425264
No.15
(4pt)

ちょっと盛りだくさんすぎたかも

娘が帰ってこない夫との関係で悩み、気晴らしに沖縄に旅行することで、壮絶な過去を回顧するという一人の女性の物語。
戦後日本の新興中産階級の家庭で何不自由なく育ったお嬢様が安月給の刑事に恋愛感情をもち、婚約までこぎつけるまでのプロセスがしっかり描かれているからこそ、その後忽然と婚約者が消えてしまった哀しみがより一層読者の胸にしみる。なぜ婚約者が目の前から消えたのかという謎を解くプロセスももちろん面白い。だが同時に、高度経済成長初期の東京、川崎、熱海、焼津、大阪、筑豊、そして沖縄というそれぞれの街の情景、人々の暮らしぶりがうまく描き分けられおり、何処の街もほとんど同じでもはや特色を失ってしまった現代日本に身を置く者としては大変興味深く読める。主人公をめぐる人物描写も際だっている。家族(特に弟がいい味を出している)、兄の後輩、婚約者の両親、婚約者の上司の韮山刑事とその娘のぶ子。この韮山のぶ子が事件の鍵を握っているのだが、この韮山のぶ子という名前自体、主人公の藤島萄子という粋な名前とは対照的であるし、二人は外見、性格も全く好対照をなし、物語のアクセントとなっている。 惜しむらくは、心理描写と情景描写のどちらも力を置くあまり、盛りだくさんすぎるように思う。どちらか一方に重点を置き、すっきりさせた方が良かったのではないか。(とりわけ、最後の場面では少々イライラしながら読んだ。)最後に、おすぎの「解説」はいただけない。オッチャンがなぜこの「解説」執筆を引き受けたかという説明とかはどうでもよろしい。別に何が何でも誰かに「解説」を書いてもらわねばならぬこともないのだから、下手におかまに頼むより、「解説」無しの方がよっぽど作品の値打ちを上げると思う。
涙 下巻 新潮文庫 の 9-16 Amazon書評・レビュー: 涙 下巻 新潮文庫 の 9-16より
4101425264
No.14
(5pt)

しゅとるむうんとどらんく

ミステリーなのでしょうか。んん。確かにミステリーなのでしょう。
しかし、この物語は疾走する青春の物語なのだと思いました。時代設定が、物語にとてもリアリティをもたらしていると思います。
でも、この類いの悲恋物語はどんな時代シークエンス設定でもあり得る。圧巻はやはり、宮古島台風襲来の中での奥田誠の告白場面です。上下巻の長丁場を待たされた読者はここに至ってやっと、
この悲劇が生まれたそもそもの真相を知らせてもらえます。
同時に誠と萄子の恋愛の結末をも。
悲しい。
けれど美しい空港での訣別のシーン。今でもかなり難しいと思うけれども、6、70年代の日本で、
お財布と相談する必要もなく日本の各地を飛びまわれるヒロインというのも私の常識の範囲を大!いに超えていますが、
他方、情念はすべてを超越するということもわかる気がします。エピローグ。
長年連れ添った夫婦の間で、交わされるあたりまえの日常会話。
こんな、忍耐強い?亭主というものは、通常存在し得ないのでは。
というのは、率直な感想です。しかし、この恋、この怒涛の青春にすっかり同化し、泣いたり恨んだり
笑ったり・・・・と堪能させていただきました。
これをして小説家の腕力というのでしょうか。
ありがとう、乃南アサさん。
涙 下巻 新潮文庫 の 9-16 Amazon書評・レビュー: 涙 下巻 新潮文庫 の 9-16より
4101425264
No.13
(4pt)

「しゅとるむうんとどらんく」

ミステリー?否。これは恋、青春の悲恋物語。
己に降りかかった疾風怒濤に対峙して、自力で抜け出した女性の物語。
ちょっと甘めの味付けもあるけど。日本という国で、「戦後」に青春を過ごした者、
人それぞれ、時代に多少のずれはあっても、思い返せば
青春とはまさしく「疾風怒濤」の時間。
この物語、あの熱に浮かされたような青春時代のひとつの昇華されたカタチみたいなものを描いているように感じた。象徴として描かれる、宮古島での疾風怒濤のさなかでの再会(&告白)
は、まさしく、「主人公に青春はおわるもの」という事実を告げている。
あれほど人を苦しめた台風はうそのように過ぎ、青春もあっけなく終わる。
蛇足ながら、ふつうは、勝のように、告白してくれたり、はっきりかっこよく決別させてはくれないのが、一般的青春だ。
それに、男女問わず、淳のような存在は、ほとんどまったく期待
できない、というのもまた実際の現実だ。
主人公は東京山の手のお嬢様だけれど、その胆力には脱帽させられる。
始めは若気の至りだったのかもしれない捜索行動だったが、なんと青春の貴重な2年間を費やして、男を追って日本中を駆け巡るのだ。
これは相当な力仕事だと思う。
私ならまず、「金と時間がない」
と考えてあきらめるだろうことを、彼女はやってのける。
これがすごい。お嬢様だとか、金の有無とか以前のその情念が。
もちろん、水呑百姓の娘には考えることすらできないことだから、こちらの視点で見れば、あまちゃんだとしか言えないのだとしても。それでも。
心震える物語には間違いない。これが、「小説家の力」なのだろう。
堪能しました。ありがとう、乃南アサさん。
涙 下巻 新潮文庫 の 9-16 Amazon書評・レビュー: 涙 下巻 新潮文庫 の 9-16より
4101425264
No.12
(3pt)

懐かしさを感じられる人へ

昭和40年頃の雰囲気が、よく出ています。
が、それだけというか。。。。ストーリー的には、よくある人捜しもので、
ラストも、かなり安易で、とってつけた感じなので、
懐かしい雰囲気を楽しめる人じゃないと、
読むのは、結構、つらそうな気がします。
涙 上巻 新潮文庫 の 9-15 Amazon書評・レビュー: 涙 上巻 新潮文庫 の 9-15より
4101425256
No.11
(4pt)

大和撫子という言葉がありました

戦後の焼け跡から立ち直り、財を成した父親。
その家庭で大切に育てられた娘の婚約者が失踪した。
娘は泣いて暮らすばかりではなかった。
わずかな手がかりをもとに真実をさがす道のりは険しい。
心高鳴る1つの時代。
刑事という婚約者の職業。
特殊な設定ではあるけれど、
嵐を乗り越えようとする1人の女性の姿に心をうたれる。嵐はさまざまな形で人生に訪れる。
どんな時代にも、誰の人生にも。
大和撫子という言葉を思い出し、
久しぶりに感動した小説だった。
涙 上巻 新潮文庫 の 9-15 Amazon書評・レビュー: 涙 上巻 新潮文庫 の 9-15より
4101425256
No.10
(4pt)

ぜひぜひ

主人公のあまりに切ない行動につきうごかされ、一気によんでしまいました。二年あまりも、相手を思いつづけ、ずっと沖縄までも追いかけていく、純粋な気持ち。
 感情表現も丁寧だし、時代背景の丁寧な書き方がすばらしいです。沖縄ってそうだ、パスポートが必要な時代があったんだっけとミョウに驚きました。 でも、彼は、どうしてすぐにでてきてくれなかったんでしょうか。事件の直後であれば、十分取り返しがついたと思いますのに。事件とまじめ一方の性格だけで、二年も隠れるようなことになるのでしょうか。その辺の書き込みが欲しかったです。
涙 下巻 新潮文庫 の 9-16 Amazon書評・レビュー: 涙 下巻 新潮文庫 の 9-16より
4101425264
No.9
(5pt)

pureな気分に

サスペンスというより、恋愛小説という感じ。主人公、萄子のあまりに純粋な気持ちにつきうごかされ、一気によんでしまいました。すっかり忘れていた恋愛モードに入ったような気分。
 東京オリンピック前という時代背景も丁寧にかかれ、ちょっとした日本現代史を読んでいる気分です。
 ぜひぜひ。
涙 上巻 新潮文庫 の 9-15 Amazon書評・レビュー: 涙 上巻 新潮文庫 の 9-15より
4101425256
No.8
(4pt)

真実ほど辛く悲しい・・・。

上巻に引き続き、主人公の萄子が婚約者を捜す旅が続く。
いつも一足違いで会う事が出来なかった萄子も、宮古島でやっと婚約者に辿り着く。この宮古島で事件の真相が明らかになるに連れ、人生は歯車が何かの拍子にたった一つでも違ってしまえば、ただそれだけでどんどん思ってもみない違った方向に進んでしまい、自分ではどうしようもなく、その与えられた人生を歩んでいかなくてはならなくなるものなのか?と不安になる。お互いが新しい人生を歩み、事件も解決したけれど、決してハッピーエンドとはいえない終わり方。
でも、これも一つのハッピーエンド?
久しぶりに乃南さんの力作に感動!
涙 下巻 新潮文庫 の 9-16 Amazon書評・レビュー: 涙 下巻 新潮文庫 の 9-16より
4101425264
No.7
(4pt)

克明な時代背景。

乃南作品としては、久々のヒット作。
結婚直前に姿を消した刑事。
何かの事件に巻き込まれているらしいその婚約者を必死で捜す資産家の娘。
その娘を優しく見守る兄の後輩。
自分の相棒だったはずの刑事に娘を殺されたベテラン刑事。
本当に失踪した刑事が犯人なのか?
読めば読むほど、どんどん物語に引き込まれてしまいます。東京オリンピックのあったその時代が、あらゆる角度から克明に記されていて、その時代を生きた人ならば、それだけで胸が一杯になるでしょう。
せつない恋の物語・・・。
この展開、下巻ではどうなっていくのでしょう?
涙 上巻 新潮文庫 の 9-15 Amazon書評・レビュー: 涙 上巻 新潮文庫 の 9-15より
4101425256
No.6
(5pt)

( ̄▽ ̄)b グッ!

わずかな手がかりをもとに婚約者の行方を追い求める
その必死の想いが心打たれます。
描写もすばらしく、見事に引き込まれました。
最後まで期待を裏切らず...すばらしい作品です。
涙なしでは読めません。
涙 下巻 新潮文庫 の 9-16 Amazon書評・レビュー: 涙 下巻 新潮文庫 の 9-16より
4101425264
No.5
(5pt)

題のごとく

東京五輪の直前、結婚間近の刑事が殺人じけんにかかわり失踪。
一途に恋人を行方を追う婚約者の想い...
また時代風景もさまざまな形で描写されていて
その時代を生きた人には懐かしささえ感じられることだろう。
題のごとく、読んでいる間に自然に涙があふれてくる
いい作品にめぐりあえたと思う。
涙 上巻 新潮文庫 の 9-15 Amazon書評・レビュー: 涙 上巻 新潮文庫 の 9-15より
4101425256