わたしを離さないで

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評判

わたしを離さないでの評価:

4.11/5点 レビュー 714件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.11pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,119件 601〜620 31/56ページ
No.519
(5pt)

蜷川幸雄の演出で舞台化されるようで、読んでみました

運命を受け入れていながらも、やはり人間として、恋もし、葛藤もし、読んでいてせつない・・・過去にあったか、現在進行中か、未来にありそうな。そんな、余韻の残る話でした。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.518
(5pt)

良い本に出会えた

苦しく避けがたい終わりを待ちながら自分のやるべきことをすることが生きる事だよ、と教えてた本。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.517
(5pt)

良い本に出会えた

苦しく避けがたい終わりを待ちながら自分のやるべきことをすることが生きる事だよ、と教えてた本。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.516
(5pt)

異色の傑作

少年・少女たちの日常生活と、その中での心の動きを丁寧に綴っているが故に痛ましく切なく・・・。恋、友情を繊細な心で悩み受け止め、生きる喜びに溢れる彼らをどうして物扱いできるのか。実際にありそうで怖い設定です。後味が悪く辛い読後感でした。しかし★5つに十分値する作品です。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.515
(5pt)

異色の傑作

少年・少女たちの日常生活と、その中での心の動きを丁寧に綴っているが故に痛ましく切なく・・・。恋、友情を繊細な心で悩み受け止め、生きる喜びに溢れる彼らをどうして物扱いできるのか。実際にありそうで怖い設定です。後味が悪く辛い読後感でした。しかし★5つに十分値する作品です。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.514
(4pt)

世界観がすばらしい・・・

なんとも不思議な空気感を感じながら読了しました。
施設での日常の生活観や仲間との感情の起伏など、懐かしいような気持ちで読みました。
恐ろしいテーマがベースにはあるのですが、だからと言って単純なオカルトにはなっていないところが作者の筆力だと思います。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.513
(4pt)

世界観がすばらしい・・・

なんとも不思議な空気感を感じながら読了しました。
施設での日常の生活観や仲間との感情の起伏など、懐かしいような気持ちで読みました。
恐ろしいテーマがベースにはあるのですが、だからと言って単純なオカルトにはなっていないところが作者の筆力だと思います。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.512
(5pt)

食畜

お願いだから、日本の○○牛は霜降りで肉が柔らかい。餌にビール飲ませてるから、とか自慢げに力説しないでください。私が絶句していると
信じていないと思ったのか、そんなことも知らないのかとむきになるあなた。
健康で固い肉を食べるか、それとも薬漬けで頭が気が狂ったやわらかい美味しい肉を食べるかという議論ならわかるけど。。
いやこの小説ではもっと先をいってる。
どんな環境で育とうが臓器にはあまり問題がないのだから。。
それでもできるだけ子供たちに限られているが自立と自由を与えようと試みる大人達もいる。
だがその大人たちには読者は何のシンパシーも抱くことができない。
いつまでも心に残る数少ない本の一冊。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.511
(5pt)

食畜

お願いだから、日本の○○牛は霜降りで肉が柔らかい。餌にビール飲ませてるから、とか自慢げに力説しないでください。私が絶句していると
信じていないと思ったのか、そんなことも知らないのかとむきになるあなた。
健康で固い肉を食べるか、それとも薬漬けで頭が気が狂ったやわらかい美味しい肉を食べるかという議論ならわかるけど。。
いやこの小説ではもっと先をいってる。
どんな環境で育とうが臓器にはあまり問題がないのだから。。
それでもできるだけ子供たちに限られているが自立と自由を与えようと試みる大人達もいる。
だがその大人たちには読者は何のシンパシーも抱くことができない。
いつまでも心に残る数少ない本の一冊。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.510
(5pt)

彼らと我々、歪んだ鏡

主人公のキャスは目前に迫った自分の運命を見据えながら、人生を振り返る。

初恋のトミーと親友ルース。
ヘールシャムという箱庭のような寄宿学校で出会い、ともに育つ。
自分たちが何者か知らず、小さな希望や、愚かな夢のたぐいを抱きしめ、
人生を怖れ、愛し合い、憎み合い、諍いと和解を繰り返し、
死の香りが色濃く漂う日々は過ぎていく。

「なぜ『彼ら』はこんな過酷な運命をやすやすと受け入れるのか」
読みながら、ずっとそう思っていました。
「SF、ミステリーなら、この設定アウトだよね」とも。

物語の終盤です。
ルースが亡くなった後、結ばれたキャスとトミーは
一縷の望みをかけて、自分たちの運命を握っている「マダム」のもとを訪ねます。
言うまでもなく「マダム」は神ではありませんでした。
「マダム」と同居するかつての「保護官」が醜悪な世界の仕組みを語ります。
威風堂々としていた彼女は衰え、車椅子で現れる。
理想は潰え、借金まみれで、口をつくのは自己弁護、後悔、呪詛ばかり。

「彼ら」の生命を弄び、都合のいい仕組みを作り上げた社会。
それに加担(しかも善意!で)しておきながら、
自らも病み、死すべき運命から逃れられない愚かな「我々」。
いったい彼らと我々のどこが違うのか……。

そこでやっと思い至りました。
「彼ら」などそもそもいない。
これは「設定」ではなく、「我々」が生きている、この世界そのもの。

まもなく最初の提供を控え、
荒涼とした約束の地で、
有刺鉄線にひっかかったビニールの切れ端を眺めているキャス。
それはこの世界に放り出され、
幼い頃には楽園のように思われた世界が、
地獄であることを知り、
人生に意味などないと、うすうす知りながら、
不公平で醜悪な社会を受け入れながら生きている、
我々自身の姿と寸分の違いもありません。

さらに秀逸なのは、この作品がキャスの一人称で語られることです。

ちょっとエキセントリックだけど聡明で優しいトミー。
わがままで自己中心的だけれど、いつも側にいてくれるルース。
自分は、やや距離を置いて冷静に二人を眺め、
ルースを受け入れながら、一途にトミーを大切に思っている。
トミーもそんな自分を心の底では思ってくれている。

……とキャス自身が考えているに過ぎない。

最初の違和感は、語ることの大半がルースについてであること。
ルースがどうした、こうした。
いかにルースがわがままか、いかにルースが見えっ張りか、
いかにルースが愚かで、世界のことをこれっぽっちも理解していないか。
そう言った後で「でもルースは気遣ってくれる」などと付け加える。

キャスはとても不誠実な語り手です。
キャスはトミーと結ばれるべき運命だと思っていますが、
実際にトミーと付き合っているのはルース。
二人が付き合うに至る過程は一切語られません。
ルースのトミーへの愛情がうわべだけのものであるかをしつこく語った後、
ルースに指摘された自分の性体験をしぶしぶ付け加えます。
語りが前後し、エピソードの挿入が多いのも効果的です。
キャスの言葉は、ほぼ言い訳に聞こえます。

事実関係だけ見ると、ルースとトミーは、
子供の頃から青年期までずっとステディな関係。
トミーとキャスはルースが亡くなるまで性的関係はない。
むしろキャスの方が行きずり含め、結構おさかん。
それについてはキャスはほとんど触れません。

ルースは自分の死を目前にして言います。
「私はあなたとトミーの仲をさいた」
キャスその謝罪を受け入れます。
でもそれは本当に謝罪だったのでしょうか。
うがった見方ですが、
私にはルースの方が他人を思いやり、
人生をまっとうに生きている、
いい娘であるようにしか思えません。

キャスはトミーのこともあまり触れません。
特に内面についてはほとんど語りません。
自分の目に映った美化されたトミー像と、
奇跡のような偶然をとうとうと語るだけです。
キャスは本当にトミーを愛していたんでしょうか。
ルースへの対抗心だけだったのではないでしょうか。
そんな疑問さえ芽生えます。

最後にキャスはトミーにも別れを告げられます。
キャスはそれをトミーの思いやりとして折り合いを付けますが、
トミーは重要なことを二つ言います。
「自分とルースは理解し合っていた。君にはわからないこともある」
「介護人って意味あるのか?」
トミーが見ている世界が垣間見える、数少ない場面です。
キャスの現在の支えは自分が優秀な介護人であることです。
それを自分の一番の理解者であるはずのトミーに否定されます。

私はキャスという歪んだ鏡を抗いもせずに受け入れ、
キャスの目を通して世界を見ていました。
荒れ地で風に吹かれて立っているキャスの姿。
世界には何もない。
もうどこへも行けない。
それはもはや「我々」でさえもありません。
歪んだ鏡に映し出された自分自身の姿に他ならない。
そう思い知らされました。

他人事に思えず、あまりに親近感を覚えたので、
キャシーではなくキャスと呼ばせていただきました(笑)。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.509
(5pt)

彼らと我々、歪んだ鏡

主人公のキャスは目前に迫った自分の運命を見据えながら、人生を振り返る。

初恋のトミーと親友ルース。
ヘールシャムという箱庭のような寄宿学校で出会い、ともに育つ。
自分たちが何者か知らず、小さな希望や、愚かな夢のたぐいを抱きしめ、
人生を怖れ、愛し合い、憎み合い、諍いと和解を繰り返し、
死の香りが色濃く漂う日々は過ぎていく。

「なぜ『彼ら』はこんな過酷な運命をやすやすと受け入れるのか」
読みながら、ずっとそう思っていました。
「SF、ミステリーなら、この設定アウトだよね」とも。

物語の終盤です。
ルースが亡くなった後、結ばれたキャスとトミーは
一縷の望みをかけて、自分たちの運命を握っている「マダム」のもとを訪ねます。
言うまでもなく「マダム」は神ではありませんでした。
「マダム」と同居するかつての「保護官」が醜悪な世界の仕組みを語ります。
威風堂々としていた彼女は衰え、車椅子で現れる。
理想は潰え、借金まみれで、口をつくのは自己弁護、後悔、呪詛ばかり。

「彼ら」の生命を弄び、都合のいい仕組みを作り上げた社会。
それに加担(しかも善意!で)しておきながら、
自らも病み、死すべき運命から逃れられない愚かな「我々」。
いったい彼らと我々のどこが違うのか……。

そこでやっと思い至りました。
「彼ら」などそもそもいない。
これは「設定」ではなく、「我々」が生きている、この世界そのもの。

まもなく最初の提供を控え、
荒涼とした約束の地で、
有刺鉄線にひっかかったビニールの切れ端を眺めているキャス。
それはこの世界に放り出され、
幼い頃には楽園のように思われた世界が、
地獄であることを知り、
人生に意味などないと、うすうす知りながら、
不公平で醜悪な社会を受け入れながら生きている、
我々自身の姿と寸分の違いもありません。

さらに秀逸なのは、この作品がキャスの一人称で語られることです。

ちょっとエキセントリックだけど聡明で優しいトミー。
わがままで自己中心的だけれど、いつも側にいてくれるルース。
自分は、やや距離を置いて冷静に二人を眺め、
ルースを受け入れながら、一途にトミーを大切に思っている。
トミーもそんな自分を心の底では思ってくれている。

……とキャス自身が考えているに過ぎない。

最初の違和感は、語ることの大半がルースについてであること。
ルースがどうした、こうした。
いかにルースがわがままか、いかにルースが見えっ張りか、
いかにルースが愚かで、世界のことをこれっぽっちも理解していないか。
そう言った後で「でもルースは気遣ってくれる」などと付け加える。

キャスはとても不誠実な語り手です。
キャスはトミーと結ばれるべき運命だと思っていますが、
実際にトミーと付き合っているのはルース。
二人が付き合うに至る過程は一切語られません。
ルースのトミーへの愛情がうわべだけのものであるかをしつこく語った後、
ルースに指摘された自分の性体験をしぶしぶ付け加えます。
語りが前後し、エピソードの挿入が多いのも効果的です。
キャスの言葉は、ほぼ言い訳に聞こえます。

事実関係だけ見ると、ルースとトミーは、
子供の頃から青年期までずっとステディな関係。
トミーとキャスはルースが亡くなるまで性的関係はない。
むしろキャスの方が行きずり含め、結構おさかん。
それについてはキャスはほとんど触れません。

ルースは自分の死を目前にして言います。
「私はあなたとトミーの仲をさいた」
キャスその謝罪を受け入れます。
でもそれは本当に謝罪だったのでしょうか。
うがった見方ですが、
私にはルースの方が他人を思いやり、
人生をまっとうに生きている、
いい娘であるようにしか思えません。

キャスはトミーのこともあまり触れません。
特に内面についてはほとんど語りません。
自分の目に映った美化されたトミー像と、
奇跡のような偶然をとうとうと語るだけです。
キャスは本当にトミーを愛していたんでしょうか。
ルースへの対抗心だけだったのではないでしょうか。
そんな疑問さえ芽生えます。

最後にキャスはトミーにも別れを告げられます。
キャスはそれをトミーの思いやりとして折り合いを付けますが、
トミーは重要なことを二つ言います。
「自分とルースは理解し合っていた。君にはわからないこともある」
「介護人って意味あるのか?」
トミーが見ている世界が垣間見える、数少ない場面です。
キャスの現在の支えは自分が優秀な介護人であることです。
それを自分の一番の理解者であるはずのトミーに否定されます。

私はキャスという歪んだ鏡を抗いもせずに受け入れ、
キャスの目を通して世界を見ていました。
荒れ地で風に吹かれて立っているキャスの姿。
世界には何もない。
もうどこへも行けない。
それはもはや「我々」でさえもありません。
歪んだ鏡に映し出された自分自身の姿に他ならない。
そう思い知らされました。

他人事に思えず、あまりに親近感を覚えたので、
キャシーではなくキャスと呼ばせていただきました(笑)。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.508
(5pt)

名作そして傑作

本もきれいだったし、中身もすごかった。このアイディアはすごい。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.507
(5pt)

名作そして傑作

本もきれいだったし、中身もすごかった。このアイディアはすごい。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.506
(5pt)

将来起こらないとは言い切れない話

ジャンルをあまり知らずに読んだのですが、
SFと言えば良いのかな。

主人公の淡々とした語り口の中で深く語られない違和感が
はっきりとした時
切なさとかやるせなさがこみ上げます。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.505
(5pt)

将来起こらないとは言い切れない話

ジャンルをあまり知らずに読んだのですが、
SFと言えば良いのかな。

主人公の淡々とした語り口の中で深く語られない違和感が
はっきりとした時
切なさとかやるせなさがこみ上げます。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.504
(5pt)

良かった

とても読みやすい。
スッと入ってくる。
というか、スッとこの世界に入り込ませる文章。
最後まで読者を離さない。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.503
(5pt)

良かった

とても読みやすい。
スッと入ってくる。
というか、スッとこの世界に入り込ませる文章。
最後まで読者を離さない。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.502
(5pt)

人は遠い昔から艱難辛苦を乗り越えて、そこに幸せを求めてきました。

そしてこの物語の主人公たちも同じように、自分たちの置かれた境遇の中に幸せを探していました。しかし・・・。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.501
(5pt)

人は遠い昔から艱難辛苦を乗り越えて、そこに幸せを求めてきました。

そしてこの物語の主人公たちも同じように、自分たちの置かれた境遇の中に幸せを探していました。しかし・・・。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.500
(5pt)

ここ数年で一番

率直に言って打ちのめされる作品。
それ程読書量は多くない人間ではあるが、ここ数年で一番心動かされた。
レビューは読むべきではない。
本作品に関するあらゆる情報を排除し、とにかく読め、と言いたい。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517