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死人を恋う
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死人を恋うの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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絶版のため、アマゾンで中古本を購入しましたが、願うならピカピカの新刊を手に取ってみたいです。 内容は、自殺サイトの若者たちが集まる、心中現場に偶然いあわせた(同じく自殺を考える)引きこもりの青年がたどる、ネクロフィリア殺人鬼としての成長物語とも言えます。 生きたり、死んだりした女性と行為に及ぶシーンは生々しくて、展開も一点二点としていきますが、一貫して気弱な青年がネクロフィリア殺人鬼として描かれておりました。 表現は詩的で美しく、人物の描きかたも印象的に描くのが、たいへんお上手な作家さまですね。 あとがきでの死者に対する暗い欲望や、人形のような美に対する羨望を知って、大石圭さまの暗い欲望が描かれた作品をもっと読んでみたいと思いました。 | ||||
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ラストの主人公のジョークがこの本のオチでしょう。ミニミニブラックジョーク。クスッと笑う程度の…。 中村文則さんの「遮光」の主人公を少し思い出しました。こちらにハマった人は好きになれる一冊かもしれません。 読みやすいのも魅力の一つ。 | ||||
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こういういっちゃった人が主人公の話は最高です もう少しいっちゃっててもよかったけど。 | ||||
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ネットで足がつくとか、死体とスーパーに行くとか、リアリティにかけるとこはあるが気にならない、どうでもいい。むしろ死体とスーパー行くところはなかなか驚かされていい。ラストもまあまあ。 | ||||
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えぇえ? どこかでひっくりかえるに違いないってずーっとがんばって読んだのに、このオチ? あんまりだ。この人の作品はもう、金輪際お金を払って読まないことを誓おう。 | ||||
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大石圭は私が最も注目する作家の一人である。彼は「呪怨」等の超ヒットメーカーでありながら、常に疎外感と何者かに対する恐怖を感じさせるテーマを描いている。その内容が定式的である(フェラとクラシックが頻繁に出ることなど)ことも注目点だ。 本書はその様な意味で最も大石らしい作品だ。引きこもりの青年が死姦を繰り返すことをやはり定型的に描いている。著者の作品を描いている姿勢は、異常者が何かしら箱庭療法しているようにも感じさせる。しかし、その内容は異常でグロテスクにも関わらず、透明感がありある種の繊細な美しさを宿している。それは彼の文章の技量が卓越していることにもよるが、作品を書く姿勢が真摯なことにもよるだろう。箱庭の内容がどんなに異常でも、その姿勢が真摯なら、悲しみに満ち溢れているのなら誰が咎められるだろう? 最近の彼の作品を見る限り、段々無難でまともになっている。恐らく著者の箱庭療法は成功したのだろうが、狂気がなくなると共に作品の程度も落ちている。それは残念なことでもあるが作者のことを考えると喜ぶべきことであろう。まさしく作者こそがリアル「アルジャーノンに花束を」なのである。 | ||||
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「死体もの」でいえば、『いつかあなたは森に眠る』『死者の体温』にくらべると、主人公の猟奇性がなし崩し的で、今一つしゃきっとしていません。線が細いですね。ただ、死体を車椅子に載せて、デートするあたりは、心地よくゾッとします。はやりの「ひきこもり」「自殺サイト」などを取り入れる意欲は認めますが、評価となるとはむずかしいです。ひきこもっていた人がいきなり長距離ドライブする点、章のはじめの薀蓄(最近多い)など減点して、星は3つ。 | ||||
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