妊娠カレンダー

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評判

妊娠カレンダーの評価:

3.79/5点 レビュー 56件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.79pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全66件 1〜20 1/4ページ
No.66
(5pt)

素晴らしい

文体、描写、展開、どれも読者の心を振るわせます。数ページ進むごとに、感慨にふけました。味わう小説です。
妊娠カレンダー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダー (文春文庫)より
4167557010
No.65
(5pt)

素晴らしい

文体、描写、展開、どれも読者の心を振るわせます。数ページ進むごとに、感慨にふけました。味わう小説です。
妊娠カレンダー Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダーより
4163124209
No.64
(5pt)

やっぱ小川洋子さんはミステリアス

小川洋子さんのストーリーは本当に不思議なストーリーです。完結せずに謎のままなのが面白いです。
妊娠カレンダー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダー (文春文庫)より
4167557010
No.63
(5pt)

やっぱ小川洋子さんはミステリアス

小川洋子さんのストーリーは本当に不思議なストーリーです。完結せずに謎のままなのが面白いです。
妊娠カレンダー Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダーより
4163124209
No.62
(5pt)

比喩を巧みに遣った生理的・身体的な描写の生々しさは癖になる

おめでたそうな題名だが、喜びや希望といった要素がほぼ一切感じられない、どこか影のあるお話。比喩を巧みに遣った生理的・身体的な描写の生々しさは癖になる。収録作の『ドミトリイ』が不穏で気に入った。ミツバチをどう解釈するか。
妊娠カレンダー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダー (文春文庫)より
4167557010
No.61
(5pt)

比喩を巧みに遣った生理的・身体的な描写の生々しさは癖になる

おめでたそうな題名だが、喜びや希望といった要素がほぼ一切感じられない、どこか影のあるお話。比喩を巧みに遣った生理的・身体的な描写の生々しさは癖になる。収録作の『ドミトリイ』が不穏で気に入った。ミツバチをどう解釈するか。
妊娠カレンダー Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダーより
4163124209
No.60
(5pt)

破壊された赤ん坊

わたし(妹)は、妊娠中の我儘で自分勝手な姉の家事を手伝っている。ある日、わたしはアルバイト先の店長にもらったグレープフルーツでジャムを作った。姉はそのジャムを無性に食べたがり、わたしは毎日作り続ける。ある会合で配られたパンフレットにアメリカ産グレープフルーツの写真と『防カビ剤PHWは人間の染色体そのものを破壊する』と書かれていた事を思い出し「PWH は胎児の染色体も破壊するのかしら」と思う。そして、「わたしは破壊された赤ん坊に会いに行くため、新生児室に向かった」。小川さんらしい不気味さと怖さが興味深いです
妊娠カレンダー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダー (文春文庫)より
4167557010
No.59
(5pt)

破壊された赤ん坊

わたし(妹)は、妊娠中の我儘で自分勝手な姉の家事を手伝っている。ある日、わたしはアルバイト先の店長にもらったグレープフルーツでジャムを作った。姉はそのジャムを無性に食べたがり、わたしは毎日作り続ける。ある会合で配られたパンフレットにアメリカ産グレープフルーツの写真と『防カビ剤PHWは人間の染色体そのものを破壊する』と書かれていた事を思い出し「PWH は胎児の染色体も破壊するのかしら」と思う。そして、「わたしは破壊された赤ん坊に会いに行くため、新生児室に向かった」。小川さんらしい不気味さと怖さが興味深いです
妊娠カレンダー Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダーより
4163124209
No.58
(5pt)

怖ろしさを感じました

表題作の妊娠カレンダーは、小川洋子さんの芥川賞作品なので読んでみました。
姉の妊娠を気遣う妹。しかし、姉は精神を病んでいるようで話の展開は暗い。
そして、妹は姉が好んで食べる農薬たっぷりのグレープフルーツジャムを毎日
コトコト煮て姉に食べさせる......。

最後に姉の出産シーンらしきことが書かれているが、どんな赤ちゃんが生まれ
たのか想像するのがとても怖い感触を受けました。
背筋が凍り付きました。
妊娠カレンダー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダー (文春文庫)より
4167557010
No.57
(5pt)

怖ろしさを感じました

表題作の妊娠カレンダーは、小川洋子さんの芥川賞作品なので読んでみました。
姉の妊娠を気遣う妹。しかし、姉は精神を病んでいるようで話の展開は暗い。
そして、妹は姉が好んで食べる農薬たっぷりのグレープフルーツジャムを毎日
コトコト煮て姉に食べさせる......。

最後に姉の出産シーンらしきことが書かれているが、どんな赤ちゃんが生まれ
たのか想像するのがとても怖い感触を受けました。
背筋が凍り付きました。
妊娠カレンダー Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダーより
4163124209
No.56
(4pt)

風変わりで静謐で小さな世界

○「妊娠カレンダー」を含む3篇とも、風変わりな人々が描かれている。

○ 3篇とも作者が作品に込めたメッセージがうまく読み取れないのがもどかしい。では、いやな小説かと言うとまったくそうでないところが不思議だ。作者の意図が読み取れないままに、いずれも魅力的だ。つねに静謐な印象を受ける。登場人物はあちらこちらを歩き回って活発に行動しているのだが、受ける印象は実に静かで内省的だ。

○ 作者のあとがき(これは示唆に富む)によれば、見たままを描いたのでは小説にならないらしい。普段目に見えていないところに光を当ててこそ小説なのであって、ぶどうがワインに変わるように何かを契機にごくふつうの精神がどのように変貌するかを突き詰めてみたところこんな3篇になりました、ということのようだ。「ようだ」などと言っていないで、作者の意図をピタリと読み当てることができたらどんなに気持ち良いことだろうか。
妊娠カレンダー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダー (文春文庫)より
4167557010
No.55
(4pt)

風変わりで静謐で小さな世界

○「妊娠カレンダー」を含む3篇とも、風変わりな人々が描かれている。

○ 3篇とも作者が作品に込めたメッセージがうまく読み取れないのがもどかしい。では、いやな小説かと言うとまったくそうでないところが不思議だ。作者の意図が読み取れないままに、いずれも魅力的だ。つねに静謐な印象を受ける。登場人物はあちらこちらを歩き回って活発に行動しているのだが、受ける印象は実に静かで内省的だ。

○ 作者のあとがき(これは示唆に富む)によれば、見たままを描いたのでは小説にならないらしい。普段目に見えていないところに光を当ててこそ小説なのであって、ぶどうがワインに変わるように何かを契機にごくふつうの精神がどのように変貌するかを突き詰めてみたところこんな3篇になりました、ということのようだ。「ようだ」などと言っていないで、作者の意図をピタリと読み当てることができたらどんなに気持ち良いことだろうか。
妊娠カレンダー Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダーより
4163124209
No.54
(5pt)

美味しいドーナツ

小川洋子さん5冊目。3短編。表題作は金属的な冷たさを感じて苦手。しかし残り2作品が凄く好き。作者が書きたい事は、そこに漂う柔らかい空気の様に見えそうで見えない。けど、その穴の周りにあるドーナツが、甘くて少し苦くて、美味しい。そんな小説。
妊娠カレンダー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダー (文春文庫)より
4167557010
No.53
(5pt)

美味しいドーナツ

小川洋子さん5冊目。3短編。表題作は金属的な冷たさを感じて苦手。しかし残り2作品が凄く好き。作者が書きたい事は、そこに漂う柔らかい空気の様に見えそうで見えない。けど、その穴の周りにあるドーナツが、甘くて少し苦くて、美味しい。そんな小説。
妊娠カレンダー Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダーより
4163124209
No.52
(5pt)

面白かった

少し重ためのお話でした。短めなので読みやすいと思います。また読み返したいです。
妊娠カレンダー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダー (文春文庫)より
4167557010
No.51
(5pt)

面白かった

少し重ためのお話でした。短めなので読みやすいと思います。また読み返したいです。
妊娠カレンダー Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダーより
4163124209
No.50
(5pt)

妊娠・出産は喜びではなく試練

妊娠や出産に対して、ひとは「おめでとう!」と言い、祝意を表わす。しかし、産む本人、夫、妹など周囲の人々にとって、妊娠や出産は無条件で「善」なのだろうか? この作品はそれに異議を呈したもので、妊娠した姉は自分の出産を他人事のように感じており、夫はひたすら頼りなく、いつもおどおどしているだけ。そして姉の妊娠から出産までをすぐそばで見続ける私にとって、妊娠した姉の身体、感情の変化は、ただグロテスクで不気味なものでしかない。つまり、一人の生命が生まれてくることを誰も嬉しいと思わず、といってすごく嫌がるわけでもなく、ただそれにひたすら「よそよそしさ」を感じるだけなのだ。しかし、ここで描かれている当事者たちのこうした気持ちは、実はかなり普遍性のあるものではないだろうか。「産めよ殖えよ地に満てよ!」と『旧約聖書』は言い、我々は、赤ん坊が生まれてくることは善いことであり、それを喜ばなければならない、と思い込まされているだけなのではないか。たしかに生まれてきた子が少したって育っていくのは、とても可愛い。しかし、そこから事後的に、それまでの経験を作り直して、妊娠も出産も善いものだと、記憶自体が再構成されるのではないか。なぜなら、生まれた直後の新生児は決して可愛くないし、妊娠と出産のプロセスそのものは、本作が描くようにグロテスクなものだからだ。姉は、つわりで「におい」を異常に恐れ、ほとんど何も食べなくなり、しかし、つわりが終ると見違えるような反動で、ひたすら大量のジャムを舐め続ける。つまり、生のバランスがどこか崩れてしまうのだ。それによって夫も妹も、メンタル面での平衡がゆらいでしまう。むしろここで描かれている妊娠・出産の姿こそ真実なのであり、それは我々にとって一つの試練なのだろう。
妊娠カレンダー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダー (文春文庫)より
4167557010
No.49
(5pt)

妊娠・出産は喜びではなく試練

妊娠や出産に対して、ひとは「おめでとう!」と言い、祝意を表わす。しかし、産む本人、夫、妹など周囲の人々にとって、妊娠や出産は無条件で「善」なのだろうか? この作品はそれに異議を呈したもので、妊娠した姉は自分の出産を他人事のように感じており、夫はひたすら頼りなく、いつもおどおどしているだけ。そして姉の妊娠から出産までをすぐそばで見続ける私にとって、妊娠した姉の身体、感情の変化は、ただグロテスクで不気味なものでしかない。つまり、一人の生命が生まれてくることを誰も嬉しいと思わず、といってすごく嫌がるわけでもなく、ただそれにひたすら「よそよそしさ」を感じるだけなのだ。しかし、ここで描かれている当事者たちのこうした気持ちは、実はかなり普遍性のあるものではないだろうか。「産めよ殖えよ地に満てよ!」と『旧約聖書』は言い、我々は、赤ん坊が生まれてくることは善いことであり、それを喜ばなければならない、と思い込まされているだけなのではないか。たしかに生まれてきた子が少したって育っていくのは、とても可愛い。しかし、そこから事後的に、それまでの経験を作り直して、妊娠も出産も善いものだと、記憶自体が再構成されるのではないか。なぜなら、生まれた直後の新生児は決して可愛くないし、妊娠と出産のプロセスそのものは、本作が描くようにグロテスクなものだからだ。姉は、つわりで「におい」を異常に恐れ、ほとんど何も食べなくなり、しかし、つわりが終ると見違えるような反動で、ひたすら大量のジャムを舐め続ける。つまり、生のバランスがどこか崩れてしまうのだ。それによって夫も妹も、メンタル面での平衡がゆらいでしまう。むしろここで描かれている妊娠・出産の姿こそ真実なのであり、それは我々にとって一つの試練なのだろう。
妊娠カレンダー Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダーより
4163124209
No.48
(4pt)

買いです。

30年ほど前に芥川賞で知ってすぐに読んだのですが、その直後、福岡市内のミッション系の高校の校長の職を退任された後、短期大学の講師を務めておられた方とその奥さんと会食した際に、本書が話題になりまして、その方が「妊娠カレンダー」に描かれた女性の心情は受け入れがたいものがある旨の発言をされました。その当時、こちらは大学の国文科を出たばかり、将来に対する野心も展望もなく、頭の中には文学しかなかったので、畏れ多くも、先生はわかってない云々と高飛車に講釈してしまったところ、その方はひどく驚いた表情と満面の笑みで、そうかそうかとこちらの話に耳を傾けてくれました。その横で、奥さんも穏やかにうなづかれていたのが鮮明に記憶に残っていて、それから程なくその先生は急逝されましたが、叶うことならもう一度会って、その節はと謝りたいです。
というわけで、小川洋子さんの著作を目にすると、そこはかとなく後ろめたい気持ちになり、長年、敬して遠ざけるようになっていましたが、今村夏子さんの「星の子」の文庫の巻末を読んで、久しぶりに本書を手に取りました。
今の目で読むと、収められたいずれの作品も日常に潜む、異界とのあわいであったり、人の背後に見えはしないけれども確かに感じられる気配であったりを、ゴシック的な手法で構築した作品という印象を受け、きっと上述の先生は、綿密に編まれた技術的なところが災いして、たとえば姉の妊婦や、視点人物の妹にリアリティが感じられないと仰っていたのではないかと推察しますが、こういう作品はそういう作風なわけで、今また会食する機会があっても、30年ほど前と同じ展開になりそうで、他人は知りませんが、自分は本当に成長しないなと少し自己嫌悪になりました。
あと、前任校で小川洋子さんフリークの女子生徒がシャーリー・ジャクソンの本を探していたことも、今回本書を読み返していて思い出しました。
妊娠カレンダー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダー (文春文庫)より
4167557010
No.47
(4pt)

買いです。

30年ほど前に芥川賞で知ってすぐに読んだのですが、その直後、福岡市内のミッション系の高校の校長の職を退任された後、短期大学の講師を務めておられた方とその奥さんと会食した際に、本書が話題になりまして、その方が「妊娠カレンダー」に描かれた女性の心情は受け入れがたいものがある旨の発言をされました。その当時、こちらは大学の国文科を出たばかり、将来に対する野心も展望もなく、頭の中には文学しかなかったので、畏れ多くも、先生はわかってない云々と高飛車に講釈してしまったところ、その方はひどく驚いた表情と満面の笑みで、そうかそうかとこちらの話に耳を傾けてくれました。その横で、奥さんも穏やかにうなづかれていたのが鮮明に記憶に残っていて、それから程なくその先生は急逝されましたが、叶うことならもう一度会って、その節はと謝りたいです。
というわけで、小川洋子さんの著作を目にすると、そこはかとなく後ろめたい気持ちになり、長年、敬して遠ざけるようになっていましたが、今村夏子さんの「星の子」の文庫の巻末を読んで、久しぶりに本書を手に取りました。
今の目で読むと、収められたいずれの作品も日常に潜む、異界とのあわいであったり、人の背後に見えはしないけれども確かに感じられる気配であったりを、ゴシック的な手法で構築した作品という印象を受け、きっと上述の先生は、綿密に編まれた技術的なところが災いして、たとえば姉の妊婦や、視点人物の妹にリアリティが感じられないと仰っていたのではないかと推察しますが、こういう作品はそういう作風なわけで、今また会食する機会があっても、30年ほど前と同じ展開になりそうで、他人は知りませんが、自分は本当に成長しないなと少し自己嫌悪になりました。
あと、前任校で小川洋子さんフリークの女子生徒がシャーリー・ジャクソンの本を探していたことも、今回本書を読み返していて思い出しました。
妊娠カレンダー Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダーより
4163124209