妊娠カレンダー

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

妊娠カレンダーの評価:

3.79/5点 レビュー 56件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.79pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全32件 21〜32 2/2ページ
No.12
(3pt)

心の奥底にあるのは、なんであれかすかに歪んでいる

短編を3編収録。それぞれに共通するのは、白黒の無声映画のような静かな雰囲気。木造の個人病院。さびれた学生寮。雨の小学校。すべてが淡々とひっそりしているのは、「個人的」な話だからだと思う。誰の心の中にもある、正体のわからない奇妙な感情。どんなに親しい人にだって、話すことはない、漠然としたまとまりのないもの。「個人的」なゆえ、うっすらと狂気を帯びているようなもの。それを、言葉に(小説に)変換したとき、個人的だったものは普遍性を持ち、共感を誘い、感興を呼ぶのだろう。そういう風に深読みしなかったら、またはそんな心のわだかまりを意識しない人には、きっと「なんか暗い、ヘンな話」かもしれない。(私はどっちかっつーと、そっちです。だから星三つ)
妊娠カレンダー Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダーより
4163124209
No.11
(3pt)

心の奥底にあるのは、なんであれかすかに歪んでいる

短編を3編収録。それぞれに共通するのは、白黒の無声映画のような静かな雰囲気。木造の個人病院。さびれた学生寮。雨の小学校。すべてが淡々とひっそりしているのは、「個人的」な話だからだと思う。誰の心の中にもある、正体のわからない奇妙な感情。どんなに親しい人にだって、話すことはない、漠然としたまとまりのないもの。「個人的」なゆえ、うっすらと狂気を帯びているようなもの。それを、言葉に(小説に)変換したとき、個人的だったものは普遍性を持ち、共感を誘い、感興を呼ぶのだろう。そういう風に深読みしなかったら、またはそんな心のわだかまりを意識しない人には、きっと「なんか暗い、ヘンな話」かもしれない。(私はどっちかっつーと、そっちです。だから星三つ)
妊娠カレンダー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダー (文春文庫)より
4167557010
No.10
(3pt)

ホラー?

小川洋子氏初読です。ホラー的要素と数学的要素が絡み合った、独特の世界観をお持ちのようで。ご本人はきっと、すごい潔癖な方なんだろうなと思いました。腐敗を描いていても、3篇すべての小説から、消毒薬の匂いが漂ってくるかのような印象でした。
妊娠カレンダー Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダーより
4163124209
No.9
(3pt)

ホラー?

小川洋子氏初読です。ホラー的要素と数学的要素が絡み合った、独特の世界観をお持ちのようで。ご本人はきっと、すごい潔癖な方なんだろうなと思いました。腐敗を描いていても、3篇すべての小説から、消毒薬の匂いが漂ってくるかのような印象でした。
妊娠カレンダー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダー (文春文庫)より
4167557010
No.8
(3pt)

ちょっと違う印象

妊娠した姉に寄せる妹の悪意、というのがレビューではクローズアップされていたようだが、実際に読んでみるとそれほど悪意は感じなかった。悪意というよりも、妊娠・出産という神秘の領域への興味と懐疑、不安、といったものがちょっと歪んで発露した感じだろうか。なんで歪んで発露するかといえば、神秘の領域を鬱病気味の姉が侵蝕していくからに他ならない。だから本来主人公は潔癖で健全、強いて言えばちょっと精神的に子供、という設定なのだろう。『ドミトリイ』はいろんな要素が生きながら腐敗していく退廃感が悪くなかった。
妊娠カレンダー Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダーより
4163124209
No.7
(3pt)

ちょっと違う印象

妊娠した姉に寄せる妹の悪意、というのがレビューではクローズアップされていたようだが、実際に読んでみるとそれほど悪意は感じなかった。悪意というよりも、妊娠・出産という神秘の領域への興味と懐疑、不安、といったものがちょっと歪んで発露した感じだろうか。なんで歪んで発露するかといえば、神秘の領域を鬱病気味の姉が侵蝕していくからに他ならない。だから本来主人公は潔癖で健全、強いて言えばちょっと精神的に子供、という設定なのだろう。『ドミトリイ』はいろんな要素が生きながら腐敗していく退廃感が悪くなかった。
妊娠カレンダー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダー (文春文庫)より
4167557010
No.6
(3pt)

けっしてきれいなものではない

博士の愛した数式を読んでから、この本を手に取りました。妊娠という人間の生理的な変化が必ずしも、喜ばしいということだけで片づけられないこと、そして夫や家族にどのように影響を与えるのか...。ねっとりとした、まさにジャムのような、イチゴの甘ったるいジャムを食べたときに甘さだけでなくその奥にかくれた嘔吐を催すようなえごさをふくんだ話でした。他の2つの短編も底辺におなじようなドロドロしたものを感じました。
妊娠カレンダー Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダーより
4163124209
No.5
(3pt)

けっしてきれいなものではない

博士の愛した数式を読んでから、この本を手に取りました。妊娠という人間の生理的な変化が必ずしも、喜ばしいということだけで片づけられないこと、そして夫や家族にどのように影響を与えるのか...。ねっとりとした、まさにジャムのような、イチゴの甘ったるいジャムを食べたときに甘さだけでなくその奥にかくれた嘔吐を催すようなえごさをふくんだ話でした。他の2つの短編も底辺におなじようなドロドロしたものを感じました。
妊娠カレンダー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダー (文春文庫)より
4167557010
No.4
(3pt)

極限の状態で人のとる行動

この本から作者の伝えたい事を見つけ出す大変難しいです。それぞれの『わたし』の行動、思考が人間の深層心理、つまり一般的な感覚から離れた倫理観のはたらくところで行われているので、これらの『わたし』の考えを理解して読み進めていくことができるのはその立場を経験したことがある人ではないとかなり難しいです。なのでこの本は周りが幸せのなっていく中で一人孤独を感じ、自我が保てないくらいの精神の極地を体験したようなことがある人にお勧めしたいです。そのような人たちがこの本を読めば楽しんで読むことができると思います。
妊娠カレンダー Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダーより
4163124209
No.3
(3pt)

極限の状態で人のとる行動

この本から作者の伝えたい事を見つけ出す大変難しいです。それぞれの『わたし』の行動、思考が人間の深層心理、つまり一般的な感覚から離れた倫理観のはたらくところで行われているので、これらの『わたし』の考えを理解して読み進めていくことができるのはその立場を経験したことがある人ではないとかなり難しいです。なのでこの本は周りが幸せのなっていく中で一人孤独を感じ、自我が保てないくらいの精神の極地を体験したようなことがある人にお勧めしたいです。そのような人たちがこの本を読めば楽しんで読むことができると思います。
妊娠カレンダー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダー (文春文庫)より
4167557010
No.2
(3pt)

ん~、不思議だ。

『妊娠カレンダー』の他に、『ドミトリイ』と『夕暮れの給食室と雨のプール』を収録した作品集。 『妊娠カレンダー』は、妊娠した姉に、防かび剤PWHが付いているかも知れないアメリカ産グレープフルーツで作ったジャムを食べさせる、妹の日記、という形態をとっている小説。 本の裏表紙の紹介文等を読むと、恐怖小説のような感じがするが、実はそうではない。 『ドミトリイ』にしても、途中から、クライマックスにかけては、読みようによっては、すごく恐怖が湧いてくる。が、オチは……。 ある意味、実は、安心して読める、不思議な小説だ。
妊娠カレンダー Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダーより
4163124209
No.1
(3pt)

ん~、不思議だ。

『妊娠カレンダー』の他に、『ドミトリイ』と『夕暮れの給食室と雨のプール』を収録した作品集。 『妊娠カレンダー』は、妊娠した姉に、防かび剤PWHが付いているかも知れないアメリカ産グレープフルーツで作ったジャムを食べさせる、妹の日記、という形態をとっている小説。 本の裏表紙の紹介文等を読むと、恐怖小説のような感じがするが、実はそうではない。 『ドミトリイ』にしても、途中から、クライマックスにかけては、読みようによっては、すごく恐怖が湧いてくる。が、オチは……。 ある意味、実は、安心して読める、不思議な小説だ。
妊娠カレンダー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 妊娠カレンダー (文春文庫)より
4167557010