THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ

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THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイの評価:

4.00/5点 レビュー 54件。 D ランク

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平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全68件 61〜68 4/4ページ
No.8
(5pt)

これぞハードボイルド!

横浜、横須賀。アメリカ人、中国人が、闊歩する街。主人公はその街の刑事。酒場で知り合い、消えた友人は、本当に自分に犯罪の片棒を担がせたのか?圧力や妨害を受けながら、一人、主人公は、真相を探します。暗躍する公安やアメリカ軍、やくざ。最後の最後まで、深まる謎。真相を探る過程で明らかになる事実、発生する事件がつながり、そして真相は・・・?
孤高の主人公、自分の掟へのこだわり、友情、約束、過去を抱える人々、酒、拳銃、さめた文体、COOLなユーモア、まさに、正統派のハードボイルド!でした。
かなり丁寧にかかれた本という印象です。読み終わった後、またすぐ読み返したくなるような傑作でした。
THE WRONG GOODBYE―ロング・グッドバイ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: THE WRONG GOODBYE―ロング・グッドバイ (角川文庫)より
4041616093
No.7
(5pt)

これぞハードボイルド!

横浜、横須賀。アメリカ人、中国人が、闊歩する街。主人公はその街の刑事。酒場で知り合い、消えた友人は、本当に自分に犯罪の片棒を担がせたのか?圧力や妨害を受けながら、一人、主人公は、真相を探します。暗躍する公安やアメリカ軍、やくざ。最後の最後まで、深まる謎。真相を探る過程で明らかになる事実、発生する事件がつながり、そして真相は・・・?孤高の主人公、自分の掟へのこだわり、友情、約束、過去を抱える人々、酒、拳銃、さめた文体、COOLなユーモア、まさに、正統派のハードボイルド!でした。かなり丁寧にかかれた本という印象です。読み終わった後、またすぐ読み返したくなるような傑作でした。
THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ Amazon書評・レビュー: THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイより
4048735446
No.6
(5pt)

待ち人来る!

いつしか失われてしまった汚らしく危なっかしくも魅力満点だった横浜の街。
20年ほど前、著者はそれを悼むように繰り返しこの街のデテールをハードボイルド作品に登場させてきた。
著者の「あの頃」にかろうじて引っかかる世代の私も、近頃は私も死んだ子の齢を数えるのをやめてしまい、同時に矢作作品からも遠ざかってしまっていた。
今頃、気まぐれに検索したamazonで二村永爾に再開するとは思っても見なかった。
読んでみて「今の横浜だって捨てたもんじゃないよな」と思った。
まあ、「あの頃」を彷彿とさせる実再には存在しないロケーションも多々出ては来るのだが・・・
寧ろ著者よりずっと若い私の方が、かつての港町への憧憬が強すぎて今自分が暮らす街を楽しめていないんじゃないかと感じ、矢作流に言えばそんな自分に少し腹が立った。
パズルのピースがだんだんと揃って構図が浮かび上がってゆくような展開、生き生きしたリアルな人物描写と、対照的にフィクションだからこそ存在可能なヒロインの存在。
昔わくわくしながら読んだシリーズの良さもちゃんと兼ね備えている。
著者と横浜が大好きな者は必ず読むべし。
THE WRONG GOODBYE―ロング・グッドバイ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: THE WRONG GOODBYE―ロング・グッドバイ (角川文庫)より
4041616093
No.5
(5pt)

待ち人来る!

いつしか失われてしまった汚らしく危なっかしくも魅力満点だった横浜の街。20年ほど前、著者はそれを悼むように繰り返しこの街のデテールをハードボイルド作品に登場させてきた。著者の「あの頃」にかろうじて引っかかる世代の私も、近頃は私も死んだ子の齢を数えるのをやめてしまい、同時に矢作作品からも遠ざかってしまっていた。今頃、気まぐれに検索したamazonで二村永爾に再開するとは思っても見なかった。読んでみて「今の横浜だって捨てたもんじゃないよな」と思った。まあ、「あの頃」を彷彿とさせる実再には存在しないロケーションも多々出ては来るのだが・・・寧ろ著者よりずっと若い私の方が、かつての港町への憧憬が強すぎて今自分が暮らす街を楽しめていないんじゃないかと感じ、矢作流に言えばそんな自分に少し腹が立った。パズルのピースがだんだんと揃って構図が浮かび上がってゆくような展開、生き生きしたリアルな人物描写と、対照的にフィクションだからこそ存在可能なヒロインの存在。昔わくわくしながら読んだシリーズの良さもちゃんと兼ね備えている。著者と横浜が大好きな者は必ず読むべし。
THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ Amazon書評・レビュー: THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイより
4048735446
No.4
(4pt)

基地と港の街のキャッチャー

もはや一冊の本としては刊行されまい、と半ば諦めていた二村永爾シリーズの新作。それを読める日が現実に来たのだ、いったい何人の矢作俊彦の愛読者が狂喜したことだろう。小説好きにおいては未だ少数派であるにせよ。
 前作から19年経ち、学生時代は野球で神宮へ行き現在は神奈川県警本部捜一勤務の二村警部補も確実に歳を重ねている。再開発が進み変貌を遂げる横須賀や横浜に意地でも無関心を決めこみ、IT機器を使いこなす旧友に心底驚くあたりがその証左か。
その一方、二村が“フリーの警官”として依頼人の為にプライヴェートな捜査をする事でハードボイルド探偵小説のアイデンティティを獲得している点が本シリーズの肝なのだが、今回は“別組織への出向”という形でこの課題を巧みに処理している。事件の背後に見え隠れする在日米軍の影、これも一作目からの継続事項だ。
 そして、題名からも明らかなように、本作品はレイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』へのオマージュとなっている。他の書き手ならいざ知らず、矢作が本腰を入れてこの趣向に取り組んだのは今回が初めてではないだろうか。なにしろ原典がチャン師匠の代表作なのだ、安易に手を出すのは今まで控えていたと邪推する。その甲斐あってか、細部はもちろん異なるにせよ、物語の骨格や雰囲気は『長いお別れ』をきちんと踏まえ折り目正しい本歌取りに仕上げている。テリー・レノックスの矢作的変奏もプラスに働いていると思う。ギムレットからダイキリへの変更など、如何にもこの作家らしい遊びではないか。
 30年前、「ニュー・ハードボイルドの旗手」としてデビューを飾った矢作俊彦。近年は『あ・じゃ・ぱん(!)』でハードボイルドパロディの頂点を極め、続く『ららら科學の子』ではミステリそのものからの離陸さえ予感させたが、ことここに至って何と原点回帰を思わせる作品を出してきた。かつてのような比喩の多用からは遠ざかった文体、いささか錯綜しすぎたプロットなど不満な点はあるものの、ひさびさの直球勝負で来たことに変わりはない。ここは作者の気まぐれを素直に享受すべきだろう。“基地と港の街のキャッチャー”は今も依頼人の名誉と自分の信条を守り続けているのだ。
THE WRONG GOODBYE―ロング・グッドバイ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: THE WRONG GOODBYE―ロング・グッドバイ (角川文庫)より
4041616093
No.3
(4pt)

基地と港の街のキャッチャー

もはや一冊の本としては刊行されまい、と半ば諦めていた二村永爾シリーズの新作。それを読める日が現実に来たのだ、いったい何人の矢作俊彦の愛読者が狂喜したことだろう。小説好きにおいては未だ少数派であるにせよ。 前作から19年経ち、学生時代は野球で神宮へ行き現在は神奈川県警本部捜一勤務の二村警部補も確実に歳を重ねている。再開発が進み変貌を遂げる横須賀や横浜に意地でも無関心を決めこみ、IT機器を使いこなす旧友に心底驚くあたりがその証左か。その一方、二村が“フリーの警官”として依頼人の為にプライヴェートな捜査をする事でハードボイルド探偵小説のアイデンティティを獲得している点が本シリーズの肝なのだが、今回は“別組織への出向”という形でこの課題を巧みに処理している。事件の背後に見え隠れする在日米軍の影、これも一作目からの継続事項だ。 そして、題名からも明らかなように、本作品はレイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』へのオマージュとなっている。他の書き手ならいざ知らず、矢作が本腰を入れてこの趣向に取り組んだのは今回が初めてではないだろうか。なにしろ原典がチャン師匠の代表作なのだ、安易に手を出すのは今まで控えていたと邪推する。その甲斐あってか、細部はもちろん異なるにせよ、物語の骨格や雰囲気は『長いお別れ』をきちんと踏まえ折り目正しい本歌取りに仕上げている。テリー・レノックスの矢作的変奏もプラスに働いていると思う。ギムレットからダイキリへの変更など、如何にもこの作家らしい遊びではないか。 30年前、「ニュー・ハードボイルドの旗手」としてデビューを飾った矢作俊彦。近年は『あ・じゃ・ぱん(!)』でハードボイルドパロディの頂点を極め、続く『ららら科學の子』ではミステリそのものからの離陸さえ予感させたが、ことここに至って何と原点回帰を思わせる作品を出してきた。かつてのような比喩の多用からは遠ざかった文体、いささか錯綜しすぎたプロットなど不満な点はあるものの、ひさびさの直球勝負で来たことに変わりはない。ここは作者の気まぐれを素直に享受すべきだろう。“基地と港の街のキャッチャー”は今も依頼人の名誉と自分の信条を守り続けているのだ。
THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ Amazon書評・レビュー: THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイより
4048735446
No.2
(5pt)

『ららら科學の子』以降。

探偵小説としての出来が素晴らしいのは勿論のこと、
『ららら科學の子』以降の力強い第一歩として記憶されるべき作品。
チャンドラー『長いお別れ(The long Goodbye)』を底本に、
二村永爾が複雑な一つの話を物語る。
アクセントに自作『新ニッポン百景』等も加えつつ、なお洗練されている、
というのは驚異を通り越して感嘆させられる。
通底するテーマ、不本意を生きざるを得ない人間(とその中での誇り)
も作品にコクと鋭さを与えている。携帯電話を巧く用いているのも凄い。
そして今回は、二村永爾が。(以下乞うご期待風に)
THE WRONG GOODBYE―ロング・グッドバイ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: THE WRONG GOODBYE―ロング・グッドバイ (角川文庫)より
4041616093
No.1
(5pt)

『ららら科學の子』以降。

探偵小説としての出来が素晴らしいのは勿論のこと、『ららら科學の子』以降の力強い第一歩として記憶されるべき作品。チャンドラー『長いお別れ(The long Goodbye)』を底本に、二村永爾が複雑な一つの話を物語る。アクセントに自作『新ニッポン百景』等も加えつつ、なお洗練されている、というのは驚異を通り越して感嘆させられる。通底するテーマ、不本意を生きざるを得ない人間(とその中での誇り)も作品にコクと鋭さを与えている。携帯電話を巧く用いているのも凄い。そして今回は、二村永爾が。(以下乞うご期待風に)
THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ Amazon書評・レビュー: THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイより
4048735446