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白銀ジャック



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【この小説が収録されている参考書籍】
白銀ジャック (実業之日本社文庫)
白銀ジャック

白銀ジャックの評価: 3.07/5点 レビュー 134件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.07pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全44件 41~44 3/3ページ
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No.4:
(5pt)

ラストのどんでん返しに満足

直木賞受賞から既に5年近くも経つのに、最早「すべての作品が映像化されそうな」勢いの東野圭吾の新刊。
それもいきなり文庫本で出版されてうれしい限り。
実業之日本社からはスノーボード狂いになった原因である「ちゃれんじ?」が以前出されており、(そのせいか知らんけど)今回も冬の雪山が舞台です。そもそも「鳥人計画」や「夢はトリノをかけめぐる」「カッコウの卵は誰のもの」(多分他にもあった)みたいに筆者はウインタースポーツを扱った作品が多い。
ただ、今回の作品は今までの中で一番近いのは「天空の蜂」だと思う。「天空の蜂」では乗っ取られたのが原子力発電所で今回はゲレンデ、みたいな。
途中まで読んで「ベタに終わるのか?」と少し感じたが、最後の急展開には良い意味でこちらの予想を裏切られ、読み終わった後は久々にかなり満足できた。
近年は年数冊は出る東野圭吾作品だが、これはかなり上位に来ると思う。
やはり筆者はウインタースポーツを憂えていて、だからこそこの本が書かれたんだろう。なので「単なる事件」でなくその背景に社会問題がテーマにあるのがいい。
ただ最後の腕組はいらないと思う。そこだけが残念。
白銀ジャック (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:白銀ジャック (実業之日本社文庫)より
4408550043
No.3:
(4pt)

軽めの東野作品

軽めの通勤読書にぴったりのミステリー?です。
なんといってもリズム感が良く、どんどん話が展開して疲れません。
広げた風呂敷もちゃんとつじつまが合うように畳まれているし、
完結しています。
ただし、話の筋が読めてしまっても楽しめる著者の独特の作風は
ここでは発揮されていません。
絶妙な伏線からの完結ではなく、どんでん返しも想定の範囲内です。
東野氏を初めて読む方には、やはり「宿命」「変身」「手紙」
「秘密」「白夜行」「容疑者Xの献身」をおすすめします。
白銀ジャック (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:白銀ジャック (実業之日本社文庫)より
4408550043
No.2:
(5pt)

さすが東野圭吾!

『超理系殺人事件』で主人公が言っていたような理由で、ハードカバーには手を出せていなかったので、新作は全く読んでいませんでした。だから今回の『いきなり文庫!』には大変嬉しく思います。(すべて最初から文庫で出してくれたらありがたいんだけど、商売上そういうわけにもいけないんだろうな……)さて内容についてですが、さすが東野圭吾!といった感じです。安心して読めますね。テンポが良いですし。『使命と魂のリミット』が好きな人なら絶対に楽しめると思います。ぜひ!
白銀ジャック (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:白銀ジャック (実業之日本社文庫)より
4408550043
No.1:
(4pt)

ミステリーのお手本

「ゲレンデの下に爆弾を仕掛けた」。スキーやスノボーの客がすべて人質ってわけである。経営陣の判断は警察には知らせず、犯人の要求に従うというものだった。経営の視点からいうとありうる選択だ。そこから事件が進んでいくのだが、読んでいるうちに、だんだんと犯人の予想がついてくる。あちこちに事件の構図に関するヒントがあるからだ。でも、完全な予測はできない。そして真相が明らかになったとき、やっぱりなという納得となるほどというちょっとした驚きが待っている。ラスト近くにはちょっとしたサスペンスまで配する親切さ。ラストはハッピーエンドに過ぎるかなとは思うし、ものすごく意外性があるというわけではないが、その分不自然さも少なく、読者に親切なミステリーのお手本のような作品。
白銀ジャック (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:白銀ジャック (実業之日本社文庫)より
4408550043

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