殺しの双曲線

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評判

殺しの双曲線の評価:

3.71/5点 レビュー 59件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.71pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全106件 61〜80 4/6ページ
No.46
(5pt)

時代の古さを感じさせない名作!!

今から40年以上も前に書かれた西村氏の初期作品です。
なので事件に巻き込まれるカップルが200円の定食を食べるという記述など
そこかしこに時代の違いを感じる訳ですが、個人的には、
それが当時の世相、時代背景などを堪能でき面白いです。

肝心のストーリーですがこの作品のカギはズバリ、双子です。
皆さんのレビューを読んでから読みましたが、納得しました。
双子が複雑に絡み合うラストは圧巻!
氏の初期作品の傑作の一つです!
(十津川警部は登場しないのでファンの私は
それだけが寂しかったです。)
殺しの双曲線―長編推理小説 (1977年) (Joy novels) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線―長編推理小説 (1977年) (Joy novels)より
B000J8ULX4
No.45
(5pt)

時代の古さを感じさせない名作!!

今から40年以上も前に書かれた西村氏の初期作品です。
なので事件に巻き込まれるカップルが200円の定食を食べるという記述など
そこかしこに時代の違いを感じる訳ですが、個人的には、
それが当時の世相、時代背景などを堪能でき面白いです。

肝心のストーリーですがこの作品のカギはズバリ、双子です。
皆さんのレビューを読んでから読みましたが、納得しました。
双子が複雑に絡み合うラストは圧巻!
氏の初期作品の傑作の一つです!
(十津川警部は登場しないのでファンの私は
それだけが寂しかったです。)
殺しの双曲線 (1979年) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (1979年) (講談社文庫)より
B000J8GXWC
No.44
(5pt)

時代の古さを感じさせない名作!!

今から40年以上も前に書かれた西村氏の初期作品です。
なので事件に巻き込まれるカップルが200円の定食を食べるという記述など
そこかしこに時代の違いを感じる訳ですが、個人的には、
それが当時の世相、時代背景などを堪能でき面白いです。

肝心のストーリーですがこの作品のカギはズバリ、双子です。
皆さんのレビューを読んでから読みましたが、納得しました。
双子が複雑に絡み合うラストは圧巻!
氏の初期作品の傑作の一つです!
(十津川警部は登場しないのでファンの私は
それだけが寂しかったです。)
殺しの双曲線 (ジョイ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (ジョイ・ノベルス)より
4408504327
No.43
(5pt)

時代の古さを感じさせない名作!!

今から40年以上も前に書かれた西村氏の初期作品です。
なので事件に巻き込まれるカップルが200円の定食を食べるという記述など
そこかしこに時代の違いを感じる訳ですが、個人的には、
それが当時の世相、時代背景などを堪能でき面白いです。

肝心のストーリーですがこの作品のカギはズバリ、双子です。
皆さんのレビューを読んでから読みましたが、納得しました。
双子が複雑に絡み合うラストは圧巻!
氏の初期作品の傑作の一つです!
(十津川警部は登場しないのでファンの私は
それだけが寂しかったです。)
殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4)より
406136135X
No.42
(4pt)

マジックのよう

マジックを成功させるコツはいかにして観客の目をそらせるか、注意をべつな場所へ向けさせるか、それが重要らしい。

この作品は冒頭で「この話のメイントリックは双生児を利用したもの」と断っており、否が応でも双子の登場人物に注意してしまう。

また「そして誰もいなくなった」の形式を模している、とも書いてある。これだけの制約を受けても、なお読者を困惑させた話であった。

思えば西村氏は「名探偵なんか怖くない」などの作品でも、誰でも知っている有名な探偵を使って話を進めていた。

作家というと、次々新しい作品を生み出すものだが、既出のものに対してこれを再び練り上げるセンスを持つ作家はそういないと思う。

殺しの双曲線―長編推理小説 (1977年) (Joy novels) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線―長編推理小説 (1977年) (Joy novels)より
B000J8ULX4
No.41
(4pt)

マジックのよう

マジックを成功させるコツはいかにして観客の目をそらせるか、注意をべつな場所へ向けさせるか、それが重要らしい。

この作品は冒頭で「この話のメイントリックは双生児を利用したもの」と断っており、否が応でも双子の登場人物に注意してしまう。

また「そして誰もいなくなった」の形式を模している、とも書いてある。これだけの制約を受けても、なお読者を困惑させた話であった。

思えば西村氏は「名探偵なんか怖くない」などの作品でも、誰でも知っている有名な探偵を使って話を進めていた。

作家というと、次々新しい作品を生み出すものだが、既出のものに対してこれを再び練り上げるセンスを持つ作家はそういないと思う。

殺しの双曲線 (1979年) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (1979年) (講談社文庫)より
B000J8GXWC
No.40
(4pt)

マジックのよう

マジックを成功させるコツはいかにして観客の目をそらせるか、注意をべつな場所へ向けさせるか、それが重要らしい。

この作品は冒頭で「この話のメイントリックは双生児を利用したもの」と断っており、否が応でも双子の登場人物に注意してしまう。

また「そして誰もいなくなった」の形式を模している、とも書いてある。これだけの制約を受けても、なお読者を困惑させた話であった。

思えば西村氏は「名探偵なんか怖くない」などの作品でも、誰でも知っている有名な探偵を使って話を進めていた。

作家というと、次々新しい作品を生み出すものだが、既出のものに対してこれを再び練り上げるセンスを持つ作家はそういないと思う。


殺しの双曲線 (ジョイ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (ジョイ・ノベルス)より
4408504327
No.39
(4pt)

マジックのよう

マジックを成功させるコツはいかにして観客の目をそらせるか、注意をべつな場所へ向けさせるか、それが重要らしい。

この作品は冒頭で「この話のメイントリックは双生児を利用したもの」と断っており、否が応でも双子の登場人物に注意してしまう。

また「そして誰もいなくなった」の形式を模している、とも書いてある。これだけの制約を受けても、なお読者を困惑させた話であった。

思えば西村氏は「名探偵なんか怖くない」などの作品でも、誰でも知っている有名な探偵を使って話を進めていた。

作家というと、次々新しい作品を生み出すものだが、既出のものに対してこれを再び練り上げるセンスを持つ作家はそういないと思う。


殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4)より
406136135X
No.38
(5pt)

vs犯人の楽しみ

「事件の終幕」と題される、残り数十ページの楽しさといったらない。
そこに至る過程も勿論だけれど、あの場面の盛り上がりのためにあれだけの舞台と設定を整えた手腕に舌を巻く。
犯人との対決の会話劇は非常に楽しく読めた。傑作だと思う。
殺しの双曲線 (ジョイ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (ジョイ・ノベルス)より
4408504327
No.37
(5pt)

vs犯人の楽しみ

「事件の終幕」と題される、残り数十ページの楽しさといったらない。
そこに至る過程も勿論だけれど、あの場面の盛り上がりのためにあれだけの舞台と設定を整えた手腕に舌を巻く。
犯人との対決の会話劇は非常に楽しく読めた。傑作だと思う。
殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4)より
406136135X
No.36
(5pt)

本格推理小説の醍醐味を味わえた。

双曲線は,決して交わることがない2つの曲線で,なおかつ対称的である。

双子が出て来るという話しが有った時に,2つの双子の話しだろうと思った。

2つの話しが交互に出て来るので,どこかで焦点が合うのではないかと。

最後の最後に収束したので双曲線ではないが,みごとに作者に騙された。

推理小説としては,アガサクリスティの「そして誰もいなくなった」と,2つの双子の話しと,並列な話しの展開と,本格推理小説の醍醐味を味わえた。
殺しの双曲線―長編推理小説 (1977年) (Joy novels) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線―長編推理小説 (1977年) (Joy novels)より
B000J8ULX4
No.35
(5pt)

本格推理小説の醍醐味を味わえた。

双曲線は,決して交わることがない2つの曲線で,なおかつ対称的である。

双子が出て来るという話しが有った時に,2つの双子の話しだろうと思った。

2つの話しが交互に出て来るので,どこかで焦点が合うのではないかと。

最後の最後に収束したので双曲線ではないが,みごとに作者に騙された。

推理小説としては,アガサクリスティの「そして誰もいなくなった」と,2つの双子の話しと,並列な話しの展開と,本格推理小説の醍醐味を味わえた。
殺しの双曲線 (1979年) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (1979年) (講談社文庫)より
B000J8GXWC
No.34
(5pt)

本格推理小説の醍醐味を味わえた。

双曲線は,決して交わることがない2つの曲線で,なおかつ対称的である。

双子が出て来るという話しが有った時に,2つの双子の話しだろうと思った。

2つの話しが交互に出て来るので,どこかで焦点が合うのではないかと。

最後の最後に収束したので双曲線ではないが,みごとに作者に騙された。

推理小説としては,アガサクリスティの「そして誰もいなくなった」と,2つの双子の話しと,並列な話しの展開と,本格推理小説の醍醐味を味わえた。
殺しの双曲線 (ジョイ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (ジョイ・ノベルス)より
4408504327
No.33
(5pt)

本格推理小説の醍醐味を味わえた。

双曲線は,決して交わることがない2つの曲線で,なおかつ対称的である。

双子が出て来るという話しが有った時に,2つの双子の話しだろうと思った。

2つの話しが交互に出て来るので,どこかで焦点が合うのではないかと。

最後の最後に収束したので双曲線ではないが,みごとに作者に騙された。

推理小説としては,アガサクリスティの「そして誰もいなくなった」と,2つの双子の話しと,並列な話しの展開と,本格推理小説の醍醐味を味わえた。
殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4)より
406136135X
No.32
(4pt)

トラベルミステリーじゃないから乗車してみて

岡嶋二人の傑作『そして扉は閉ざされた』のレビューを書いている途中で、「そうだ、あんな面白作もあったっけ」と思い出したのが本作。トラベルミステリーの大家、或いはテレビの二時間サスペンスの原作キングとして、推理小説読者ならずとも知れ渡った西村京太郎。「何だ、十津川警部が電車に乗って、所轄も担当も関係なしに日本中どこの事件でも首を突っ込んでゆく、超マンネリドラマ原作なんかいらんよ」と、早くも途中下車しようと腰をあげたくなった方も、この作品には乗車してみても良いと思います。

本作はトラベルミステリーではなく、『そして誰もいなくなった』などに代表される、閉ざされた密室空間での推理劇。冒頭に「この作品のメイントリックは双生児であることを利用したものです」と、大胆にもトリックを明かした作者の注意書きが提示されている。これでグッと読者の興味を引きつけたうえで、双生児の兄弟による奇妙な強盗事件と、前述の雪に閉ざされた山荘での連続殺人劇が、交互に同時進行してゆく。この二つの事件が平行して描かれるという手法のために、舞台と登場人物が限られている『山荘もの』にありがちな退屈感から逃れ、二つのストーリーがどう結びついてゆくのかという期待感で、ラストまで読者を飽きさせず引っ張ってゆくという趣向だ。

正直、重箱の隅を突こうとすれば、突っ込みどころは幾らもある。元来、西村作品は全般にわたって、文章も構成も論理も荒削りだ。だが、それが裏腹に、読みやすさとスピーディなサスペンスを約束してもいる。トラベルミステリーを大量生産しはじめた後の作品は、この荒削りがすぎて、内容スカスカの惨状にまで至っているが、初期作品である本書は、スリリングに一気読みを楽しめる快作となっている。二時間ドラマの先入観を捨てて、一度ページを開いてみていい作品だと思う。他に『消えたタンカー』や『名探偵なんか怖くない』などが、西村気質の荒削りが、作品を面白くするいい方向に現れたオススメ作である。
殺しの双曲線―長編推理小説 (1977年) (Joy novels) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線―長編推理小説 (1977年) (Joy novels)より
B000J8ULX4
No.31
(4pt)

トラベルミステリーじゃないから乗車してみて

岡嶋二人の傑作『そして扉は閉ざされた』のレビューを書いている途中で、「そうだ、あんな面白作もあったっけ」と思い出したのが本作。トラベルミステリーの大家、或いはテレビの二時間サスペンスの原作キングとして、推理小説読者ならずとも知れ渡った西村京太郎。「何だ、十津川警部が電車に乗って、所轄も担当も関係なしに日本中どこの事件でも首を突っ込んでゆく、超マンネリドラマ原作なんかいらんよ」と、早くも途中下車しようと腰をあげたくなった方も、この作品には乗車してみても良いと思います。

本作はトラベルミステリーではなく、『そして誰もいなくなった』などに代表される、閉ざされた密室空間での推理劇。冒頭に「この作品のメイントリックは双生児であることを利用したものです」と、大胆にもトリックを明かした作者の注意書きが提示されている。これでグッと読者の興味を引きつけたうえで、双生児の兄弟による奇妙な強盗事件と、前述の雪に閉ざされた山荘での連続殺人劇が、交互に同時進行してゆく。この二つの事件が平行して描かれるという手法のために、舞台と登場人物が限られている『山荘もの』にありがちな退屈感から逃れ、二つのストーリーがどう結びついてゆくのかという期待感で、ラストまで読者を飽きさせず引っ張ってゆくという趣向だ。

正直、重箱の隅を突こうとすれば、突っ込みどころは幾らもある。元来、西村作品は全般にわたって、文章も構成も論理も荒削りだ。だが、それが裏腹に、読みやすさとスピーディなサスペンスを約束してもいる。トラベルミステリーを大量生産しはじめた後の作品は、この荒削りがすぎて、内容スカスカの惨状にまで至っているが、初期作品である本書は、スリリングに一気読みを楽しめる快作となっている。二時間ドラマの先入観を捨てて、一度ページを開いてみていい作品だと思う。他に『消えたタンカー』や『名探偵なんか怖くない』などが、西村気質の荒削りが、作品を面白くするいい方向に現れたオススメ作である。
殺しの双曲線 (1979年) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (1979年) (講談社文庫)より
B000J8GXWC
No.30
(4pt)

トラベルミステリーじゃないから乗車してみて

岡嶋二人の傑作『そして扉は閉ざされた』のレビューを書いている途中で、「そうだ、あんな面白作もあったっけ」と思い出したのが本作。トラベルミステリーの大家、或いはテレビの二時間サスペンスの原作キングとして、推理小説読者ならずとも知れ渡った西村京太郎。「何だ、十津川警部が電車に乗って、所轄も担当も関係なしに日本中どこの事件でも首を突っ込んでゆく、超マンネリドラマ原作なんかいらんよ」と、早くも途中下車しようと腰をあげたくなった方も、この作品には乗車してみても良いと思います。
本作はトラベルミステリーではなく、『そして誰もいなくなった』などに代表される、閉ざされた密室空間での推理劇。冒頭に「この作品のメイントリックは双生児であることを利用したものです」と、大胆にもトリックを明かした作者の注意書きが提示されている。これでグッと読者の興味を引きつけたうえで、双生児の兄弟による奇妙な強盗事件と、前述の雪に閉ざされた山荘での連続殺人劇が、交互に同時進行してゆく。この二つの事件が平行して描かれるという手法のために、舞台と登場人物が限られている『山荘もの』にありがちな退屈感から逃れ、二つのストーリーがどう結びついてゆくのかという期待感で、ラストまで読者を飽きさせず引っ張ってゆくという趣向だ。
正直、重箱の隅を突こうとすれば、突っ込みどころは幾らもある。元来、西村作品は全般にわたって、文章も構成も論理も荒削りだ。だが、それが裏腹に、読みやすさとスピーディなサスペンスを約束してもいる。トラベルミステリーを大量生産しはじめた後の作品は、この荒削りがすぎて、内容スカスカの惨状にまで至っているが、初期作品である本書は、スリリングに一気読みを楽しめる快作となっている。二時間ドラマの先入観を捨てて、一度ページを開いてみていい作品だと思う。他に『消えたタンカー』や『名探偵なんか怖くない』などが、西村気質の荒削りが、作品を面白くするいい方向に現れたオススメ作である。
殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4)より
406136135X
No.29
(4pt)

トラベルミステリーじゃないから乗車してみて

岡嶋二人の傑作『そして扉は閉ざされた』のレビューを書いている途中で、「そうだ、あんな面白作もあったっけ」と思い出したのが本作。トラベルミステリーの大家、或いはテレビの二時間サスペンスの原作キングとして、推理小説読者ならずとも知れ渡った西村京太郎。「何だ、十津川警部が電車に乗って、所轄も担当も関係なしに日本中どこの事件でも首を突っ込んでゆく、超マンネリドラマ原作なんかいらんよ」と、早くも途中下車しようと腰をあげたくなった方も、この作品には乗車してみても良いと思います。
本作はトラベルミステリーではなく、『そして誰もいなくなった』などに代表される、閉ざされた密室空間での推理劇。冒頭に「この作品のメイントリックは双生児であることを利用したものです」と、大胆にもトリックを明かした作者の注意書きが提示されている。これでグッと読者の興味を引きつけたうえで、双生児の兄弟による奇妙な強盗事件と、前述の雪に閉ざされた山荘での連続殺人劇が、交互に同時進行してゆく。この二つの事件が平行して描かれるという手法のために、舞台と登場人物が限られている『山荘もの』にありがちな退屈感から逃れ、二つのストーリーがどう結びついてゆくのかという期待感で、ラストまで読者を飽きさせず引っ張ってゆくという趣向だ。
正直、重箱の隅を突こうとすれば、突っ込みどころは幾らもある。元来、西村作品は全般にわたって、文章も構成も論理も荒削りだ。だが、それが裏腹に、読みやすさとスピーディなサスペンスを約束してもいる。トラベルミステリーを大量生産しはじめた後の作品は、この荒削りがすぎて、内容スカスカの惨状にまで至っているが、初期作品である本書は、スリリングに一気読みを楽しめる快作となっている。二時間ドラマの先入観を捨てて、一度ページを開いてみていい作品だと思う。他に『消えたタンカー』や『名探偵なんか怖くない』などが、西村気質の荒削りが、作品を面白くするいい方向に現れたオススメ作である。
殺しの双曲線 (ジョイ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (ジョイ・ノベルス)より
4408504327
No.28
(5pt)

やっぱりスゴイ!! 日本ミステリの古典の一つ

西村京太郎氏も赤川次郎氏も、デビュー当初は本格派ミステリ作家として評価されていました。
その後、時が経つに連れて『売れる作品』を量産していくのですが…

本書は、その『本格派』としての西村氏の力量が余す所なく発揮されています。

日本ミステリ史として、社会派後の、まだ新本格派の作家が登場してくる遥か以前に著されており、『ミステリ評論』のターゲットからは漏れていると思いますが、現在となっては、正しく『日本ミステリの古典の一つ』として扱って良いと思います。

PCゲーム『ひぐらしのなく頃に』『うみねこのなく頃に』をプレイされている方には、『火刑法廷』と並んで、是非お勧めいたします。
殺しの双曲線―長編推理小説 (1977年) (Joy novels) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線―長編推理小説 (1977年) (Joy novels)より
B000J8ULX4
No.27
(5pt)

やっぱりスゴイ!! 日本ミステリの古典の一つ

西村京太郎氏も赤川次郎氏も、デビュー当初は本格派ミステリ作家として評価されていました。
その後、時が経つに連れて『売れる作品』を量産していくのですが…

本書は、その『本格派』としての西村氏の力量が余す所なく発揮されています。

日本ミステリ史として、社会派後の、まだ新本格派の作家が登場してくる遥か以前に著されており、『ミステリ評論』のターゲットからは漏れていると思いますが、現在となっては、正しく『日本ミステリの古典の一つ』として扱って良いと思います。

PCゲーム『ひぐらしのなく頃に』『うみねこのなく頃に』をプレイされている方には、『火刑法廷』と並んで、是非お勧めいたします。
殺しの双曲線 (1979年) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (1979年) (講談社文庫)より
B000J8GXWC