■スポンサードリンク


パラドックス13



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
パラドックス13
パラドックス13 (講談社文庫)

パラドックス13の評価: 7.00/10点 レビュー 11件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

パラドックス13の感想

まず題名に惹かれる。

第1章ですぐに、13時13分に発生するブラックホールによる時間の跳びが発生する、その時になにか大事故がおこればどのような影響が生じるかわからいから何もするなという首相官邸の会議風景からのスタートで SFなんだと理解し、東野圭吾がSFかぁとある意味驚くとともに、期待が募る。

と同時になにか不自然で、早々に文中の科学者の説明が、「何が起こるかわかない」としている時点で、少なくとも本格SFではあるまじき科学的な根拠を放棄して物語がスタートする。

場面が変わり気づけば人が誰も世界世界に取り残された主人公がその世界で生き残った人達と共になぜか壊滅していく東京でサバイバルしながら・・・という映画でよくあるストーリーになるのだが、なぜ彼らだけが生き残ったかという謎もそうそうで予想がつき、期待はそのなかで生じる人間模様。

主人公の兄がリーダーシップをとって生存の為に突き進むのだが、彼は頭が切れるのは当たり前で、清廉潔白で意志が強く将来を見据える展望も持つ、とはいえ人の意見を聞き入れらえる度量を持つ理想のリーダー像で、前半は順調に生存メンバーを引っ張って話しが進む。

のだが面白いのは後半以降。

なぜか彼の正しさがメンバー通じなくなってくる。それは、なにも彼が強硬なことを言ったわけでも、独裁的になるわけでもない。全くブレがない。

では何が?というと、周りの人間が変化するのである。要は彼に慣れてきて、個人的主張や感情をぶつけ始めるのである。とはいえ、彼も強くてブレない

その掛け合いはさすが東野圭吾といいたくなる人間模様のあぶりだしで、人間の描写やスピード感は言うに及ばず、その表現力は秀逸である。

とはいえ、彼にも不得手な分野があるんだなぁというのが率直な感想で、無理してSFチックにした感は否めない作品であった。

とも
4ND5R58B
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

パラドックス13の感想

いつもの事ながら。この作者の作品は読みやすい。一気に読んでしまいました。ただし

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

サイ
ESRN4BQH

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!