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【ユージン・イジー】
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地上90階の強奪の評価:
8.00/10点 レビュー 1件。 B ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点8.00pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
古くて楽しくて男臭い、正統派のバディ物語
シカゴを舞台にしたクライム・ノベルの作家ユージン・イジーの邦訳第3弾。シカゴNo.1の金庫破りボロが、息子同然に育てた弟子のヴィンセントと組んで超高層ビル・シアーズタワーの90階の金庫を破る、ハードボイルド・サスペンスである。シカゴ・マフィアのトップを巡る陰謀に絡んでマフィアのボスの金庫破りを依頼されたボロが、自分の命を預ける相棒にヴィンセントを選んだのは、これが最後の大勝負と決めたからだった。真冬のシアーズタワーの90階にビルの壁面を伝って外から侵入するという危険極まりない荒仕事だけに成功報酬は莫大で、成功すればボロは引退し、ヴィンセントも足を洗って恋人と家庭を築けるという目算だった。しかし、組織内での権力争いからマフィアのメンバーが暴走し、さらにマフィア退治に執念を燃やす二人の刑事が絡んできて、事態は複雑で先が読めなくなってくる…。まず第一に、超高層ビルの90階で外壁を伝って侵入する、しかも雪と強風が吹き荒れる真冬の早朝にという、手に汗握る舞台設定が抜群。さらに、自らの死期を意識したボロと、親子のように接してきたヴィンセントとの年齢差を超えたバディ物語が感動的で、感涙ものの超一級ハードボイルド作品である。また、主人公に絡むマフィアや刑事、泥棒仲間のキャラクターが秀逸で、ストーリー中に挟まれるエピソードが生き生きと躍動している。パターン通りの展開でも飽きさせない、古くて面白いハードボイルドを探している読者に自信を持ってオススメする。
シカゴを舞台にしたクライム・ノベルの作家ユージン・イジーの邦訳第3弾。シカゴNo.1の金庫破りボロが、息子同然に育てた弟子のヴィンセントと組んで超高層ビル・シアーズタワーの90階の金庫を破る、ハードボイルド・サスペンスである。
シカゴ・マフィアのトップを巡る陰謀に絡んでマフィアのボスの金庫破りを依頼されたボロが、自分の命を預ける相棒にヴィンセントを選んだのは、これが最後の大勝負と決めたからだった。真冬のシアーズタワーの90階にビルの壁面を伝って外から侵入するという危険極まりない荒仕事だけに成功報酬は莫大で、成功すればボロは引退し、ヴィンセントも足を洗って恋人と家庭を築けるという目算だった。しかし、組織内での権力争いからマフィアのメンバーが暴走し、さらにマフィア退治に執念を燃やす二人の刑事が絡んできて、事態は複雑で先が読めなくなってくる…。
まず第一に、超高層ビルの90階で外壁を伝って侵入する、しかも雪と強風が吹き荒れる真冬の早朝にという、手に汗握る舞台設定が抜群。さらに、自らの死期を意識したボロと、親子のように接してきたヴィンセントとの年齢差を超えたバディ物語が感動的で、感涙ものの超一級ハードボイルド作品である。また、主人公に絡むマフィアや刑事、泥棒仲間のキャラクターが秀逸で、ストーリー中に挟まれるエピソードが生き生きと躍動している。
パターン通りの展開でも飽きさせない、古くて面白いハードボイルドを探している読者に自信を持ってオススメする。