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かっこいいのか悪いのか、イマイチつかめない夢水名(迷)探偵。
揺るぎ無いはずの「日常」が乱れる時、人の心の奥に潜む「闇」と直面する。精神の内からわき出る「妖怪」という名の怪異。
―それは何の変哲もない、ただの箱に見えた。幾分、湿った感触の、大きめの段ボール箱。
ゴシック様式の尖塔が天空を貫き屹立する、流氷館。
アトムくんとのラブシーンを描いた“ヤオイ本”が大介の元に届いた。
天国から「地上研修」に来ている天使のマリと、地獄から「成績不良」で叩き出された悪魔・黒犬のポチ。
今日まで25五年かかった―。長野の農家に嫁いだ郁子は、結婚間もないころから抱いていた決意を実行した。
古城のような館に住む美女から招待を受けたクロロックとエリカの吸血鬼親子。
探偵小説界に於ける本格派の巨星として一般から期待されていた著者の、処女作『琥珀のパイプ』から、最新の力作『ニッケルの文鎮』に至るまで、いずれも探偵小説の正道をふんだ作品を収録した創作集。
わたし眠るのが恐いんです。結婚を目前に控えた市川倫子と名乗る女が、量子のカウンセリングルームを訪れた。
奥多摩の山荘で発見された、美術商鳥居忠直の刺殺体。鳥居は詐欺師の春原から時価二億円の仏像を預かったまま失踪中だった―。
麻衣子たちは、軽井沢の林道で、闇に浮かびあがる白い人影を見た。
江戸時代から遊廓を営んでいた旧家にもたらされた殺人予告。かつて狂死した遊女の怨霊祓いの夜、果たして起きた二つの殺人事件。
友人の誘いで会津若松を訪れた二階堂日美子。そこで彼女は、地元の山林王・内山一族を襲う殺人事件に遭遇する。
「念力で人を殺したら罪になるんですか」人気超能力者・田代貢はテレビ番組収録後に殺人を宣言した。
「なぜ僕の家が狙われたんだ」十六年前、押込み強盗に両親と妹を殺されたプロボウラー草柳は、偶然見付けた盗品のボールに犯人の手掛りをつかんだ。
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