映画事業で大成功をおさめ、その資金で革命家・孫文を支援し続けた梅屋庄吉。

この熱量はすべての読者を圧倒する。 衝撃の松本清張賞受賞作。

臨床心理士になって四年の水沢藍を 訪ねてきた聡美。 診察室に入った彼女は、 何かに憑かれたように話し始める。

ついに封印を解かれたのは、著者初の「ノワール小説集」。

著者曰く「これがおそらくわが最後の作品集になるだろう」（編集者「信じていません！」）。

「ワぁ、ゴッホになるッ！」 1924年、画家への憧れを胸に裸一貫で青森から上京した棟方志功。

なぜ、人と人は争わねばならないのか? 日本史上最大の危機である元寇に、没落御家人が御家復興のために立つ。

大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗。

武士が護るべきは、主君か、家族か。

大正時代末期、大阪船場。画家の壮一郎は、妻・倭子の死を受け入れられずにいた。

役立たず署長、日本の空の玄関を守ります! 成田空港でGS(グランドスタッフ=空港業務スタッフ)として働く咲良は人気の芸人の帰国を知り、芸能人を間近で見れることにワクワクする。

ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。

明日、会社がなくなる。 最後に残った二億円、俺がもらってもいいはずだ。

第22回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作、文庫化です! 紀元前1300年代後半、古代エジプト。

「世を、人の心を変えるのだ」「人をあきらめない。それが我々の戦いだ」 ――平安時代「童」と呼ばれる者たちがいた。

神社に詩集を置かせてくれと頼んできた女子高生の佑紀奈には、玲斗だけが知る重大な秘密があった。

関ヶ原の戦い、大坂の陣、 そして日本史上最大級の内戦・島原の乱。

メキシコで麻薬密売組織の抗争があり、組織を牛耳るカサソラ四兄弟のうち三人は殺された。

紫式部が生きた平安中期を描く、豪華絢爛宮中絵巻。

2008年のデビューから2023年現在までの15年間の軌跡を辿る。温かな言葉で綴られた、笑いと涙あふれるエッセイ集。

蝶が恋しい。蝶のことだけを考えながら生きていきたい。

「春に翔ぶ」瀬戸内の島で出会った櫂と暁海。二人を支える教師・北原の秘められた過去。

1944年、ナチス体制下のドイツ。

千葉県富津市の清掃会社に勤める町谷亜八(ハチ)は、過去に傷害事件を起こし執行猶予中の身だ。