織田信長軍団の若武者・長岡与一郎(のちの細川忠興)は、仲間の万見仙千代、荒木新八郎らとの勝負を経て、彼らの友情に支えられ、信長の養女にして重臣・明智光秀の娘・玉(のちのガラシャ夫人)を娶った。

実の父である徳川家康に毒殺された悲劇の猛将結城秀康。

関ヶ原合戦が終わった。天下分け目の大戦に勝利した東軍徳川方では恩賞問題に苦悩していた。

応仁の乱以降、室町幕府は力を失い、群雄が割拠し、世は乱れた。

明治維新そのものが持つ思想と制度の欠陥に根本原因があるのではないか―1932年、イェール大学で歴史学を研究する朝河貫一は、日露戦争後から軍国主義に傾倒していく日本を憂えていた。

時は鎌倉末期。後醍醐天皇率いる軍勢が挙兵し、倒幕の機運が高まっている。

平安時代末期、末法の世。貴族たちの権力抗争は、皇位継承をめぐる骨肉の対立と結びつき、頂点に達した。

小田原の北条氏を滅ぼし、天下統一の総仕上げとして奥州北端の九戸城を囲んだ秀吉軍。その兵力はなんと15万。

織田信長に見出されて娘婿となり、その薫陶を受けて成長した蒲生氏郷。

戦国時代、朝廷から金掘り御免の認可を得ていた三島家は石見銀山から莫大な収益をあげていたが、近隣勢力によって家を滅ぼされる。

倉橋長五郎政重は、徳川家御先手組にあって、無敵の大業“鬼落とし”で知られた槍の名手。

「その日を死に番と心得るべし」との覚悟で幾多の合戦を生き抜いた藤堂高虎。

倒幕の機運が高まる鎌倉末期。

時は推古天皇の御世。混乱を極めた大陸に統一国家“隋”が誕生。

失敗は絶対に許されない！ 国のため命を賭して大海を渡った遣唐使を描く歴史大作 西暦六六三年、日本の天智天皇は、唐と新羅に滅ぼされた朝鮮半島の国・百済を再興させようと四万の軍を送ったものの、白村江の戦いで唐に大敗を喫した。

反乱、暗殺、裏切り、虐殺、謀略。栄耀栄華を極めた者は、明日は無残な敗者となった―。

鳥羽・伏見の戦いに敗れ、旧幕軍は窮地に立たされていた。

武士道と云うは死ぬ事と見つけたり 武士道の神髄を描く、圧巻の歴史巨編! 藩内の諍いに巻き込まれた佐賀藩士の田代陣基は、武士の意地を見せるために切腹を決意した。

五百万両の借金をかかえる破綻寸前の薩摩藩の財政建て直しを島津重豪から命ぜられた調所笑左衛門広郷。

「天下布武」―武力を背景に世を変革してゆく信長は、天正九年、安土を中心に磐石の体制を築いていた。

能登七尾の畠山家に仕える武士の家に生まれた信春は、10歳で長谷川家の養子になる。

足利幕府が擁立する北朝に皇統を奪われた南朝方。

葉室麟が遺した幻の作品が蘇る――。

理不尽な理由で牢人を命じられた祐筆・田代陣基。

守護代本家の被官でありながら尾張統一の野望を抱く織田信秀。その寵愛を一身に受け、嫡男信長は武芸に秀でた青年へと成長する。

豊臣秀吉亡き後、再び風雲急を告げる乱世。徳川家康に従うか、それとも石田三成につくか。

平安末期。平氏追討の決起を促す以仁王の令旨が兄弟の運命を変えた。

江戸に流通革命をもたらす波浮の築港計画。

関ヶ原以後、新座衆の扱いに苦慮する加賀前田家で、家老の罠に落ちた男・太田但馬守。

将軍は心に孤独を抱え、武士は破滅に向かって突き進み、若者はおのれの未来を信じた…。

101日間の太平洋漂流の末たどりついた南の島から、孫太郎の数奇な半生は始まる。

豊後羽根藩の檀野庄三郎は不始末を犯し、家老により、切腹と引き替えに向山村に幽閉中の元郡奉行戸田秋谷の元へ遣わされる。

俊英と謳われた豊後羽根藩の伊吹櫂蔵は、役目をしくじりお役御免、いまや“襤褸蔵”と呼ばれる無頼暮らし。

寛政期、西国の小藩である月ヶ瀬藩の郡方・日下部源五と、名家老と謳われ、幕閣にまで名声が届いている松浦将監。

信玄亡きあと屈指の大国を受け継いだ武田勝頼は、内憂外患を抱えていた。

不条理な世を渡る武器は、気骨と果断。利に生きるか、義に死すか。

「喰ってやる! 」 侍火消・松永源吾はひたむきに炎と闘う! 仲間を、友を、誰かを〝信じる〟ことが未来を紡ぐ。

将軍の首が消えた!尼将軍・政子の深謀とは?『銀漢の賦』『秋月記』『花や散るらん』で時代小説界を席巻した新鋭が挑む、鎌倉幕府最大の謎。

戦国乱世を生き抜き、徳川の天下となったのちも、大名として、茶人として名を馳せた小堀遠州。

坂本龍馬が認めた男・陸奥宗光は、維新後、不平等条約の改正に挑む。

天才絵師の名をほしいままにした兄・光琳が没して以来、尾形乾山は陶工としての限界に悩んでいた。

情報戦を勝ち抜き、戦国の世を生き延びろ! 臨場感MAXの戦国時代小説 天下の簒奪を企む徳川家康は、豊臣家を滅ぼすべく大坂城攻略に乗り出した。

関東の覇者・北条氏康の七男に生まれ、幼少期を箱根権現で過ごした三郎は、越相同盟の証として上杉謙信の養子となる。

英雄の若かりし日々を描く、零の物語――十六歳の新人火消松永源吾は、逸る心を抑えられずにいた。

日本の礎は、この男によって築かれた。

薩摩藩主・島津斉彬に見出された若き日の西郷隆盛。