広告代理店に勤務する薫と乃梨子は、同期入社。仲はよいが相手と自分を比べずにいられない微妙な関係。

恋も仕事も順調だった三一歳の怜子は、五年付き合い、結婚も考えていた耕一郎から突然別れを告げられる。

愛したことが間違いなんじゃない。ただ少し、愛し方を間違えただけ──。

等身大の女性を描く、第126回直木賞受賞作。

同僚にプロポーズされたのを機に、不倫中の上司と別れる決意をした朋絵だったが、最後のデートを後輩に目撃され…。

抱かれたい。触れられたい。

この不幸は、いつまで続くのだろうか―。平凡な結婚生活の先に待っていたのは、思いもよらぬ夫からの暴力だった。

並木響子は娘を死に追いやった男を殺す機会をついに得た。

幼馴染みの事故死。 残された3人は人生をどう歩むのか――。

いつになったら、私は自由になれるのだろう。恋愛小説の最高傑作。

ミス・ユニバース日本事務局で働く由希のボスは、NYの本部から送り込まれた美の伝道師エルザ。

恋愛小説の名手が満を持して描く故郷・金沢の女たち 金沢の花街に生きる２人の芸妓。

あの日、あんなことをしなければ…。心ならずも親友を裏切ってしまった中学生さくら。

女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。

捜査のためなら、俺は外道にでもなる。

専業主婦の小夜子は、ベンチャー企業の女社長、葵にスカウトされ、ハウスクリーニングの仕事を始めるが…。

中学校の同窓会の幹事をするはめになった宏樹だったが、参加者は一向に集まらない。

女優、OL、キャバクラ嬢、資産家令嬢―年齢も職業も異なる四人が耽溺する、美容整形の世界。

愛人の援助を受けセレブ気取りで暮らす32歳の千遥は、幼い頃から母の精神的虐待に痛めつけられてきた。

「愛してないから、こんなに自由になれるの」「それでも、お前と一緒にいたかったんだよ」。

才色兼備の姉と正反対の妹。しかし姉は、母の死、恋人との別離から過食に走り、見るも無惨な姿に変貌していく。

軽井沢にほど近い、別荘と住宅が混在する静かな森の一画。

家事と育児に追われる高村文絵はある日、中学時代の同級生、加奈子に再会。

最愛の娘を殺した母親は、私かもしれない。

わかば銀行から契約社員・梅澤梨花(41歳)が1億円を横領した。梨花は海外へ逃亡する。

男にだまされた母・肉子ちゃんと一緒に、流れ着いた北の町。肉子ちゃんは漁港の焼肉屋で働いている。