石橋を叩いても渡らない心配性の高校生・中崎夕也はある夜、七不思議を司る精霊・テンコと出会う。

海里克也は保健室で目を覚ました。なぜここにいるのか?保健医の鏡司によると、階段で転んで気を失っていたらしい。

将来、NASAのエンジニアになりたい小学六年生の佐倉ハルくんは、風船宇宙撮影を目指しています。

いじめをする奴は、もちろん最悪だ。だが、いじめを見過ごす奴だって最悪だ。

親を亡くし、親戚中をたらいまわしにされる不幸な少女、勇希。

彼氏にフラれた私・三浦加奈は、死のうと決意して屋上へ向かう。

突如転校してきた森山燐は不治の病を患っていた。俺は彼女と共に、ライブを演り、最高の時間を共に過ごし…そして、燐は死んだ。

父親が多額の借金を残して亡くなった。

どうして、僕は大学受験をするのだろう。

普通の高校生活を送る僕・相葉孝司に突然起こった「自分以外の時が1時間だけ止まる」という不思議な現象。

失業中の青年・高坂賢吾と不登校の少女・佐薙ひじり。

この風変わりな博物館には、古いものだけでなく大切な想いと奇妙な依頼も集まるみたいです。

声の色が見える僕は、透明な君に恋をした。

選考に関わる全ての人の心を震わせた、第23回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作　 大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。

高校を卒業して5年ぶりの同窓会は様々な想いを抱えて参加する者ばかり。

小学生の青斗が住む海沿いの田舎町には、ひとつの伝説があった。

平凡な僕が唯一他の人と違うこと。それは人の死を予告する幻影を見る力があることだ。

12月の北海道。

中学校にはいろいろな生徒がいる。

堀川次郎は高校二年の図書委員。

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。

友達の死から始まった苦い夏休み。僕らは、幽霊に導かれて旅に出た。

これは、僕が君に出逢い恋をしてから、君が僕に出逢うまでの、奇跡の物語。

幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。

横浜・元町の古びた靴修理店「コルドニエ・アマノ」。

様々な悩みを抱える人々が集ういつもの街角で、人気の占い師ミス・アンジェリカが人を占うことの責任を感じ、ひそかに姿を消した―。

港の見える丘公園・あけぼの子どもの森公園・石神井公園・航空記念公園、そこでしか起こりえない、四つのちいさな奇跡。

昼間はOLにして鍵穴からの観察者、ミス・ブースカ。夜は街角の婚活占い師として人気の、ミス・アンジェリカ。

紅染まる遠野に恋の季節が訪れる! 座敷童子コンビが贈る平成あやかし譚。 季節は秋。

「賭けをしませんか?」と受話器の向こうの女は言った。 「十二歳の夏、あなたは初鹿野さんに恋をしました。

自分で殺した女の子に恋をするなんて、どうかしている。 「私、死んじゃいました。

恋人の過去と繋がる一冊の交換日記。本当に好きだった。

ひとつきに二度、満月が見られるブルームーンの8月。17歳の僕は京都の嵐山にある祖母の家に帰省した。

前触れなく人間が消滅し、その痕跡も、周囲の人々の記憶からも消え去ってしまう世界。

団地に住む小学生が失踪しては数日で戻ってくる事件が立て続けに発生している。

二周目の人生は、十歳のクリスマスから始まった。

―ぼくは、彼女が誰なのかわからない。

1945年7月、ナチス・ドイツの敗戦で米ソ英仏の4カ国統治下におかれたベルリン。