榎本武揚
- 幕末 (129)
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榎本武揚を知ってから彼を主人公にした作品を何冊か読んでみたが、悲壮感漂う箱館戦争のラストを描き、残り数ページで明治ではこんなに活躍しましたよ、とだけ書かれることが多かった。その後が知りたくて本作を買ったが、見事期待に応えてくれた作品だった。 気持ちも満たされたし、文章も読みづらさはなかったが、期待以上の作品ではなかったので申し訳ないけど☆4つ。 展開は適度に早いので再読には優れていると思う。 | ||||
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語学に優れ、多方面に非凡なる知識を持ち、行動力にあふれたその人となりに感服します。それにしても何故、現代においてはこのような素晴らしい政治家が日本には出ないのでしょうか? | ||||
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榎本武揚と聞けば、 戊辰戦争の締め括りである函館戦争で旧幕府側の総裁として、新撰組の副局長であった土方歳三らと共に奮戦したのちに降伏して、その後新政府の一員として活躍した、 といった程度の知識しか私は持ち合わせておりませんでした。 少し調べてみると、榎本家が旗本になったいきさつ、若き日の江川太郎左衛門の塾や昌平黌でのこと、留学生として海外に行っていた時期などの秀才ぶりも大変興味を惹くものがありますが、 本作は函館戦争から始まります。 その函館戦争が終わってからが面白いです。牢屋で牢名主となった時のエピソード、黒田清隆が助命運動に奔走してくれて蝦夷地の開発を行なう事になったり、 シベリアの調査、外交官として条約改正の交渉をして樺太・千島交換条約を成功(世間はそうは思っていなかったらしいが)させるなどの実績を積んでゆきます。 内閣が出来る頃になると、 薩長の権力争いのいわば緩衝材として大臣として入閣するも、 世間からはニ君に仕える不届き者などと謗られ、それでも耐えて役目を全うする姿が何とも言えない気持ちになります。 榎本の経歴だけをちょっと眺めれば超が付くほどのエリートにしか見えない気もするが、 実際は、役人としても科学者としても、人間としても大変に優れた好人物である事が分かってきます。 どんな批判を受けようとも、どんなに出世しようとも、 生涯、落魄した旧幕府の人間を助けていき、 仕事人としても他人を尊重し振る舞い信頼を得、国際人としても活躍するその姿は 国際的な江戸っ子と言えるのではなかろうか、 模範とすべき人間の型の一つではないかと思います。 | ||||
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