海賊丸漂着異聞



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

0.00pt (10max) / 0件

6.00pt (10max) / 1件

Amazon平均点

4.00pt ( 5max) / 2件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
1pt
サイト内ランク []-総合:1435位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

10.00pt

80.00pt

20.00pt

20.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1996年08月
分類

長編小説

閲覧回数2,140回
お気に入りにされた回数1
読書済みに登録された回数5

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

海賊丸漂着異聞 (創元推理文庫)

2005年03月24日 海賊丸漂着異聞 (創元推理文庫)

時は幕末の動乱期。御蔵島にアメリカの商船が漂着した。島民はやむなく異人たちの上陸を許可するが、その処遇に島の上役らは頭を抱える。時同じくして島内で起きた事件の始末もあり、難題絶えぬ中、やがて各集団で怪死や失踪が相次ぐ…。事態の打開に腐心する若き指導者の前に現れたのは、かのジョン・万次郎だった。時代小説とミステリの妙味が融合した第七回鮎川哲也賞受賞作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

海賊丸漂着異聞の総合評価:8.00/10点レビュー 2件。-ランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

現在レビューがありません


※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.2:
(4pt)

ミステリとしては☆三つ 時代小説としては☆五つ

文久三年(1863年)、伊豆七島の御蔵島にアメリカの商船バイキング号が漂着する。島民たちはやむなく船の乗員20名と、アメリカの鉱山で働くために渡海中だった清国人400名の上陸を許可したところ、失踪事件や怪死が相次いで起こる。船の漂着と時を同じくして島内で起こった事件の始末もつかぬまま、その処遇に頭を悩ます若き島役人 市左衛門の前に現れたのは、若いころ海を漂流中にアメリカの捕鯨船に助けられ、そのままアメリカで数年暮らしたことがあるというジョン・マンこと中浜万次郎。その経験と語学力を頼みに、市左衛門と二人、事件の謎を追い始める。
実際にあった、アメリカ商船漂着事件を題材にした時代ミステリです。
トリックやプロットは、似たようなものを他の作品で読んだことがあるようなものでしたが、まあ合格点。無難にまとまっているといった印象。ただ、探偵役を万次郎と市左衛門の二人が務めているのですが、両者とも魅力ある人物に描かれていて好感は持てるものの、ミステリとしては、探偵役をどちらか一人にして事件の謎を解かせたほうが、インパクトが強かったのでは。
時代小説として読むと、幕末期、罪人を流した伊豆七島のひとつの島の様子や島民の暮らしぶり、外国船の漂着という一大事件に対する幕府の煮え切らない対応ぶりなど、とてもおもしろく読めました。
ミステリ好き、時代小説好き、どちらにもおすすめできる一冊です。
海賊丸漂着異聞Amazon書評・レビュー:海賊丸漂着異聞より
4488023487
No.1:
(4pt)

歴史小説

 1996年に出た単行本の文庫化。 第7回鮎川哲也賞の受賞作。著者はシナリオライターとして文筆業に携わっていた人物のようで、文章もしっかりしているし、構成もうまい。 1863年にアメリカの商船バイキング号が、伊豆七島のひとつである御蔵島に漂着した事件を題材とした歴史ミステリ。事件の詳細はもちろん、島の文化や地形なども良く調べられており、足腰のしっかりした時代物に仕上がっている。主人公の成長物語としても面白い。 ただ、ミステリとしては物足りない。トリック、探偵ともにいまいちだし、解決のカタルシスにも欠ける。このひとは時代小説に転向した方が良いのではないかと思った。ちょっと検索してみると、本作以降は『榎本武揚―幕末・明治、二度輝いた男』PHP研究所,1997年や『真説 仕立屋銀次』光文社,2001年、を手がけているようだ。賢明な選択だろう。
海賊丸漂着異聞Amazon書評・レビュー:海賊丸漂着異聞より
4488023487



その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク