浮遊封館

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種別
長編
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7
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あらすじ

2008年07月23日 浮遊封館<ミステリー・リーグ>

全国で「死体が消える」という不可解な事件が続発していた。犠牲者の数が130人分足りない飛行機墜落事故。監視者の目前で次々人が減っていく宗教団体。また、身元不明死体ばかりが火葬されずにどこかへ運ばれているらしいとも。さまざまな謎がやがて一本に繋がるとき、底知れぬ異形の論理が浮かび上がる。ついに沈黙を破った鮎川賞作家による書き下ろし。(「BOOK」データベースより)

評判

浮遊封館の評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク

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浮遊封館の総合評価:

7.20/10点 レビュー 5件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5
(3pt)

謎は提示されるが、真相が分かってしまう上に後味が悪いのが残念。

今回も蜘蛛手&宮村コンビが事件に挑む構図は同じだが、そこに至るまでの謎の提示が長い。

一見関係のない事件が、やがて怪しい宗教法人で繋がってゆき、そこに建築系のトリックが、と言う展開は良いが、前半が長いし、謎が余り謎でもなく意外と真相が分かってしまうのが残念。

その上でオチ(動機)も後味が悪いだけで、イヤミス系になってしまった。
浮遊封館<ミステリー・リーグ> Amazon書評・レビュー: 浮遊封館<ミステリー・リーグ>より
4562041714
No.4
(2pt)

序盤から事件に「狂信的な宗教団体」が関わっているため、真相に意外性が無くなっている

※※※ 真相に触れています ※※※

全国で「死体が消える」という不可解な事件や、犠牲者の数が130人分足りない飛行機墜落事故など、大仰で不気味な謎は興味をそそられるが、序盤から「怪しげな宗教団体絡み」の事件である事が明白にされていて、その宗教団体が不気味な(信者にとっては聖なる)ドームを建設している、という部分を読んだ地点で、ほとんど基本的な謎の真相には見当がついちゃいました…。「狂信的な宗教団体」という設定を隠れ蓑にして、上手く真相を外してきてくれるかと期待しましたが、序盤から予想していた通りの、そのままのオチでした。

↓ 以下、突っ込み所としては、

・飛行機事故はほとんどの場合、遺体は大きく損壊してしまうので、彼らの目的である〇〇集めに最もそぐわない方法だという事。作中で色々と工夫してるが、どうなるかはやってみないと分からないワケで、目的に対してやる事のリスクと不確実性が高すぎる。

・手っ取り早く集めようとしたのだとしても、一方では被害者を何年も監禁して適正な寸法になるまで待っていたりと、やってる事に矛盾がある(それなら何処かで適正なサイズの人間を攫ってくれば早いのでは?)。

・そもそもサイズ以外の人選の根拠が不明。信者の〇〇を使ってるようなシーンもあるが、一般人と信者の何を基準として選別しているのかが分からず、選別基準に一貫性が無い。

・教祖である〇〇が、ナーガの剣で侵入者を〇〇すというのも、ご神体でそんな事をしていいのかと(笑)。教祖だから何をしてもいいのか?

・何故、本間があそこまで神経質にマンション室内の手直しをさせていたのも不明(38度に設定してある部屋の存在も謎。〇〇の保管のためとしても、あまりに数が多すぎるだろうし、そもそもそんなものが保管されていたという描写も無し)。

・雪密室の必然性の無さ。あのシーンでわざわざ密室を謎として出す意味ってあるのかな?単に密室ネタを思いついたから使ってみた、という印象が強い。

…などなど。

「死体が大量に消える」という謎は非常に不気味で、その後の展開と真相に興味が湧くんだけど、上記のように、結局は「狂信的な宗教団体」が原因である事を序盤からバラしているので、それが結果として「狂信的な信仰絡みなら殺人の動機や手段は何でもアリ」になってしまい、かつ真相の意外性にも繋がらなくなってしまった感がある。
浮遊封館<ミステリー・リーグ> Amazon書評・レビュー: 浮遊封館<ミステリー・リーグ>より
4562041714
No.3
(2pt)

「狂信的な宗教団体」が関わっているという地点で真相に意外性が無くなってしまう

※※※ 真相に触れています ※※※

全国で「死体が消える」という不可解な事件や、犠牲者の数が130人分足りない飛行機墜落事故など、壮大で不気味な謎は興味をそそられるが、序盤から「怪しげな宗教団体絡み」の事件である事が明白な事と、さらにその宗教団体が不気味な(信者にとっては聖なる)ドームを建設している、というのを読んで、ほとんど真相の見当がついちゃいました…。それを隠れ蓑にして上手く真相を外してきてくれるかと期待しましたが、序盤から予想していた通りのオチでした。

↓以下、突っ込み所としては、

・飛行機事故はほとんどの場合、遺体は大きく損壊してしまうので、彼らの目的である〇〇集めに最もそぐわない方法だという事。目的に対してやる事のリスクと不確実性が高すぎる。

・手っ取り早く集めようとしたのだとしても、被害者を何年も監禁して適正な寸法になるまで待っていたりと、やってる事に矛盾がある(それなら何処かで適正なサイズの人間を攫ってくれば良いのでは)。

・そもそも彼らにとって「聖地」となるべき重要なドームを建設するのに、信者以外の無関係な人間の〇〇を使うのは冒涜に当たらないのだろうかという疑問。

・教祖である〇〇が、ナーガの剣で侵入者を〇〇すというのも、ご神体でそんな事をしていいのかという疑問(笑)。

・また、本間があそこまで神経質にマンション室内の手直しをさせていたのが何故か不明(38度に設定してある部屋の存在も謎)。

・雪密室の必然性の無さ。

…などなど。

死体が大量に消えるという謎は面白いんですが、結局「狂信的な宗教団体」が原因である事を序盤からバラしているので、それが結果として「信仰絡みなら動機としては何でもアリ」になってしまい、かつ、真相の意外性にも繋がらなくなってしまった感があります。
浮遊封館<ミステリー・リーグ> Amazon書評・レビュー: 浮遊封館<ミステリー・リーグ>より
4562041714
No.2
(5pt)

長かった鮎川賞受賞後第2作目

鮎川賞受賞後8年経ってからやっと出た門前氏の2作目である。1作目の登場人物が引き続き登場するが、1作目の建築中のビルが舞台なのに対して、本作は飛行機墜落事故、新興宗教ネタ、雪のマンションの足跡なき殺人などスケールが非常に大きく、かなりの大風呂敷をこれまたラストで島田直系と言える奇想炸裂のとんでもない真相が明かされる。
真面目な人には何だそれはという事件の真相だが、新興宗教絡みということで、こういうのもアリかなと強引に納得させるのだ。
プローローグとエピローグだけ抜き取ると物凄く陰惨な話だが、そちらにはあまり踏み込まず、あくまで奇想ありきの人間ドラマ皆無の本格に殉じた作品。
浮遊封館<ミステリー・リーグ> Amazon書評・レビュー: 浮遊封館<ミステリー・リーグ>より
4562041714
No.1
(3pt)

輪郭の掴めない薄い探偵

・飛行機墜落事故で消えた130人の遺体の謎
・人が消えていく宗教施設の謎
・雪密室で口から剣を刺されて死んだ男の謎

宗教団体の暗躍と陰謀により、次々と提示される謎は魅力的で、最後に明かされるドームの秘密はインパクト十分です。

ただ、登場人物の魅力が恐ろしく乏しい為、物語に感情移入が出来ず、一気に読み進めるには加速が足りません。
最も顕著なのは、「蜘蛛手」という如何にもな魅力的な名を持ちながら、それ以外に特出した魅力が無い驚くべき建築設計士探偵です。
出番が少ない事を憂慮したとしても、あまりに人物の描写が少なく、輪郭が全く掴めません。

登場人物の魅力を重視する人にはお奨めしません。
浮遊封館<ミステリー・リーグ> Amazon書評・レビュー: 浮遊封館<ミステリー・リーグ>より
4562041714

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