八日目の蝉

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初版刊行(参考)
種別
長編
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9,000回
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14
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104
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あらすじ

2011年01月22日 八日目の蝉 (中公文庫)

逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか…。東京から名古屋へ、女たちにかくまわれながら、小豆島へ。偽りの母子の先が見えない逃亡生活、そしてその後のふたりに光はきざすのか。心ゆさぶるラストまで息もつがせぬ傑作長編。第二回中央公論文芸賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

評判

八日目の蝉の評価:

8.00/10点 レビュー 7件。 A ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点8.00pt

八日目の蝉の総合評価:

8.12/10点 レビュー 432件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全5件 1〜5 1/1ページ
No.5
(8pt)

周りと違うことの生きづらさを(非ミステリー)

すでに映画でもテレビドラマでも高評価を得ている、角田光代の代表作。幼児誘拐の話ではあるが、ミステリーではない。
不倫相手の子どもをおろした希和子は、男の家族が住むアパートを隠れて訪れているうちに夫婦の行動パターンを知り、二人が留守の間に衝動的に忍び込み、生後6ヶ月の娘を誘拐した。薫と名付けた子どもと、実の親子と偽って学生時代の友人宅に緊急避難したのを皮切りに、名古屋、奈良、小豆島へと逃避行を続けることになる。薫が5歳になり、小豆島での生活も落ち着いていたある日、アマチュアカメラマンが撮った写真から居場所がバレて、希和子は逮捕され、薫は実の両親の下に戻されることになった。
それから16年、大学生になった薫はアルバイト先から帰る途中で、奈良の女性団体にかくまわれていた時代の幼なじみに声をかけられた。千草と名乗った彼女は、薫の誘拐事件のことを本にしたいという。乗り気ではなかった薫だったが、千草の熱意に負けて自分の半生をたどってみることにした・・。
子どもを産み、育てることと、結婚し家庭を維持することのどちらが大事で、どちらが人間的なのか? 生物としての本質と社会制度の間で軋みが生じたとき、尊重されるべきはどちらなのか? 簡単に優劣がつけられる問題ではなく、いつの時代にあっても人間の苦悩の素になる問題だが、特に女性にとってはよりリアルで深刻なテーマである。
周りの蝉がみんな七日で死んでしまう中、八日目まで生き延びた蝉は何を感じるのか? 幸せなのか、不幸なのか? 希和子と薫、血のつながらない「親娘」の奇妙な類似性が暗示しているのは何か?
ミステリーではないがサスペンスフルな傑作である。

iisan
927253Y1
No.4
(7pt)

八日目の蝉の感想

人の愛とは何なのか、そして愛するとは、愛されるとは。
さまざまな形の愛について考えさせる機会をくれる。そんな小説でした。

▼以下、ネタバレ感想

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塞翁
6AR0FFJN
No.3
(7pt)

八日目の蝉の感想

子供は、産みの親でなく育ての親の母親に気がつかないもんなのか?

magnum
3BLY1DHH
No.2
(7pt)

八日目の蝉の感想

誘拐犯の心情の克明な描写が心に沁みる。
犯罪ではあるが、共感できる部分も多くある。
1章があまりにも心に響いた為、2章が不要に感じるほど。
しかしフェリー乗り場での言葉は涙が止まらない。

でも、ミステリではない。

OZ
8U24PHAV
No.1
(8pt)

八日目の蝉の感想

ミーハーな母に借り受けました。
2歳の娘持ちとして、ここに出てくる「誘拐犯」は許せたもんではありませんが、「母」としての心情は痛い程伝わってきます。
子供を誘拐(略取)する話は何冊か読んだ事がありますが、どれも痛ましく最後まで読めた事がありませんでした。
この話は特に1章が子への愛に溢れており、共感しつつ、否定しつつ読み進められました。
乳児の頃の描写は秀逸です。あるあるネタ満載です。
これを渡して来た母の思いも何となく受け取りました。

tiromaro
C2J8EMD4

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.425
(3pt)

読んでみての感想(ネタバレあり)

この方の本はエッセイ的なものは読んでいたのだが、小説は今回が初めて。エッセイはなんとなくすっとぼけていて面白おかしくよんでいたが、小説もそんな感じなのかなあと思い、軽い気持ちで読んでみたが全然すっとぼけてなくちょっと後悔した。というか実は1章の終わりまでを飛ばしで読んであとはネタバレをネットで読んだので読破はしていない(若干2章も読んだ)。要約すると、不倫相手の子供(赤ん坊)を誘拐し、旅をする過程でいろいろあり最後は逮捕されるというのが1章、逮捕された女性と旅をした子供が大きくなり、なぜか誘拐した女性のように不倫相手の子供を身ごもってしまうが、中絶を選ばず生む決意をして昔の道程を旅しようかな・・・というのが2章。だと認識しているが、違ってたらネタバレが間違っていることになる。読んでいて感じたのはこれは女性に向けた本かなあ、男が読んでもあんまりおもしろくないかも、ということである(人にもよるだろうが)。というのももともとは不倫男が悪いのはもちろんだが、女性の動機や行動がいまいち自分勝手に感じ、誘拐された子供がかわいそうなはずなのに家庭に問題があったっぽいからそんなにかわいそうじゃないみたいなことになったり、成長した子供がなぜか小中高校を経験しているはずなのに誘拐されていた日々に想いを巡らせて重視するなんて普通あるだろうかと考えたり。うまくいっていない生活をその時のせいにするということならわかるけど、なんていうかいろいろと変な寄り方で感情がうごいていて、うーん・・・となった。確かに加害者の女性に同情するべき点があり、それが同じ女性として共感ということなのかもしれないが、そういうことを考えるとやはり男には理解が難しい。逆に身も蓋もないことを言ってしまうと、やはり望まない妊娠の可能性があるときは避妊をしっかりとという現実的な意見を考えてしまうのだが・・・、でもこれは男女関係なく大事なことではないかと思ったりする。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.424
(3pt)

読んでみての感想(ネタバレあり)

この方の本はエッセイ的なものは読んでいたのだが、小説は今回が初めて。エッセイはなんとなくすっとぼけていて面白おかしくよんでいたが、小説もそんな感じなのかなあと思い、軽い気持ちで読んでみたが全然すっとぼけてなくちょっと後悔した。というか実は1章の終わりまでを飛ばしで読んであとはネタバレをネットで読んだので読破はしていない(若干2章も読んだ)。要約すると、不倫相手の子供(赤ん坊)を誘拐し、旅をする過程でいろいろあり最後は逮捕されるというのが1章、逮捕された女性と旅をした子供が大きくなり、なぜか誘拐した女性のように不倫相手の子供を身ごもってしまうが、中絶を選ばず生む決意をして昔の道程を旅しようかな・・・というのが2章。だと認識しているが、違ってたらネタバレが間違っていることになる。読んでいて感じたのはこれは女性に向けた本かなあ、男が読んでもあんまりおもしろくないかも、ということである(人にもよるだろうが)。というのももともとは不倫男が悪いのはもちろんだが、女性の動機や行動がいまいち自分勝手に感じ、誘拐された子供がかわいそうなはずなのに家庭に問題があったっぽいからそんなにかわいそうじゃないみたいなことになったり、成長した子供がなぜか小中高校を経験しているはずなのに誘拐されていた日々に想いを巡らせて重視するなんて普通あるだろうかと考えたり。うまくいっていない生活をその時のせいにするということならわかるけど、なんていうかいろいろと変な寄り方で感情がうごいていて、うーん・・・となった。確かに加害者の女性に同情するべき点があり、それが同じ女性として共感ということなのかもしれないが、そういうことを考えるとやはり男には理解が難しい。逆に身も蓋もないことを言ってしまうと、やはり望まない妊娠の可能性があるときは避妊をしっかりとという現実的な意見を考えてしまうのだが・・・、でもこれは男女関係なく大事なことではないかと思ったりする。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.423
(4pt)

物語の展開が面白い

不倫相手の子供を誘拐した女性がその子供を連れて逃げる話で、いつか見つかると思いつつ、次はどうなる、次はどうなると展開を追うのが面白かったです。また、逃避行の途中で出会った人々との交流も味わいがありました。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.422
(5pt)

人は世間に育てられる

親子という言葉が、空虚な小説だ。血が繋がってなくても、育てられる。世間の目という、実態の無いものに人は苦しめられ、一方で、そういう中でも人は育ち、育てられていく。我々はどうしてこんなにも他人に口出しして、一方では、世間に気を遣って生きているのだろうか。ある程度は必要かもしれないが、夫婦や親子の関係性をおかしくするほどには必要がないはずなのにと思わせる。
 今日、「交際相手の3歳娘を洗濯機に入れ、回す」というニュースを聞いた。子供の命に別状はないというが、そういう問題なのだろうか。男と子供の関係の前に、そもそも、こういうことをする男と交際するということが疑問だし、それが親子の関係性に影響することくらいわかるだろうと思うが、どうもそうではないらしい。それが、人間だというのだろうか。そうだとすると、我々はかなり愚かだ。悔しいけれど、どうやら、それは正しそうだということなのだ。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.421
(5pt)

おもしかった(重め)

面白かった。最後もハッピーエンドになりすぎないのがリアル
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257

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