幻の祭典
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
幻の祭典の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
幻の祭典の総合評価:
9.00/10点 レビュー 4件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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知人からのお勧めで今、読んだのですが、期せずして東京オリンピックが延期されるこの時期に、幻となったバルセロナオリンピックの話を読むことになりました。
主題となる「1936年の人民オリンピック」については本書で初めて知りました。
オリンピックの政治利用について、当時から問題視されていたのは興味深いところ。
今も昔もなかなか「純粋なるスポーツの祭典」とはいかないようで……。
内容については、「とにかくスケールが大きい」という印象です。
舞台は日本とスペインにまたがり、時間軸も1930年代と90年代を行き来する。
登場人物も、パブロ・カザルス、ジョージ・オーウェルなど豪華絢爛。
あくまで印象論ですが、バブル前後の時期の日本のサスペンス系小説のほうが、今より話のスケールが大きかったような気がします。
サグラダ・ファミリアでの死闘となると、ちょっとやりすぎな感じもありますが(笑)。
肝心の「幻になった人民オリンピック」については、実際には思ったほど深掘りされておらず(多分、そもそもの情報量が少ないのだと思いますが)、そこだけちょっとモヤモヤしましたが、スペイン史に大きな影を落とす「内戦」と「フランコ独裁」時代の空気を、エンターテインメントとして楽しみながら理解できる1冊です。
カタルーニャ文化を知るきっかけにもなるかと思います。