被告人、AI
登録されているタグ
0.00pt
6.25pt
4.33pt
3.73pt
0pt
C
↑現実的
0.00pt
0.00pt
←非ミステリ
0.00pt
ミステリ→
0.00pt
↓幻想的
- このページのURL
あらすじ
AI介護ロボットが、人に殺意を抱く日 都内で一人暮らしをしていた浅沼啓造が突然死した。心臓にペースメーカーを埋め込んでいた啓造の死因は虚血性心疾患と判断された。だが警視庁捜査一課の犬養は、介護のために導入され、リタと名付けられたロボットN365に注目する。果たして、リタに内蔵された害獣駆除用の超音波と電磁波が、啓造の死亡時間直前に発振されたことが明らかになった。これによりペースメーカーが停止、啓造を死に至らしめた可能性が浮上する。捜査本部は、事件はN365の異常行動によるものとし、製造元〈マッカーシー・エクスペリメント〉社を業務上過失致死傷で立件しようとした。だが上層部が打ち出したのは、リタ本体を殺人容疑で起訴するという前代未聞の方針だった。 この裁判を担当することになった東京地裁の判事補・高遠寺円は、事前に被告人との面談に臨む。最新AIを搭載したリタとの会話に妙な人間臭さを感じ、おののく円。AIは人格を持つのか、ならば人間との違いはどこにあるのか。これは〈ヒトであること〉を再定義する裁判になるーー。 AIがヒトに〈殺意〉を抱く可能性はあるのか。AIとの共存共生が現実になるなかで、われわれの未来を問うリーガル・ミステリ。(「BOOK」データベースより)
外部リンク
※特設サイト・著者サイトなど
評判
被告人、AIの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク
被告人、AIの総合評価:
8.67/10点 レビュー 9件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 9件あります。
Amazon書評・レビューを見る
終盤の法廷で展開する内容や判決までは、道中の手がかりを頼りに比較的予測はできた。しかしさすがのどんでん返しの帝王らしい衝撃的なラストが隠されており、納得感と同時にやり場のない感情に襲われた。
前作が司法、法の精神が絡んだテーマで、人を裁き刑を科すことの意義やAIが介在することの是非について考えさせられる作品だった。しかし本作はAIが自我を宿した一存在になったとき、人に殺意を持ち得るのかという時代が産んだ懸念に対し、ロボット三原則や刑法上の概念で立ち向かう人々の勇姿が描かれていると感じた。そして公判が開かれると読者は罪と罰、判決の行く末を考えながらいつしかリタを人だと錯覚してしまい、それに違和感を覚えないまま読んでしまう構成力にも驚かされた。
AIと会話し寂しさを紛らわしたり、生成機能を活用しショート動画や広告のワンシーンに利用したり等、日常に馴染んできた昨今だからこそAIの殺人関与は絵空事ではないなと憂慮してしまう。その一方でこの三原則が自意識を持つ者全員に共有され、AIは人間を超越するものではなく補佐する存在だという考えが無くならなければ、共生も不可能ではない気がして希望を持てる物語だった。
しかしラストの展開については薄々勘づいていたが、それが本性を現したとき内なる怒りや正義感を炙り出されると同時に、ヒトのAIにすら劣る欠陥を見せられたようでやるせなくなった。
きっと本当に恐ろしいのは幽霊でも高度な知能を獲得したAIでもなく、悪意を抱き他者を嘲笑い、危害を加えたりする制御の効かなくなった人間なんだなと思った。