スパイたちの遺灰
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
スパイたちの遺灰の評価:
8.00/10点 レビュー 1件。 A ランク
スパイたちの遺灰の総合評価:
9.00/10点 レビュー 12件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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大学で諜報の歴史を講義しているダメダメな(でも実は能力優秀)准教授マックス・アーチャーに見知らぬ人物から声がかかる。自分の手記を出版したいので、専門家として監修してほしいと。その人物とは老婦人で、スカーレット・キングと名乗る。彼女は戦中から活動してきたMI6のスパイだというのだ。
まず、この話自体があやしい。スカーレット・キングという名前もやたらゴージャスです。
ここから、マックスを主人公にした現代の物語とスカーレットを主人公にした過去の物語(彼女の手記)とが交互に描かれていくのです。
最初はル・カレ的な巻き込まれ型のリアルなスパイ小説かと思って読んでいくのですが、やがて壮大な冒険小説へと拡張していく。ここが面白いところですし、とても上手い。史実に即したスパイ事件が数々出て来る一方、マックスが好きなのが「荒鷲の要塞」や「鷲は舞い降りた」などの冒険小説だったりする。リアリティとロマンティシズムとの両方への目配せにニヤニヤしてしまいます。
そして、浮かび上がってくる戦後イギリスの闇とその闇に埋もれていったスパイの人生。ドラマチックです。
ドラマ化されますね、まちがいなく。