羊式型人間模擬機
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
評判
羊式型人間模擬機の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
羊式型人間模擬機の総合評価:
6.67/10点 レビュー 3件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
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まず文章。クソである。有り体に言って分かりづらい。何が起きているのか想像できないし、ところどころで悪い意味で溜め息が出そうになる。目が滑る。幼児語のような文章が、『意図的に幼く見せている文』と分かりやすいのも痛い。これに感動を覚える人もいるのだろうが、しかし物語が語りに伴っていないので、私のような物語を重視してしまう人間には、ただただ稚拙な表現、稚拙なセリフ、稚拙な比喩が繰り返されているだけにしか読めなかった。稚拙というのは幼稚という意味ではなく、拙いという意味。
続けて構成。これも分かりづらい。SFを『分かりづらくすること』だと勘違いしているのではと疑りたくなるような構成だった。所々にジェンダー的な要素が見え隠れするが、肝心のメッセージ性がそこに皆無なので、感動することもなく困惑が続く。この作家はプロットを作ってから書くタイプではないのだろう。感性に任せて筆の動くままに物語を紡いだのだろうが、その感性が小説としての完成度に結びついておらず、言ってしまえば男の自慰のようで独りよがりだ。
そして最後に、この小説は『ハヤカワSFコンテスト』を受賞して発刊された作品である。ならば当然、SFとしての意味や面白さを期待するわけだが、この小説がSFとして面白かったかと言えば、それは否である。まず設定に納得のいく説明がない。まあ説明がなくてもいいのだが、この小説におけるこれは『アイデア』であって『SF』ではない。あとそのアイデアや問題提起についてはすでに行っている作品が山ほどあるし、それら先行作品に勝る作品だったかと言われれば、私を首を傾げるほかない。
とはいえ、擁護しておくと、この小説をSFではなく、幻想小説として読んだならば、まだ私の読後感は違ったかもしれない。これはSF小説ではなく、幻想小説なのだ。その筋を好む者であれば、本書をきっと、私のようにはならずに楽しんでくれることだろう。本書が適切な読者に適切な形で届くことを祈る。
(追記)
なんだか私のレビューのあとから『受賞の経緯から日本のSFファンの特定層が目の敵にしている、だからレビューは参考にするな』というトンチンカンな、レビューではないレビュー(Amazonの規約違反)がなされているけれど、ひとつ不服なので追記を。
私はそんな理由で本をレビューしない。そもそも受賞の経緯など私の知ったことではない(受賞に問題があると私が感じたならば、こんな本は読まずに出版社に問い合わせている)。何を勘違いしたのか分からないが、大変失礼なのでやめて欲しい。私はこの本を図書館ではなく実費で購入し、二度通読した。その結果がこのレビューなのだ。
無論、前述のように私のレビューを参考にするもしないも買い手の自由なので、どう思われようが知ったことでは無いが、そこだけ、大変失礼な言いがかりだったので、訂正させていただく。