遊廓島心中譚
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あらすじ
幕末日本。幼いころから綺麗な石にしか興味のない町娘・伊佐のもとへ、父・繁蔵の訃報が伝えられた。さらに真面目一筋だった木挽き職人の父の遺骸には、横浜・港崎遊廓(通称:遊廓島)の遊女屋・岩亀楼と、そこの遊女と思しき「潮騒」という名の書かれた鑑札が添えられ、挙げ句、父には攘夷派の強盗に与した上に町娘を殺した容疑がかけられていた。伊佐は父の無実と死の真相を確かめるべく、かつての父の弟子・幸正の斡旋で、外国人の妾となって遊廓島に乗り込む。そこで出会ったのは、「遊女殺し」の異名を持つ英国海軍の将校・メイソン。初めはメイソンを恐れていた伊佐だったが、彼の宝石のように美しい目と実直な人柄に惹かれていく。伊佐はメイソンの力を借りながら、次第に事件の真相に近づいていくが・・・・・・。(「BOOK」データベースより)
外部リンク
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評判
遊廓島心中譚の評価:
6.67/10点 レビュー 3件。 C ランク
遊廓島心中譚の総合評価:
7.38/10点 レビュー 16件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
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読みやすい文章はいいとして、展開は強引だし、登場人物たちの発想もあまりに飛躍し過ぎでついていけず。父親の冤罪を晴らしたいなら、横浜に乗り込む前に事件の現場を検証したり、当日の足取りを確かめたり、いくらでもやることがあると思えるですが…。また、交互に描かれる鏡と伊佐のパートがどんな風に結びつくかと思っていたら、結末で明かされる真相はあまりにトンデモ過ぎて唖然茫然。いや、いくらなんでもそんな考えにはならんだろ……。
最終選考候補として出版されて文庫本や新書で読んだのならまだしも、これが受賞作なのだといわれると、うーん……なのであります。
よかった点をあげておくと、正味240ページ程度の文章でさくっと読めることと、史実のヒュースケン暗殺を巧みに物語に取り込んでみせたこと。いっそミステリー要素はなしにして、幕末の横浜を舞台にした人間模様に絞ってもよろしかったのではないでしょうか。あ、それでは江戸川乱歩賞に投稿できないか……。