ノイエ・ハイマート
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
ノイエ・ハイマートの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
ノイエ・ハイマートの総合評価:
9.33/10点 レビュー 3件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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アブラハム一族も難民ではなかったか、と言われています。旧約聖書によると、四千年ほど前、アブラハムはチグリス・ユーフラテス河口を出て、川沿いに進み、古代シリア北部、現代のトルコ南東部を経由して、パレスチナの地への定着を目指します。
旅の間には、エジプトで妻に危険なことがあったり、別れがあったり、戦いがあったり、後継者のことでいくつか問題が生じたりします。
アブラハムの孫ヤコブの世代からはエジプトに身を寄せることになり、そこでも大きな苦難があります。
モーセの時代に解放されますが、荒れ野の旅は続き、モーセはパレスチナに定着することはできません。
この本の物語は、20~21世紀と思われますが、やはり、難民の苦しい旅が描かれています。
アフリカや中東から地中海やトルコを経由して北ヨーロッパを目指す道筋には困難と危機、緊張が伴います。
「国ごとに対応がずいぶん違った。だいたいどこでも人間扱いされない。入れてもらえてもなるべく早く次の国へ送り出す。しかし次の国が受け入れるとは限らない。国境で延々と待ったり、別のルートを探したり。ともかくいつも待っているか動いているかだった」(p.182)。
日本は、難民申請をする人々の0.3%しか認定しないそうです。
「難民という言葉を聞いても、日本人は遠い世界の話と思います。この言葉自体がrefugeeの訳語として戦後になって作られた言葉ではないでしょうか。しかし、第二次大戦末期の満州からの引揚者、さっさと逃げてしまった関東軍を怨みながら、ソ連の軍隊に追われ、撃たれ、奪われ、犯されながら、必死で内地を目指した日本人はまさに難民でした。そんなに遠い世界の話ではないのです」(p.236)。