時空に棄てられた女 乱歩と正史の幻影奇譚
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時空に棄てられた女 乱歩と正史の幻影奇譚の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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乱歩と横溝を中心にノンフィクションとフィクションを織り交ぜ、二人の作品の特徴を活かしたようなミステリ作品。2人が現実に起きたかのような事件に巻き込まれるスリリングなストーリー。本作のトリックはまさに両者の作品を足して2で割ったような、1冊で2度美味しい趣向か凝らされたようなものになったような気がした。また、終章は2人の半生と作品の歴史を復習するような内容にもなっており、最後まで楽しめた。 | ||||
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乱歩と横溝にはまった時代を過ごした。探偵小説でひとくくりできないほど二人は全く違う世界を描いていてひきこまれた。面白そうだと読み始めたが…幻影奇譚とあるように奇譚のままなんだかなあという感じで終わった。 あの時代背景がのしかかるような陰鬱な暗さも情念も、社会的な構図がきちんと描けていて成り立つものでそこに引き込んでほしかったのだが…遠く及ばない。謎解きに至っては半ばで想像がついてしまう。何よりがっかりしたのは、ネタバレになるが、送られてきた写真の描写があまりにもひどかった。ありえない構図だろうと思った。どんなポーズをとったらこれだけの情報を得るのかそれが一番謎だった。とにかくその時点ですでに心が離れそうで大変だった。最後の展開にも、うーん。 | ||||
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日本の古典本格ミステリをあげるのならば、マニアでもなければこの2人のどちらかが名前にあがるはずですが、もしもミステリが好きで古典に興味があるのならば、とりわけ乱歩の作品と背景―この背景には乱歩その人の作家人生の背景もふくまれる―が知ることもできますし、横溝正史との作家としての関係も描かれています。 ミステリとしてこ構成もうまく、なによりもシンプルなトリック、それもまさに古典的といえるものだからこそ、鮮やかといってもいいほどに読者を意外な結末へと導くその手腕は作者の推理小説家としての技量の高さに驚かされました。 乱歩と横溝という日本ミステリ本格の巨匠のタッグという設定に単行本を手にしましたが、後悔のない良作でした。 | ||||
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