ヴァイオレットだけが知っている

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種別
長編
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あらすじ

2023年03月20日 ヴァイオレットだけが知っている (創元推理文庫)

ロンドンの警察官ビッシュは、娘の乗ったバスが爆破されたと連絡を受ける。フランスへのバス・ツアーに参加したイギリスの子供たちが大勢巻きこまれたらしい。娘は無事だったが重傷者多数、数人が死亡。さらに、ツアー参加者の一人が、かつて23人を殺害した爆弾犯の孫だと判明する。その17歳の少女ヴァイオレットは、事情聴取のあとで年下の少年と共に姿を消してしまう。彼女たちの目的とは? ビッシュは行方を追うが……。謎に満ちた追跡サスペンス!(「BOOK」データベースより)

評判

ヴァイオレットだけが知っているの評価:

6.00/10点 レビュー 1件。 D ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.00pt

ヴァイオレットだけが知っているの総合評価:

5.33/10点 レビュー 3件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.2
(2pt)

暗く、長く、パッとしない(原題:Tell the Truth, Shame the Devil)

フランスで起きたバスの爆発事故。事故の被害者に、以前起こった大型のテロ事件の犯人の孫が乗っていたこと、その孫が失踪したことで、大きな騒ぎが持ち上がる。
イギリス人の被害者の娘の父親であり停職中の刑事ビッシュが、事件の解決に結果的に乗り出すことに。
果たして事件の真相は、という話。

序盤はそれなりに面白いし、期待できそうな雰囲気だったのだが、兎に角冗漫で長い。
キャラクターはそれなりに立っているものの、登場人数も多く結構読みづらい。
全体的に暗い内容で、抑揚も欠くので、どうしても単調な読書になってしまった。
最後もあっけないし、全体的に厳しい内容でした。
ヴァイオレットだけが知っている (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ヴァイオレットだけが知っている (創元推理文庫)より
4488213081
No.1
(3pt)

『ヴァイオレットだけが知っている』。人気ヤングアダルト小説家メリーナ・マーケッタの初ミステリー。

2023年3月の創元推理文庫新刊本メリーナ・マーケッタ著小林浩子訳『ヴァイオレットだけが知っている』。原著は2016年刊。本邦初訳。
購入理由は、メリーナ・マーケッタ(1965年生まれ。元高校教師)のデビュー作で、数々の賞を得たヤングアダルト小説『アリブランディを探して』(1992年)が10年前に岩波のSTAMP BOOKSで翻訳出版されていて、かなり評判がよかったからである(と言いながら、未読)。
デビュー後、メリーナ・マーケッタはヤング・アダルト小説、異世界ファンタジー、児童小説等の分野で活躍し、様々な賞を獲っているが、翻訳は1冊も出ていない。そういう作家の翻訳第2作が出版され、しかも初めてのミステリーであることを知って、すぐに注文した。
届いてみると、かなり厚い。525頁もある。2月の創元推理のノイバウアー『メナハウスの殺人』より100頁以上厚い。同じ頃届いたハヤカワ文庫アン・グリーブスの『哀惜』は580頁あるが、創元推理はハヤカワ文庫より活字が大きく、行数もハヤカワは16行なのに創元推理が18行なので、分量は、本書のほうが『哀惜』より多いまたは同じぐらいと推測される。そして、グリーブスはおなじみの作家なので何の不安もないが、未知の作家の初ミステリー作品で、特に賞を獲っていない(らしい)作品で、500頁もあると、読む前に不安が高まる。
そんなこんなで1月程度放置してしまい、4月末になって、読み始めた。
主人公のロンドンの停職警察官が、フランスでのバス・ツァーに参加していた娘が爆発事故に巻き込まれたとの知らせを受け、物語が始まる。この発端は悪くない。
主人公がフランスに行き、娘は無事だが、旅行参加者の17歳のヴァイオレットの祖父がかっての爆弾事故の犯人で、父は自殺し、母は服役していることが判明する。そのヴァイオレットが事情聴取のあと、少年と二人で姿を消す。
ヴァイオレットを探す過程で、様々な家族のドラマが描かれ、登場人物が増えていく。主人公とその家族、主人公の別れた妻とその家族、ヴァイオレットの母親とその家族、ヴァイオレットの伯父とその家族、事務弁護士とその家族、ヴァイオレットの連れている少年とその家族、フランスの捜査官とその家族、そして、少女たちの交際相手達・・多くの家族が過去の深刻な傷を抱えていて・・。
登場人物は個性的で、上記の家族ストーリーの絡み合いはそれなりに興味深いが、あいにくミステリー的には、サスペンス、謎、意外性に乏しく、先は長い。だんだん退屈で眠くなってくる。一気に読むのは無理で、頑張って3日ほどで最後まで辿り着いた。
一体この作品の評判はどうなっているんだろうと、原作のアマゾンレビューを調べてみた。ちょっと驚いたことに、35件のレビューのうち、酷評は2件ぐらいで、あとはほぼ賞賛レビューで、素晴らしい素晴らしいの絶賛レビューも多い。
褒めている内容は、登場人物の魅力、家族ストーリーの魅力、ひねりの多い展開の面白さなどだが、特徴的なのは過去のメリーナ・マーケッタのヤングアダルト小説の愛読者が多く、その延長線上にこの作品を高評価していることだった。
そこて私の反省点は、①この作品を読む前に、STAMP BOOKS『アリブランディを探して』を読んでおくべきであった。②ミステリーのつもりで読んだのがよくなかったのかもしれない。ヤングアダルト小説として読むべきであったのかもしれない。
それで、STAMP BOOKS『アリブランディを探して』を読むことにした。
しかし、現時点での本書の評価は、残念で勝手ながら、★★★しかつけられない。
ヴァイオレットだけが知っている (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ヴァイオレットだけが知っている (創元推理文庫)より
4488213081

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