チャーリー・チャン最後の事件

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種別
長編
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あらすじ

2008年11月01日 チャーリー・チャン最後の事件

サンフランシスコの屋敷で、オペラ歌手である美しい女性と四人の男が一堂に会した。四人の男は全員がその女性の別れた夫。それぞれの思惑が交錯するなか、突然その女性が殺害される。ある調査で屋敷に招かれていたホノルル警察のチャーリー・チャン警視が捜査にあたる。愛憎入り乱れる事件の鍵を握っているのは誰か。中国系アメリカ人チャーリー・チャン最後の事件、ついに邦訳。(「BOOK」データベースより)

評判

チャーリー・チャン最後の事件の評価:

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チャーリー・チャン最後の事件の総合評価:

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No.1
(5pt)

推理・ロマンス・人間ドラマと3拍子揃った古典本格ミステリーの傑作です。

中国系アメリカ人探偵チャーリー・チャン物語で絶大な人気を博した往年の米国ミステリー作家ビガーズ唯一の未訳長編が遂に刊行されました。本書はかつてあの横溝正史が愛読し絶賛された名作で、不運にも何故かこれまで翻訳が見送られて来ました。本書の刊行はオールドファンには懐かしく嬉しい驚きで、若いミステリファンにも新鮮な感動を与えてくれると思います。ハワイ・ホノルル警察のチャーリー・チャン警視が活躍する長編は全部で6作あり本書が邦題通り最後の作品です。この邦題は最終作という意味だけですが、「鍵の守護者」という原題が内容的に見てかなり意味深なヒントである事に読後気づかれるでしょう。名探偵チャン警視の特長はカバーイラストの通り丸々と太った小男の風貌で、東洋人に顕著な感情を表さないポーカー・フェースを貫きながら折々に成程と頷ける教訓を秘めた中国古来の格言を発するのが得意です。推理は念入りに長考を重ねる慎重派と見受けられ、本書でも本当に最後まで焦れったくヤキモキさせられました。事件はサンフランシスコの屋敷でオペラ歌手の美女と彼女の別れた夫達四人が再会して開幕します。それぞれが複雑な思いを抱く中で突然その女性が殺され、偶然ある調査で屋敷に招かれていたチャン警視が捜査を開始します。
本書は推理・ロマンス・人間ドラマと3拍子揃った古典本格ミステリーの傑作です。推理では松・犬・色盲等の手掛かりを巧みに配するアリバイ崩しの謎解きが秀逸で、ロマンスでは不器用な若き保安官の微笑ましい恋模様が描かれています。そして最後の人間ドラマは地元の保安官親子、前任の失明した父親と現役の経験不足の息子がチャンとの捜査で励まされ成長する姿が感動的です。他にも中国人老僕アー・シンの生き方に深く心が揺さぶられました。本書を読んで古典の良さを再認識しましたので、現在古書でしか読めない他作品の復刊も実現して頂きたいと強く願います。
チャーリー・チャン最後の事件 Amazon書評・レビュー: チャーリー・チャン最後の事件より
4846007901

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