ある男
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あらすじ
愛したはずの夫は、まったくの別人であった。「マチネの終わりに」から2年。平野啓一郎の新たなる代表作!弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。ある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。悲しみにうちひしがれた一家に「大祐」が全くの別人だったという衝撃の事実がもたらされる……。里枝が頼れるのは、弁護士の城戸だけだった。人はなぜ人を愛するのか。幼少期に深い傷を背負っても、人は愛にたどりつけるのか。「大祐」の人生を探るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿が浮かびあがる。人間存在の根源と、この世界の真実に触れる文学作品。(「BOOK」データベースより)
外部リンク
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評判
ある男の評価:
6.00/10点 レビュー 2件。 C ランク
ある男の総合評価:
7.94/10点 レビュー 266件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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日蝕を読んだ時、すごい作家が現れたと思ったし、三島由紀夫の再来とまで言われてたが、、、。
結論。全く期待外れでした。三島由紀夫の三の字もありません。
理由。本作における低評価をつけた方々の、社会思想云々やストーリーそのものに関してはあえて外し、
小説そのものとしての面白さの観点からシンプルに述べます。
人物像を語りすぎて全く共感できない!!!だから面白くないのだ!!!
これでもかとばかり、繰り返し主要登場人物の背景や心情、情景を織り交ぜて記述されていますが
それが全くの逆効果になり、かえって人物像が曖昧になり平準化してしまっているのだ。
おそらくだが、頭の良い作者は、人物像を恐ろしく詳細に作り込んだに違いない(と思わせる)
それが不自然さを誘発してしまっている。小説の人物像は読み手にある程度の自由度を与えなくては
ならない。読んでて頭の中で創造するから面白いのであって、全部、これですって差し出されたって
何も面白くないのだ。
面白くないだけでなく、その嫌らしいまでの作り込みによって、すべての登場人物が皆、同じような
存在に見えてしまい、ストーリーそのものツマラナクなってくる。
唯一、刑務所で面会する詐欺師のおっさん(名前忘れた)くらいかな。あのおっさんが面白く描かれ
たのは、詳細な心理や背景描写がなかったからです。人が見たままに描かれた。だから良いのだ。
エンタメ的な本作を書くにあたって作者が失敗したのは、推察するに、つまらんプライドと矜持ゆえ
かな。
少し悲しくなりました。