奇譚蒐集録 弔い少女の鎮魂歌
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奇譚蒐集録 弔い少女の鎮魂歌の総合評価:
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話の序盤は、特異な用語などもあってかなり読みづらかったんですが、その言葉に慣れ始めて、主要登場人物の性格や関係などが掴めてくるに連れて、ぐんぐん面白くなっていきました。 わけても、「ぎょえぇぇっ!」と目をむきながら読んでたのが、「三章 儀式」の中の〝抜き御骨(ヌジミクチ)〟の描写で、これは相当にエグかったっす。遺体から四肢(しし)の骨を抜き取る光景が、眼前に展開されます。相当に強烈なシーンなので、この手の描写が苦手な方はご注意いただきますよう。 〝呪いの痣(あざ)〟の真相が判明する終盤以降は、もう怒濤(どとう)の展開に息をのみながらの一気読みに走りました。いやあ、凄ぇ迫力で、鳥肌立ちましたわ。 実に面白い民俗学ミステリでしたねぇ。新聞広告見て、「なんか面白そう」と手にとってみて、大正解でした。 2023年12月現在、あと二冊、清水 朔(しみず はじめ)さんのこの【奇譚蒐集録(きたんしゅうしゅうろく)】シリーズの文庫本が出てるみたい。読むのが、とても楽しみです。 | ||||
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「民俗学ミステリ」と称される小説にあまり良い思い出がない。そのほとんどが無理な設定だったり、民俗学とは名ばかりだったり、あるいはその両方だったりしたからだ。そして本書も、民俗学とは銘打っているものの、その内容はまるで異なる。確かにミステリではあるのだろうが、単なるミステリではない。ホラーの要素と多分にSF的な要素も備えてそれ以上である。南西諸島の島を舞台とし、琉球方言的な言葉遣いを小道具として使いながら出来上がったのは、およそ「ミステリ」のような単純な言葉では覆えない内容を持つ物語だった。描写に一切の躊躇なく紡ぎ出されるのは無残な作業を中心に据えた光景であるし、その光景が島の風習の核心として創造されたものだ。しかも無残であるにも増して哀れでさえある。火葬でも土葬でも風葬でも鳥葬でもなく、洗骨ではあろうがそれ以上の葬送の風習を仮想的に創り出し、それを骨組みとしてより大きな風景を描く本書のような作品は滅多に現れない。久し振りにとんでもない物語を読んだ気がする。 | ||||
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プロローグで慣れない言葉に戸惑いましたが、その後のストーリーが引き込んでくれました。 不気味(グロテスク)なのか、 神聖なのか、 分からなくしてくれる不思議さがあります。 | ||||
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面白かった。続編読みたい。 | ||||
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良い | ||||
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