非実体主義殺人事件



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    初公開日(参考)2009年05月
    分類

    長編小説

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    非実体主義殺人事件 (論創海外ミステリ)

    2009年05月01日 非実体主義殺人事件 (論創海外ミステリ)

    非実体主義とは、そこに存在しないものに価値を見出す。たとえば、画家が靴紐のとれたブーツを表現しようとすれば、靴紐だけを描く。この奇妙な芸術集団の展示会で事件は起きた。死体が彫刻の中から発見されたのである…。著者は英国ミステリ界の巨匠ジュリアン・シモンズ、章ごとに語り手が入れ替わる趣向を凝らした作品。スラップスティックな展開と謎解きが堪能できる一冊である。 (「BOOK」データベースより)

    非実体主義殺人事件 (論創海外ミステリ)

    2009年05月01日 非実体主義殺人事件 (論創海外ミステリ)

    非実体主義とは、そこに存在しないものに価値を見出す。たとえば、画家が靴紐のとれたブーツを表現しようとすれば、靴紐だけを描く。この奇妙な芸術集団の展示会で事件は起きた。死体が彫刻の中から発見されたのである…。著者は英国ミステリ界の巨匠ジュリアン・シモンズ、章ごとに語り手が入れ替わる趣向を凝らした作品。スラップスティックな展開と謎解きが堪能できる一冊である。 (「BOOK」データベースより)




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    No.1:
    (4pt)

    犯罪小説の巨匠の処女作で犯人探しを核にした本格ミステリーの逸品です。

    イギリスで犯罪小説を提唱し独自の道を歩んだ巨匠シモンズが1945年に発表したミステリーの処女作です。本書は帯に書かれている通りユーモア本格ミステリの範疇に入るかとは思いますが、爆笑を期待して読んで見ると完全に当てが外れてほとんど笑えない事に気づくでしょう。この小説の笑いの種類は些か高尚で冷静な乾いた可笑しさといえます。そこに存在しない物に価値を見出すというけったいで奇妙な芸術集団「非実体主義者」の展示会で死体が彫刻の中から出て来るという異常な事件が起こる。物語は罪のないアメリカ人ジョン・ウィルソン、私立探偵チーク・ウッド、本職の警察官ブランド警部の3人を語り手にして進むが、犯人解明の決め手を欠きもたもたする内に第二の犠牲者が出てしまい、事件の謎はますます錯綜して行くのだった。本書のミステリーとしてのトリックは、さほどびっくりするような物ではありませんが、怪しげで胡散臭い人物が多数登場して酒を飲んで酔って騒いだりの混乱状態の中で各人が他人に注意を払わない為に犯人を見つけるのが非常に困難になります。日本の古典ミステリーを例に取ると、きっと古い探偵小説ファンの方ならご存知と思いますが文豪坂口安吾氏の「不連続殺人事件」に似た雰囲気を感じました。物語としては男好きで複数の男性と浮名を流す独身女性ダイアナと最初の被害者である浮気性の夫に悩んでいた妻ブレンダの2人の女性を取り巻く男達の人間関係が大きな鍵を握ります。著者は最後に「えっ、まさか」と唸らせる大胆なサプライズを用意しますので、思わずクリスティー女史の有名な名作のトリックを思い浮かべましたが、そこからもう一度鮮やかなどんでん返しを決めて見せます。著者は犯罪者の心理に重点を置くクライム・ノヴェルの大家ですが、デビュー当初の3冊はブランド警部が活躍する本格ミステリーで、転向を惜しむと共にぜひ残りの2冊も紹介して頂きたいと望みます。
    非実体主義殺人事件 (論創海外ミステリ)Amazon書評・レビュー:非実体主義殺人事件 (論創海外ミステリ)より
    4846008975



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