硝子の記憶
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夫の顔色を窺う主婦がDV夫から逃げ出して隠れながら生活を送るというストーリーはありがちなパターンですが、その生計をFXで稼ぎ出し、二年間で2,000万の利益を上げたり、DV夫が送り込んだ弁護士と渡り合ったり、弁護士と医者の卵の若者に女王様キャラで接したり、実優のキャラが序盤と明らかに変わり逞しくなっています。クライマックスも微妙でした。 | ||||
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誰にでも、他人に言えない「秘密」がある。自分は知っていて他人には言えない。そういう秘密だけではない。自分でも知らない自分の「秘密」。 夫から逃げて、東京スカイツリーを臨むマンションにひとり住む主人公の「板倉実優」。実優は繰り返しみる悪夢に悩まされていた。まったく同じ悪夢。そこにはいつも、燕と矢と川の浅瀬と許してという言葉で出てくる。 偶然、実優と知り合った若き精神科医、楡木俊介は、実優がストローを使ってアイスコーヒーを飲まなかったことにをヒントに、この謎を解いていく。実優の心の奥には、衝撃的な事実が隠されていた……ネタバレになるので、これ以上は書かないが。 作者は、フロイトの著作をよく読みこんでいる。そしてあのフロイトなら、たぶんこういう精神分析をするだろうなという部分も、面白く読める。心というのは、自分の内にありながら、自分のものではない。人間の心の、こうした不思議さと恐ろしさ。これと真剣に向き合ったミステリーだと言える。 | ||||
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何気ないミステリーの形式をとられていますが、この国の将来を危惧しつつも期待する、著者の素敵なメッセージだと思います。 立ち止まっている人、自分が停滞していると感じている人は一歩踏み出す勇気を頂ける書だと思います。 何度も繰り返し読まれることをお勧めいたします。 | ||||
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