時が新しかったころ
- SF (392)
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本書は、2年程前に買った後、今イチといううわさを聞いて積読になっていたのですが、気分転換のつもりで読み始めたら、なんと、面白いじゃないですか。 白亜紀の地層から発見された人類化石の謎を探るために恐竜型タイムマシンで乗り込んだ青年が出会ったのは、火星の王族姉弟だった。どこかのラノベで読んだようなぶっ飛んだ発端から始まる物語ですが、すっかり楽しませてもらいました。 400枚ぐらいなので、休日の午後の読書にちょうど良いぐらいの長さです。ジュブナイルのような雰囲気。 本書は、1964年、ヤング49歳の時に発表した同じ邦題の中編を、19年後の1983年、ヤング68歳の時に長編化したものですが、元になった中編は同じ創元SF文庫のロマンティック時間SF傑作選『時の娘』に収録されています。私はそれを2009年に読んでいるのですが、内容はまったく覚えていませんでした。 ヤングは短編型の作家だと思っていたし、原型の発表から20年近くたってから長編化したという経緯も期待感を削ぐ理由だったのですが、良く考えてみたら、私が好きなヤングの作品はいずれも長めの中篇でした。つまり、アイデア中心の短いものではなく、背景やディテールが十分に書き込まれた長めの作品の方を評価していたのです。 その意味では、400枚という、長編にしては短めのボリュームは、意外にヤングに向いていたのかも。 いわゆる傑作と呼ばれる小説ではないし、趣味的な部分も見受けられますが、ヤングらしさに満ちた楽しい小説だと思います。特にクライマックス。この展開はまさにヤング。大甘ロマンティックSFの魔術師の技。 で、読み終えた後、『時の娘』を引っ張り出して読んでみると・・・自分の記憶力の悪さにあきれました。基本的なストーリとアイデアは変わっていないのに、読んでいてもまったく思い出さなかった。 しかし、両者を比較すると、私は、長編版の方が好きです。中編版の方が良いと思われる部分もいくつかありますが、19年の時を経て修正された部分にはそれなりに納得できますし、追加された部分にもそれなりの味があります。ヤング自身は長編を書くのが苦手だったのかも知れませんが、やはり長編の方が長く楽しめます。何より一番の変更は、ヒロインのキャラクター設定ですね。ヤングは、ツンデレという属性を認識していて変更したとしか思えません。やるなあ。 | ||||
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父親目線で読んだ。 主人公カーペンターは、二人の火星人の子供を守るために、八面六臂の大活躍。 自分は、あそこまでは出来ないだろうなあ。 最初は、つっけんどんな未来の王女も、徐々に主人公に惹かれ、 冷厳な司令官の宇宙船で火星に帰還する時、「死ぬまであなたを愛します。」 そして、ハッピーエンドが待っている。 今ではストーリーとしては目新しくは感じないが、心爽やかになる。 人間って、他人のためを思う時、より以上の力が出る。 | ||||
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「時が新しかったころ」は、本当に楽しめるSFタイムとラベル・ロマンスだ。ヒーローの性格が最高で、ヒロインの設定がとても魅力的に構成してある。何度も読み直したくなるような、爽やかな作品だ。竹宮惠子のマンガ「私を月まで連れてって」を連想させる。こちらがマンガより15年ほど前に書かれたが。 | ||||
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もとが中編だったのものを長編化したため、なにがおかしいかはっきりとは指摘できないけど、 ちょっとぎくしゃくしたというかバランスが悪いかなというのはありました。せっかく長編にした んだから、創造主に対するプロローグや、主人公達のエピローグあたりがあればよかったかな。 | ||||
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読み終わったあと、思わず、口元がにっこりとしてしまいます。 とても可愛らしい、素敵な物語でした。 全然話の内容は違うのですが、なんとなく星の王子様を思い出しました。 | ||||
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