希望荘
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初版刊行(参考)
種別
短編集
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評判
希望荘の評価:
7.50/10点 レビュー 2件。 B ランク
希望荘の総合評価:
8.41/10点 レビュー 90件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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あの杉村三郎を主人公とした短編集。
東京北区の北東部に私立探偵事務所を構えた彼のもとにやって来る依頼人たち。
四つの短編が収められた本書はどれも宮部みゆきらしい物語が展開する。やって来る依頼者の相談事は
日常の謎的なアプローチだけれど、調べ始めるとこれがけっこう重かったりするのがどうも違和感を感じてしまう。
これはどうしてかというと、彼の周りにいる人たちは皆人情味たっぷりで落語の世界の住人のような善人ばかりであり、
杉村三郎という人間と彼らとの関わり合いが微笑ましく描かれているから。
だけど持ち込まれる相談事の奥には殺人という凶悪な事実があり、その陰と陽の落差が大きくて読んでいるこちらは
ちょっと気分が沈んだりするのだ。杉村三郎というキャラクターから言えば殺人などのないコージーミステリーでいいのではないかと思う。
彼のキャラクターとしては、人が人を殺すという出来事などのない、普通の暮らしの中で起きるちょっとした謎めいた現象を解き明かすという
探偵の方が向いていると思うのだが。
とはいっても相談事を調べていくと意外な真実に行き当たるというパターンではあるがそこは宮部みゆき。
物語を作る才能がしっかりと発揮され、どれも展開の妙と意外性が楽しめる。
つまりはいつ読んでも宮部みゆきは安心して読めるということ。