サブマリン
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
サブマリンの評価:
7.75/10点 レビュー 4件。 B ランク
サブマリンの総合評価:
8.36/10点 レビュー 91件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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タイトルの〝サブマリン〟は、潜水艦のこと。と言っても、潜水艦そのものを指しているのではなく、胸の奥に潜む鬱屈した感情、長あこと引きずっている罪悪感といった意味合いで使われているのだと思います。
そう言えば、作中に〝潜水艦〟の言葉が入った次の文章がありました。
《彼の起こした事故は、(中略)姿が見えない時もどこか、視界の外に潜んでいる。水中の潜水艦の如く、そしてことあるたびに、急浮上し、■■■■に襲い掛かるのだ。》講談社文庫 p.264
※ネタバレのおそれがあるため、個人名を■■■■の伏せ字としました。
白黒はっきりつけられない、かなり重たい話でしたね。交通事故の加害者、被害者が抱えているそれぞれの思い、どうにも割り切れない感情が描かれていて、やりきれない気持ちになりました。
そんな中、気分がすかっと晴れた印象的な文章がこれ。ジャズの巨星チャールズ・ミンガスのライブで、ローランド・カーク奏するテナーサックス・ソロの凄さ、その圧巻の演奏を描写した文章です。
《あの演奏を思い出してしまう。ソロで走り続ける彼のサックスの音は、そこら中を縦横無尽に飛び交う鳥のようで、誰かが捕まえようとするのをするすると、優雅に抜け、そのまま空を一気に上昇し、どこまで伸びるのかと皆が見つめている中、雲はおろか大気を越え、宇宙にまで突き抜けてしまい、観客は自分も宇宙に連れて行かれるような驚きで、声を上げずにはいられない。あの、湧き上がる歓声はまさにそのようだった。こんなところまで来た! という感動と痛快で、みなが笑っているのが想像できる。》文庫 p.184
ここで描き出されたローランド・カークのサックス・ソロの演奏。すごく聴いてみたくなりました。