プロローグ

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種別
長編
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2,138回
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あらすじ

2018年02月09日 プロローグ (文春文庫)

小説の書き手である「わたし」は物語を始めるにあたり、日本語の表記の範囲を定め、登場人物となる13氏族を制定し、世界を作り出す。しかしプログラムのバグというべき異常事態が起こり…。文学と言語とプログラミング、登場人物と話者が交叉する、著者初の「私小説」にして、SFと文学の可能性に挑んだ意欲作。(「BOOK」データベースより)

評判

プロローグの評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

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プロローグの総合評価:

7.67/10点 レビュー 6件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.6
(3pt)

エピローグより難しい。。

エピローグが面白かったので流れで読んだのだけれど。。
著者初の私小説にして、SFと文学の可能性に挑んだ意欲作、らしい。
んー、、そもそも、これがSFなのかどうかすら個人的には分からなかった。まぁ、現代文学が苦手なせいだからなのか、何を書きたいのか書いているのか、正直よく分からず、エピローグと方向性は同じなのかな、違うような同じような。。
手に取るなら、他の作品の方がいいかなぁ。。
プロローグ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プロローグ (文春文庫)より
4167910195
No.5
(3pt)

エピローグより難しい。。

エピローグが面白かったので流れで読んだのだけれど。。
著者初の私小説にして、SFと文学の可能性に挑んだ意欲作、らしい。
んー、、そもそも、これがSFなのかどうかすら個人的には分からなかった。まぁ、現代文学が苦手なせいだからなのか、何を書きたいのか書いているのか、正直よく分からず、エピローグと方向性は同じなのかな、違うような同じような。。
手に取るなら、他の作品の方がいいかなぁ。。
プロローグ Amazon書評・レビュー: プロローグより
4163903585
No.4
(5pt)

日本語で書かれた小説を極小部分まで解体し、「小説」を主人公の私小説として再構築すると言う超絶趣向

エピローグに比べると読み易いが、とにかく情報量の多い文章なので読了に3日掛かった。もちろん仕事もしているから、1日中読んでたわけではないが。日本語で書かれた小説を極小部分まで解体し、「小説」を主人公の私小説として再構築すると言う超絶趣向。筒井康隆の実験小説を想起したが、途中で思わずニヤリとしてしまうような作家と編集者の関係のこぼれ話などが入り、これも筒井風である。ただ面白いのは確かだが、やや俗に堕した感もあり評価を下げるつもりだった。しかし、終盤まで読み進めてどんどん高密度に拡散する壮大なラストに圧倒され、やはり満点評価する事にした。なお、あるレビュワーが1評価してるのを見たのも影響がある。そのレビューは円城さんの芥川賞受賞に嫉妬しているかのような論調で、1を付けるようなアンチが存在してるのは、逆にこの作品の評価を高めていると私は判断したのである。最低限のリスペクトを払うなら、1評価なんか出来るものではないと私は思う。
プロローグ Amazon書評・レビュー: プロローグより
4163903585
No.3
(5pt)

日本語で書かれた小説を極小部分まで解体し、「小説」を主人公の私小説として再構築すると言う超絶趣向

エピローグに比べると読み易いが、とにかく情報量の多い文章なので読了に3日掛かった。もちろん仕事もしているから、1日中読んでたわけではないが。日本語で書かれた小説を極小部分まで解体し、「小説」を主人公の私小説として再構築すると言う超絶趣向。筒井康隆の実験小説を想起したが、途中で思わずニヤリとしてしまうような作家と編集者の関係のこぼれ話などが入り、これも筒井風である。ただ面白いのは確かだが、やや俗に堕した感もあり評価を下げるつもりだった。しかし、終盤まで読み進めてどんどん高密度に拡散する壮大なラストに圧倒され、やはり満点評価する事にした。なお、あるレビュワーが1評価してるのを見たのも影響がある。そのレビューは円城さんの芥川賞受賞に嫉妬しているかのような論調で、1を付けるようなアンチが存在してるのは、逆にこの作品の評価を高めていると私は判断したのである。最低限のリスペクトを払うなら、1評価なんか出来るものではないと私は思う。
プロローグ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プロローグ (文春文庫)より
4167910195
No.2
(4pt)

「エピローグ」とセットでどうぞ。

「何のための、余分な回転軸だと思うのかね。重なり合ったお話を、それぞれ好きな角度で重ねて眺めればそれでいいんだ」(320ページより)

いやはや難しい小説だ。そもそも小説なのか、それさえわからない。

物語を創ろうとする「なにか」――それは作者かもしれないし、円城塔かもしれないし、プログラムかもしれないし、作中登場人物かもしれない――はさまざま工程を経て、創作に挑む。

言語をインプットしたり古今和歌集をダウンロードしたり「河南」をつくってみたり文節を区切ってみたりワードで試みたりテキストドキュメント「01-01.txt」「01-02.txt」と作ってみたり。これらとっちらかった「物語へのアプローチ」はところどころに隙間を残し……「誰か」が関与できる隙間を残し、そして文章はこれら自己のアプリケーションに「検閲」されながら、絶えず自己参照を繰り返し、自己を見つめ、各々が自分について語ろうとしている。その点からすれば間違いなく「私小説」だと思う。
 
この「プロローグ」を読み進めるということは、物語の材料とその取扱説明書、更には膨大な注釈を渡されるということに近い。呆然とする人がいてもおかしくないし、楽しめない人がいてもおかしくない。

個人的に読んだ中で興味深いエピソードは三つ。
「入力と出力(114ページ)」と「中間言語について(157ページ)」「星川の感覚(311ページ)」のくだりである。

前者二つはこの小説を能動的に楽しもうとする上で、かなり重要なことが書いてあると思う。遠い未来にでも「中間言語」の考えを採用したサウンドノベル・ゲームが出来てくれれば、すごい嬉しい。最後の感覚はまさしく「してやられた!」といったヤツだ。この手応えは破滅願望のあるPCがコンピュータ・ウィルスに感染した時の感情に似ているかもしれない。

本来文字ではなく図形か数式で表現すべきものを何の因果か文字で現したらこんな風になってしまった……言い換えると、出尽くしたはずの小説のジャンルに新たなものが加えられようとしているのだろう。読み手にも相応の努力、ないし適性が求められてもむべなるかな、とそのように捉えた方がよいと思う。
プロローグ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プロローグ (文春文庫)より
4167910195

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