叛徒

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種別
長編
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あらすじ

2018年01月16日 叛徒 (講談社文庫)

通訳捜査官の七崎隆一は、正義感から同職の義父の不正を告発、自殺に追い込んだことで、職場でも家庭でも居場所がない。歌舞伎町での殺人事件の捜査直後、息子の部屋で血まみれの衣服を発見した七崎は、息子が犯人である可能性に戦慄し、孤独な捜査を始めるが…。“正義”のあり方を問う警察ミステリー。(「BOOK」データベースより)

評判

叛徒の評価:

6.00/10点 レビュー 3件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.00pt

叛徒の総合評価:

7.60/10点 レビュー 10件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(8pt)

嘘と正義の狭間に、人生はある。

著者の江戸川乱歩賞受賞後の第一作。通訳捜査官という珍しい警察官を主人公に正義のための嘘は許されるのかを問う、警察ミステリーである。
新宿署で唯一の中国語通訳捜査官の七崎は、歌舞伎町で起きた中国人殺害現場から逃走した少年が着ていたジャンパーと酷似し、血が付いているものを息子の部屋で発見し、戦慄する。さらに、息子がネットで知り合った仲間と中国人狩りを繰り返していた証拠も見つけてしまった。犯人は息子なのか、動揺した七崎は誰にも相談できず、ひとりで真相を探ろうとする。しかも、通訳として取り調べに立ち会った際、捜査の目が息子たちに向かないように中国人証人の証言を曲げて通訳してしまったため、さらに窮地に陥った。自縄自縛状態で孤独な捜査を進めた七崎は事件の背後に外国人研修生制度の闇があることを突き止めたのだが、凶暴な闇組織に一人で立ち向かうことになる…。
通訳捜査官という存在を初めて知ったが、この職業自体が正義と捜査の間で苦しむ定めだということがよく分かる。さらに、家族を守るために咄嗟に吐いた嘘に縛られ、正義を求めながら嘘を重ねてゆく主人公の苦悩が重いリアリティを持って迫ってくる。警察捜査ミステリーとしての構成も素晴らしい。
単純な善悪で終わらせない、読み応えある社会派ミステリーとして多くの方にオススメする。

iisan
927253Y1

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.7
(5pt)

大切な人を守るために

「自分にとって何が一番大切なのか」
「自分にとって守るべきものは何か」
とても考えさせられる読み応えある作品でした。

自分の確固たる信義と守るべき大切なものとの天秤。生きていく上で沢山の選択を迫られる。
どちらを選ぶかはその人の価値観によって異なるが、やはり私も「人生で最も大切なもの」を守ると思う。
この歳になってようやく気付いた。
叛徒 Amazon書評・レビュー: 叛徒より
4062193310
No.6
(5pt)

大切な人を守るために

「自分にとって何が一番大切なのか」
「自分にとって守るべきものは何か」
とても考えさせられる読み応えある作品でした。

自分の確固たる信義と守るべき大切なものとの天秤。生きていく上で沢山の選択を迫られる。
どちらを選ぶかはその人の価値観によって異なるが、やはり私も「人生で最も大切なもの」を守ると思う。
この歳になってようやく気付いた。
叛徒 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 叛徒 (講談社文庫)より
4062938340
No.5
(3pt)

主人公家族が不幸過ぎて…

主人公が中国語の通訳捜査官なので、全体的に中国で溢れかえっています。
いじめで不登校中の息子が殺人を犯したのではないかと疑い、通訳捜査官という立場を利用してなんとか捜査の目を息子から引き離そうと仕組むのですが、そもそも警察組織から疎んじられている主人公がさらに場当たり的な策を用いてさらに立場を悪くし、家庭でも孤立…という不幸の連続は、さすがに読んでいて辛いものを感じました。
テーマとしては「正義とは?」ということだったのかもしれませんが、個人的には、主人公家族の不幸の前に霞んでしまったような印象です。
いつも通りに最後にはちゃんと救いがあったのですが、すらすらとは読めませんでした。
叛徒 Amazon書評・レビュー: 叛徒より
4062193310
No.4
(3pt)

主人公家族が不幸過ぎて…

主人公が中国語の通訳捜査官なので、全体的に中国で溢れかえっています。
いじめで不登校中の息子が殺人を犯したのではないかと疑い、通訳捜査官という立場を利用してなんとか捜査の目を息子から引き離そうと仕組むのですが、そもそも警察組織から疎んじられている主人公がさらに場当たり的な策を用いてさらに立場を悪くし、家庭でも孤立…という不幸の連続は、さすがに読んでいて辛いものを感じました。
テーマとしては「正義とは?」ということだったのかもしれませんが、個人的には、主人公家族の不幸の前に霞んでしまったような印象です。
いつも通りに最後にはちゃんと救いがあったのですが、すらすらとは読めませんでした。
叛徒 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 叛徒 (講談社文庫)より
4062938340
No.3
(5pt)

全てがラストへの伏線。

生還者に惹かれ、前後逆になってしまったが手にした作品。ラストに行くまではさほど胸の高鳴りはなく、ごく普通のミステリー作品程度。しかし、ラストになるにつれ、驚くほどの盛り上がり。そして迂闊にも涙が溢れてきた。読後には随所に散りばめられたミスディレクションを一つ一つ読み解きミステリーの醍醐味を十分に味わうことも出来た。良い意味で期待を裏切ってくれた作品。
叛徒 Amazon書評・レビュー: 叛徒より
4062193310

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