ブルー・ドレスの女
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1948年のロスを舞台に、人探しを依頼された失業中の黒人労働者が、激しい暴力と差別にさらされながら奮闘するハードボイルド作品。 ありがちな設定だが、友といえども常に命のやり取りをせざるを得ない緊迫感がストーリーを盛り上げていく。一癖も二癖もある登場人物たちの過去の因縁が複雑に絡み合っていて、予想外の結末を迎える。 主役のイージー・ローリンズは探偵となって、以降シリーズ化されているようだが、読み続けたくなるような力強さまではなかった。本作では主役がそれほど魅力的ではないからなのかも。 なお、本作品はデンゼル・ワシントン主役で映画化されている。ヒロインはジェニファー・"フラッシュダンス"・ビールス。【CWA】 | ||||
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映画から先に観た。よく出来た映画だったので、原作にも手を出した次第。文体は、正統派ハードボイルド(もちろん邦訳でしか読んでいないが)。実は、日本のハードボイルド作家は、結城昌治ひとりいれば十分と常日頃から思っているほどの頑迷・偏屈な自分だが、この原作には感心させられた。 原題は「女」ではなく、「悪魔」= devil 、つまり「青いドレスを着た悪魔」 であり、ダフネが単なる❝被害者❞ではなく、殺人の連鎖の中にいる点、そして、心休まる友人オデルとのやりとりが主人公を癒し、読者をも癒す点。この2点が映画にはなくて、原作にはある。 多くの登場人物の中で、オデルは唯一、善人である。彼がいなければ物語はあまりに殺伐として何の救いもない。(いや、もう1人、虐待を受けた少年を引き取る善人がいた・・・。) 本作に惚れて、続く「赤い罠」も買った。 | ||||
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純粋なミステリーとして見ると、話の展開が唐突な部分があって謎解きにぐいぐい引きつけられるわけにはいかない。 ただ、作者の意図は黒人主人公の背負った個人的かつ民族的な歴史を暴力が支配する世界に晒してあぶりだすことにあるのではと思えるので、この観点からいうと苦味と深みのある作品だといえる。黒人文化に興味のある人は読んでおいてもいいんじゃないだろうか。映画化されているらしいけどそっちはまだ見ていない。 | ||||
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