シルヴァー・スクリーム
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映画がテーマのホラーアンソロジー(上巻)。 80年代にご活躍の作家たちのつぶよりの作品が収録されており、当時、モダンホラーやダークファンタジーに耽溺したていた自分には感涙もの。ホラーといいながらもけして怖くはないのがこれまた懐かしさを誘う。 猟奇殺人鬼と少年の交流(?)を描いたレイ・ガートン「罪深きは映画」は、結末の想像はつくものの途中のハラハラがたまらない。(この作家はの、風俗嬢パンパイアが活躍する「ライヴ・ガールズ」は、隠れた名作)。 その他、冴えない男二人の退屈過ぎる日の結末ジョー・R・ランズデール「ミッドナイト・ホラー・ショー」は、相変わらずのタブーお構いなしの破天荒さが魅力だ。 | ||||
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映画をテーマにしたホラー小説のアンソロジー。 全20篇を謹んで読ませて頂き、好きな作家が多数参加しているという事で期待して読みましたが、はっきり言って期待しすぎたのかあまり面白くありませんでした。個人的にはこの手のアンソロジーを読む場合、収録作の内、一篇でも面白ければ満足にしているのですが、このアンソロジーでは二篇だけ面白く、それだけでも得した気分にならないといけないとは思いますが、あまり手放しで人に奨める気にはなりませんでした。因みにその面白かった作品はランズデール氏の作品とウィンター氏の作品でした。 ついでに書かせて頂くと、今まで結構ホラー映画は観ましたが、あまり怖かった物が無かった様な気がします。VHSのビデオが流行った時代やTVの民放でよくやっていた映画でホラー映画が結構ありましたが、それ程怖いと思った物が無かった様な記憶があって、今になってからもう少し怖い映画があっても良かったのではないかとか、暫し感慨に耽りました。残虐な描写が過激で問題になった映画もありましたが、怖い映画とはちと違う感じがしたし。名作といわれる「ウィッカーマン」とかコッポラ監督の初期作の「ディメンシャ13」とかもあまり怖くなくて肩透かしを食った記憶があります。今は技術的予算的に昔の映画界より向上したと思うので、真に怖い映画が出来る事を期待します。 そんなに酷くないですが、あまり人に奨める気にならないホラーアンソロジー。お暇ならどうぞ。 | ||||
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上巻ではまずF・ポール・ウィルスン「カット」。ここで描かれる怪異はありがちな題材を扱っていながらも、その現象が特異で読ませる。これ、ほんとうにあったら怖いよね。ていうか最悪の悪夢だ。レイ・ガートン「罪深きは映画」は少年と連続殺人鬼の物語。そこにガートンは宗教による抑圧と屈折したイニシエーションを絡め、アンファンテリブル物として忘れがたい物語を紡いでゆく。スティーヴン・R・ボイエット「アンサー・ツリー」は既視感があってよくよく考えてみるとあのセオドア・ローザックの「フリッカー、あるいは映画の魔」とよく似た印象を受けるのだ。ドキュメントっぽいつくりの中で異様な映画監督の全貌が徐々にあきらかになってゆく。これは面白かった。ランズデールの「ミッドナイト・ホラー・ショウ」は先に文春文庫から刊行されていた「厭な物語」に「 ナイト・オブ・ザ・ホラー・ショウ」のタイトルで収録されていたので既読だったのだが、なんとも厭な話だね。前回読んだ時はフラナリー・オコナーの「善人はそういない」と読み比べてしまったのでさほど厭な印象は残らなかったのだが、こんなに後味の悪い話もそうそうお目にかかれないね。 | ||||
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収録作品 「前口上」トビー・フーパー 「幻燈」ジョン・M・フォード 「カット」F・ポール・ウィルスン 「女優魂」ロバート・ブロック 「罪深きは映画」レイ・ガートン 「セルロイドの息子」クライヴ・バーカー 「アンサー・ツリー」スティーヴン・R・ボイエット 「ミッドナイト・ホラー・ショウ」ジョー・R・ランズデール 「裏切り」カール・エドワード・ワグナー 「〈彗星座〉復活」チェット・ウィリアムスン 『悪魔のいけにえ』のトビー・フーパー監督による趣向に満ちた愉しい序文から始まる、映画をモチーフとした書き下ろし(一部既発表作品を含む)ホラー・アンソロジー(原著1988年刊) 題名に込められたダブル・ミーニングが絶妙な「カット」 巨匠ブロックが描くオールド・ハリウッドへの郷愁「女優魂」 アンファン・テリブル物の傑作「罪深きは映画」 スプラッタ・ホラー名作中の名作「セルロイドの息子」 オフビートな諧謔の中に異界としてのアメリカ南部の不気味さを感じる「ミッドナイト・ホラー・ショウ」 そしてノスタルジアの中に言いようも無い恐怖を秘めた「〈彗星座〉復活」 映画への妄想と映画館の暗闇がもたらす恐怖に満ちた傑作短編集。書き下ろし中心ながら個々の作品の水準は極めて高い。 | ||||
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