平原の町

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種別
長編
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あらすじ

2010年01月30日 平原の町 (ハヤカワepi文庫)

十九歳になったジョン・グレイディ・コールは国境近くの牧場で働いていた。メキシコ人の幼い娼婦と激しい恋に落ちた彼は、愛馬や租父の遺品を売り払ってでも彼女と結婚しようと固く心に決めた。同僚のビリーは当初、ジョン・グレイディの計画に反対だった。だがやがて、その直情に負け、娼婦の身請けに力を貸す約束をする。運命の恋に突き進む若者の鮮烈な青春を、失われゆく西部を舞台に謳い上げる、国境三部作の完結篇。(「BOOK」データベースより)

評判

平原の町の評価:

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平原の町の総合評価:

9.00/10点 レビュー 6件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.6
(4pt)

「越境」>「すべての美しい馬」=「平原の町」

最も読み難く難解な「越境」著者の小説の中では比較的読み易い「すべての美しい馬」二つの物語の主人公が同じ牧場で働き3部作の総括的な物語が展開される。読み進めて行くと徒では済まない結末になる事は予想が付くが実際その通りとなる。一方で物語の趨勢と直接関係ない日々の仕事や出来事の詳細な描写にその光景がありありと目に浮かぶのだが登場人物達の行末よりそういった場面は読後意外と心に残る。訳者のあとがきや解説文に繰り返し書かれている様に失われて行く米南西部国境の暮らしとカウボーイ文化に対する郷愁、容赦無い物語の中に散見する哲学の様な物の混淆が作品の核だがエピローグの旅人との会話とその内容は些か冗長でビリーの去就だけで良かった気がする。
平原の町 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 平原の町 (ハヤカワepi文庫)より
4151200584
No.5
(4pt)

「越境」>「すべての美しい馬」=「平原の町」

最も読み難く難解な「越境」著者の小説の中では比較的読み易い「すべての美しい馬」二つの物語の主人公が同じ牧場で働き3部作の総括的な物語が展開される。読み進めて行くと徒では済まない結末になる事は予想が付くが実際その通りとなる。一方で物語の趨勢と直接関係ない日々の仕事や出来事の詳細な描写にその光景がありありと目に浮かぶのだが登場人物達の行末よりそういった場面は読後意外と心に残る。訳者のあとがきや解説文に繰り返し書かれている様に失われて行く米南西部国境の暮らしとカウボーイ文化に対する郷愁、容赦無い物語の中に散見する哲学の様な物の混淆が作品の核だがエピローグの旅人との会話とその内容は些か冗長でビリーの去就だけで良かった気がする。
平原の町 (Hayakawa novels) Amazon書評・レビュー: 平原の町 (Hayakawa novels)より
4152082615
No.4
(4pt)

全翻訳を読むと、

火や水を運ぶ試みはここに挫折しても、夢を通して次の世界へ続いていく。解説は蛇足。
平原の町 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 平原の町 (ハヤカワepi文庫)より
4151200584
No.3
(4pt)

全翻訳を読むと、

火や水を運ぶ試みはここに挫折しても、夢を通して次の世界へ続いていく。解説は蛇足。
平原の町 (Hayakawa novels) Amazon書評・レビュー: 平原の町 (Hayakawa novels)より
4152082615
No.2
(4pt)

ちょっと趣味的+ファンサービスな印象

「すべての美しい馬」の直接的な続編で「越境」からのつながりもある、「国境三部作」最後の作品。

前2作を読んでいなくても読めるが、読者は当然前2作を読んでいるという前提で書いてあるので読んでないといまいち読みづらいだろう。

内容的には、青春小説としては「すべての美しい馬」に劣り、哲学性、芸術性では「越境」に劣る。
ちょっと中途半端な印象を受ける。
大傑作を目指した、というよりは前2作の主人公ジョン・グレイディとビリーの物語に決着をつけることを目的に書かれたような感じだ。

ただ、評者はこの作品で好きなポイントが2つある。
それは、

1.馬に関する興味深い文章が多い。
マッカーシーは馬が好きなのだろうか?
馬に関する文章は「すべての美しい馬」にもあったが、それより増えていてまたもっと深いものになっている。
「いい馬は自分で判断することができるよ。そういう馬は心のなかが見えるんだ。人が見てないときでもこれはやらないってことがあるからね。いい馬は自立してるんだ。そこまで調教したら馬は自分で悪いと知ってることは命令されてもやろうとしない。こっちに逆らうんだ。そこで扱いを間違えたらその馬を殺すのと変わらない。いい馬は心のなかに正義の観念を持ってるんだよ。」
評者も馬が好きなので、こういう文章を読むだけでもこの本を読んだ甲斐があったと思う。
他にも、馬の競りや種付けのシーンがあり、馬が好きなら読んでいて楽しい。

2.エピローグが特筆に値する。
「旅人の夢の話」は割と直接的な小説家と登場人物と読者の関係についての寓話だ。
マッカーシーという人はあまり作品外での発言をしないそうで、こういう小説論のような文章を読めるのは珍しいのではないだろうか。
大部「国境三部作」の最後の締めくくりに、自分の小説へのアプローチの仕方のようなものを書いておこうと思ったのかもしれない。

小説として完成していた前2作と比べてマッカーシーの私的なモチベーション+ファンサービスで書かれた部分が大きいような印象を受けた。
平原の町 (Hayakawa novels) Amazon書評・レビュー: 平原の町 (Hayakawa novels)より
4152082615

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