夢宮殿

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種別
長編
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あらすじ

2012年02月28日 夢宮殿 (創元ライブラリ)

そこには、選別室、解釈室、筆生室、監禁室、文書保存所等が扉を閉ざして並んでいた。国民の見た夢を分類し、解釈し、国家の存亡に関わる夢を選び出すこの機関に職を得た青年は、その歯車に組み込まれていく。国家が個人の無意識の世界にまで管理の手をのばす怖るべき世界を描いた、幻想と寓意に満ちた傑作。(「BOOK」データベースより)

評判

夢宮殿の評価:

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夢宮殿の総合評価:

8.67/10点 レビュー 9件。

感想一覧

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Amazonレビュー

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No.9
(5pt)

素晴らしい!

難解だと思いましたが、2時間ちょっとで読破しました。

この前に読んだ本が1984だっただけに、その全体主義への批判が気持ちよかった。

『A Girl in Exile』の翻訳も期待したいです。
夢宮殿 (創元ライブラリ) Amazon書評・レビュー: 夢宮殿 (創元ライブラリ)より
4488070701
No.8
(5pt)

素晴らしい!

難解だと思いましたが、2時間ちょっとで読破しました。

この前に読んだ本が1984だっただけに、その全体主義への批判が気持ちよかった。

『A Girl in Exile』の翻訳も期待したいです。
夢宮殿 (海外文学セレクション) Amazon書評・レビュー: 夢宮殿 (海外文学セレクション)より
4488016006
No.7
(3pt)

可もなく不可もなく、だが中国の市民電子データ収集に通ずるような幻想小説

国民の夢を検閲してそこから得られる情報の断片から国家の危機に関わるような危険の芽を摘む機関の話、
というフィリップ・K・ディックのマイノリティー・リポートの幻想版、というストーリーで、
設定がほぼ全てでそこからの展開も読者の想定の域を出るものではないが、
ディックの作品が「悪意」を感知し、犯罪行為を未然に防ぐことをまず目的とするがそれは民主主義の否定に通じるというジレンマを扱ったものであったが、こちらの作品では目的自体がそのもの全体主義に対する危険の排除という、より直接に国家権力の暴走の恐怖を描いている。
作者は多作のベストセラー系の作家らしいので、一つの作品の質はそこそこということだと思うが、
ただテーマとは別に面白いのが、エリート省庁「夢宮殿」に勤めることになった主人公が、
その新しい未知の世界に飛び込んで、多少神経症的とさえ言えるかもしれない不安感や警戒心、
恥をかきたくない恐怖心や結果を出そうとする焦りが新たに社会に飛び込む現実の世界の新社会人の心労と
ほとんど同じに描かれているように思えるところ。
そんな不穏な世界で働き始める主人公に同情できる。

テーマから広げたかたちで恐ろしく思えるのは、夢の検閲など非現実的に思えるが、
現代ではインフラを通じて個人の思考に関する情報は吸い上げられまくっていて、
それが国家によって検閲されるようなことになれば、近未来を扱ったディックのSFよりも、
むしろ非現実感を前面に出すファンタジー作品の方が現代のリアルに近いというところ。
夢宮殿 (創元ライブラリ) Amazon書評・レビュー: 夢宮殿 (創元ライブラリ)より
4488070701
No.6
(3pt)

可もなく不可もなく、だが中国の市民電子データ収集に通ずるような幻想小説

国民の夢を検閲してそこから得られる情報の断片から国家の危機に関わるような危険の芽を摘む機関の話、
というフィリップ・K・ディックのマイノリティー・リポートの幻想版、というストーリーで、
設定がほぼ全てでそこからの展開も読者の想定の域を出るものではないが、
ディックの作品が「悪意」を感知し、犯罪行為を未然に防ぐことをまず目的とするがそれは民主主義の否定に通じるというジレンマを扱ったものであったが、こちらの作品では目的自体がそのもの全体主義に対する危険の排除という、より直接に国家権力の暴走の恐怖を描いている。
作者は多作のベストセラー系の作家らしいので、一つの作品の質はそこそこということだと思うが、
ただテーマとは別に面白いのが、エリート省庁「夢宮殿」に勤めることになった主人公が、
その新しい未知の世界に飛び込んで、多少神経症的とさえ言えるかもしれない不安感や警戒心、
恥をかきたくない恐怖心や結果を出そうとする焦りが新たに社会に飛び込む現実の世界の新社会人の心労と
ほとんど同じに描かれているように思えるところ。
そんな不穏な世界で働き始める主人公に同情できる。

テーマから広げたかたちで恐ろしく思えるのは、夢の検閲など非現実的に思えるが、
現代ではインフラを通じて個人の思考に関する情報は吸い上げられまくっていて、
それが国家によって検閲されるようなことになれば、近未来を扱ったディックのSFよりも、
むしろ非現実感を前面に出すファンタジー作品の方が現代のリアルに近いというところ。
夢宮殿 (海外文学セレクション) Amazon書評・レビュー: 夢宮殿 (海外文学セレクション)より
4488016006
No.5
(3pt)

可もなく不可もなく

国民の夢を検閲してそこから得られる情報の断片から国家の危機に関わるような危険の芽を摘む機関の話、
というフィリップ・K・ディックのマイノリティー・リポートの幻想版、というストーリーで、
設定がほぼ全てでそこからの展開も読者の想定の域を出るものではないが、ディックの作品が「悪意」を検閲し、
犯罪行為を未然に防ぐことをまず目的として、それが結果的に民主主義の危険に通じかねないというものであったが、
こちらの作品ではその目的が全体主義に対する危険の排除という、より直接的に国家権力の暴走の恐怖を描いている。
作者は多作のベストセラー系の作家らしいので、一つの作品の質はそこそこということだと思うが、
ただテーマとは別に面白いのが、エリート省庁「夢宮殿」に勤めることになった主人公が、その新しい未知の世界に飛び込んで、
多少神経症的とさえ言えるかもしれない不安感や警戒心、恥をかきたくない恐怖心や結果を出そうとする焦りが、
新たに社会に飛び込む現実の世界の新社会人の心労とほとんど同じに描かれているように思えるところ。
そんな不穏な世界で働き始める主人公に同情できる。

テーマから広げたかたちで恐ろしく思えるのは、夢の検閲など非現実的に思えるが、
現代ではインフラを通じて個人の思考に通じる情報も吸い上げられまくっていて、それが検閲されるならば、近未来を扱ったディックの作品よりも、むしろこっちの作品の方がリアルに近いというところ。
夢宮殿 (創元ライブラリ) Amazon書評・レビュー: 夢宮殿 (創元ライブラリ)より
4488070701

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