築地ファントムホテル



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初公開日(参考)2012年02月
分類

長編小説

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築地ファントムホテル

2012年02月17日 築地ファントムホテル

明治5年に焼失した日本最初の西洋式ホテルで、焼け跡から宿泊客の刺殺死体が発見された。殺害現場で目撃され、忽然と姿を消した鎧武者を追い、西洋人探偵と日本人助手が捜査を始める。西南戦争を前に未だ政情も社会も不安定な東京・横浜を舞台に、さまざまな人物の思惑が交錯する、近代日本ミステリー。二重三重に張られた伏線を回収した先に、驚くべき真相が待ち受ける。 (「BOOK」データベースより)




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築地ファントムホテルの総合評価:6.50/10点レビュー 4件。Dランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

築地ファントムホテルの感想

タイトルは『築地ファントムホテル』とカッコイイのですが、読み終えてみるとタイトルにするほどのことも無かったような…。

謎解き以外は取り立てて面白味はないので、『誘拐児』が面白かった分ちょっと残念でした。

カミーテル
MCFS6K6O
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.3:
(4pt)

時代のうねりに飲まれる人と国家

実在したホテルが舞台となっており,それがいきなり焼け落ちる始まりが印象的な一冊.
二部構成の物語は,第一部は主に捜査パートとして,多くの人物や証言が浮かんでは消え,
全体的に長めですが,引き出される証言も含めて,会話の様子が自然でスムーズに読めます.

また,対二部では,読む側はもちろん,探偵役も抱いていた疑問が次々に覆されていき,
それらが繋がっていく気持ち良さ,それでいて届かない真相に考えを巡らせるのが楽しく,
そこから一転,思わぬ様相を見せる結末は,悲しい『すれ違い』に何とも言えない思いが….

大きな時代のうねりに飲まれる人と国家を描き,ミステリとしても物語としても満足で,
そこへわずかな光を覗かせるエピローグが,どこかで繋がる小さな希望と余韻を残します.

なお,12年02月の単行本の文庫化で,これに伴い,加筆と修正が行われているとのことです.
築地ファントムホテルAmazon書評・レビュー:築地ファントムホテルより
4062175002
No.2:
(2pt)

時代背景と雰囲気だけは気に入ったのですが。

明治5年の銀座。
日本初の西洋式ホテル・築地ホテル館を襲った大火。
焼け跡から発見されたイギリス人の刺殺死体の謎を追うことになったイギリス人写真家・ベアトは、死体の側に鎧姿の侍が居たという証言を聞く。

乱歩賞作家が江戸から明治へと時代が変わる混乱期の東京を舞台に描いたミステリ。
ホテル内で消えた鎧武者の謎で引っ張りますが、時代背景と物語があまりマッチしていない感じがしました。
築地ファントムホテルAmazon書評・レビュー:築地ファントムホテルより
4062175002
No.1:
(5pt)

プライドを失わない人生に、いつか希望の灯る日

明治5年に銀座を焼き尽くした大火は、西洋人呼ぶところのエド・ホテル、すなわち、日本初の西洋式高級ホテルである東京築地ホテルをも灰燼に帰した。だが、数多の焼死体の中に発見された一人のイギリス人の腹部には刀傷が確認され、焼け出された別のイギリス人の証言により、"鎧兜で武装し、太刀を身構えた日本人の侍"の存在が浮かび上がる。"異人さん"専用ホテルにSAMURAIが姿を隠して侵入できたのはなぜか。あるいは、西洋文明の尺度で図ることのできない、東洋の神秘なのか。
インド大反乱、アヘン戦争、アロー号事件など、近代アジアと大英帝国の修羅場をくぐり抜けてきたイギリス人写真家、ベアトは、現場で遭遇した新政府の警視に極秘捜査の取引を持ちかけられる……。

江戸川乱歩賞作家の最新ミステリーを一気読みだ。
アメリカ人、イギリス人、ドイツ人がわがもの顔で闊歩し、清国人が地を這うように苦役に従事する横浜外国人居留地と、数年前まで徳川幕府の本拠地であり、いまや新政権が近代化に邁進する東京で垣間見られる活気と沈鬱。それは、新時代の日本の姿の縮図でもあるが、その下層にみて取れる薩摩・長州勢力と佐賀勢力によるせめぎ合いが、ひとつの姉弟を悲劇に巻き込むことになる。

家禄を失った旗本御家人の悲惨な行く末は、プライドを失わずに生きることの難しさを余すことなく顕現する。それでも"誰の力も借りずに、一人で歩んでゆく"であろう東次郎の人生に、希望の灯ることを望みたい。
築地ファントムホテルAmazon書評・レビュー:築地ファントムホテルより
4062175002



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