密室殺人ゲーム王手飛車取り
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あらすじ
評判
密室殺人ゲーム王手飛車取りの評価:
7.27/10点 レビュー 30件。 A ランク
密室殺人ゲーム王手飛車取りの総合評価:
7.07/10点 レビュー 114件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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〈頭狂人〉、〈044APD〉、〈aXe〉、〈ザンギャ君〉、〈伴道全教授〉。
本名も容姿も年齢も職業も知らない、ネット上のニックネームで呼び合う5人が遊ぶのは、殺人推理ゲーム。
毎回1人が出題者となり、残りの4人が探偵役として、密室やアリバイのトリックを推理する――ただし、出題されるのは、現実に出題者が犯した殺人事件だ。
推理小説で「なぜ(ホワイダニット)」に全く触れられないというのは珍しい(「だれ(フーダニット)」がない倒叙ものはあるが)。しかし、『密室殺人ゲーム王手飛車取り』では、動機は「ゲームの出題のため」だし、犯人は「出題者」である。問答無用で「どうやって(ハウダニット)」の部分にだけ注目した、なんとも奇妙な設定だ。興味をそそられるというだけでなく、この設定だからこその謎や面白さもある。
世間では、推理小説というだけでも、不謹慎に感じる人はいるだろう。人が死ぬことを娯楽にしているのだから。それが、ただ「思いついたこのトリックを使ってみたい、それを仲間内で推理ゲームの題材にしたい。だから殺そう」というのだから、不謹慎の極みである。最高だ。
どうにもうろんな5人についても、それぞれの個性や、殺人を肴にしたやりとりが楽しく、読み進めるうちにどんどん憎めなくなってしまった。
全体的に5人で会話しているシーンが多いため、本がそれなりに厚い割に、一晩であっという間に読めてしまった。
ちなみに、タイトルにある「王手飛車取り」から将棋絡みを連想するかもしれないが、将棋の知識は必要ないので、安心してほしい。
また、続編の『密室殺人ゲーム2.0』は、この本を読んでいないとよくわからない部分も、この本を読んでいるからこそ楽しめる部分もあるので、順番通り、内容の記憶があるうちに読むことをお勧めする。
▼以下、ネタバレ感想