長い家の殺人
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初版刊行(参考)
種別
長編
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112回
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あらすじ
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評判
長い家の殺人の評価:
4.45/10点 レビュー 11件。 D ランク
長い家の殺人の総合評価:
5.69/10点 レビュー 48件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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自分が読んだのは、2008年に新装版として再度発刊された文庫版の、2016年に第15刷として出版されたモノ。
なので、レビュー内容には多少ネタバレが有ります。
自分はトリックにまんまと引っかかる方が好きなタイプ。まんまと引っ掛かった方が読後感が高くなる。だから極力トリックなどや伏線、セリフの言い回しなどには注意しないで読む。
それなのに、このトリックは薄々感ずいてしまった。その「えっ!?ひょっとして!?」と思いながら読み進めなければならなくなった事に対して、星を一つ落とした。
更にこのトリック方法が非常に疑問。
一つは、人間の持つ感覚を無視しているから。
表題の通り、第一の殺人現場は廊下の様に長い家。縦長に宿泊者用の部屋が並んでいるので縦に長い。しかし幾ら同じような扉が15枚、等間隔に並んでいても、初めて訪れた場所で無い限り、いつもと感覚(歩数など)の違いに気付かないだろうか?むしろ部屋列の真ん中辺りの方が間違えやすいと思う。
また、”壁” に関しても一番最後の部屋に宿泊する人が違和感を感じないはずが無い。ベニヤ板などで作った大がかりな ”壁” ならまだしも、簡易的な壁に気付かない程鈍感なのだろうか?
次に、バンドメンバーの会話など、小説から出てくる雰囲気が1986年と言う時代背景に合っていない。
確かに、メンバーが履くストーンウォッシュのジーンズは、この辺りの時代に爆発的に流行ったし、ジーンズに白のヘインズTシャツという描写も、この時代に流行ったのは確か。
しかし、バンドメンバーは大学四年生という設定でも、この86年前後に大学生として過ごしたリアルタイム感が文章から感じられず、これもまた違和感をずっと感じたままだった。
文庫カバー裏を見ると、著者は86年当時25歳。なるほど、社会人になって3年も経っている。
更に気になったのが、バンドに関する会話。
巻末に島田荘司の文章が載っているが、そこには著者はドラムを叩き、作曲もすると書かれている。
しかし、どうにもバンド内での会話や、楽器に関する地の文などが空虚なのだ。音楽に関する知識は有っても、実体験的な言い回しではない感じがする。
例えば、ナチュラル・ディストーションという地の文。エフェクターを沢山使う事を良しとせず、と言うのならナチュラル・オーバードライブの方がすっきりする。