流れ星と遊んだころ

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初版刊行(参考)
種別
長編
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4,816回
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1
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16
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あらすじ

2021年06月10日 流れ星と遊んだころ<新装版> (双葉文庫)

傲岸不遜な大スター「花ジン」こと花村陣四郎のパワハラに苦しむマネージャーの北上梁一は、ある夜、一組の男女と出会う。秋場という男の放つ危険な魅力に惚れこんだ梁一は、彼をスターにすることを決意。その恋人である鈴子も巻きこみ、花ジンから大作映画の主役を奪い取ろうと画策する。芸能界の裏側を搔い潜りながら着実に階段を上る三人だが、やがてそれぞれの思惑と愛憎が絡みあい、事態は思わぬ展開をみせる――。(「BOOK」データベースより)

評判

流れ星と遊んだころの評価:

6.25/10点 レビュー 4件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.25pt

流れ星と遊んだころの総合評価:

7.95/10点 レビュー 22件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全3件 1〜3 1/1ページ
No.3
(5pt)

芸能界のスターを目指した大博打


 日々奴隷のような扱いを受けていた芸能マネージャー北上梁一は、ある夜の一組の男女との出会いで人生を見つめなおす。 自身の手で芸能界のスターを作り出す・・・、イメージとコネが物言う芸能界を掻い潜りつつ梁一は一世一代の勝負に挑む。 嘘、偽り、駆け引き、どんでん返し、技巧に技巧を重ねた連城三紀彦氏の長編。

 技巧派ミステリと銘打ってるだけあって想像以上に複雑なつくりになってますね。 正直、嘘や奸計、トリックのためのぼかした表現が多すぎて非常にくどく読みにくいです。 芸能界のスターダムを目指す話なわけですが、私自身はあんまり俳優や映画スターに憧憬が無いのであんまり感情移入出来なかったですね。 ★は5つ。

りーり
9EDFH0HC
No.2
(6pt)

流れ星と遊んだころの感想

「やられた」が、期待した好みのミステリとは雰囲気が違うので、低評価で。

やられタスマニアデビル
XRZ79J4L
No.1
(5pt)

流れ星と遊んだころの感想

芸能マネージャーが一人の男と一人の女と出会う。男二人と一人の女。子供の頃流れ星を見つけるのがうまかった彼はその男をスターにするため担当している俳優、花ジンを裏切り彼を野倉監督の新作に出演させるべくオーデションを受けさせる。この手でスターを作り上げたいと奮闘する男。しかし、渋谷の路地裏で一人の男が殺された事件があり、オーデションでも逆転がありズブのシロウトがスターと成っていく。一人称の視点が変わり迷宮に入るストーリー。大掛かりなトリックはないがミステリアスな話が最後まで続き真相も消える。
誰が誰なのか複雑な入り組んだ関係の物語を、渋谷での路地裏の殺人をキーワードに織り成す不思議なモノローグ・・・。

ニコラス刑事
25MT9OHA

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.18
(2pt)

読み疲れました

『暗色コメディ』の書評でも書きましたが、やはり連城三紀彦氏のミステリのおもしろさは短編ものに尽きる、と思えます。長編はとにかく冗長に感じてしまい、回りくどさや説明の丁寧さがかえって苦痛でした。特に今作のように過去と現在、一人称と三人称が目まぐるしく入れ替わる物語は、一気に読まないと何が何だかあまりに複雑で、かえって驚きが減じてしまうように思えますし、叙述トリックなのだなということが見抜けてしまいます。どんでん返しもむしろ短編の方が鮮やかな伏線に感嘆するのですが、長編だと埋もれてしまったり忘れてしまったりというマイナス面も・・・。本格ミステリというよりは普通のいわゆる大衆文学に近い小説かと。芸能界はやはり恐ろしい世界だということだけは堪能できました(笑)。
流れ星と遊んだころ<新装版> (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 流れ星と遊んだころ<新装版> (双葉文庫)より
4575524786
No.17
(2pt)

読み疲れました

『暗色コメディ』の書評でも書きましたが、やはり連城三紀彦氏のミステリのおもしろさは短編ものに尽きる、と思えます。長編はとにかく冗長に感じてしまい、回りくどさや説明の丁寧さがかえって苦痛でした。特に今作のように過去と現在、一人称と三人称が目まぐるしく入れ替わる物語は、一気に読まないと何が何だかあまりに複雑で、かえって驚きが減じてしまうように思えますし、叙述トリックなのだなということが見抜けてしまいます。どんでん返しもむしろ短編の方が鮮やかな伏線に感嘆するのですが、長編だと埋もれてしまったり忘れてしまったりというマイナス面も・・・。本格ミステリというよりは普通のいわゆる大衆文学に近い小説かと。芸能界はやはり恐ろしい世界だということだけは堪能できました(笑)。
流れ星と遊んだころ (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 流れ星と遊んだころ (双葉文庫)より
4575516481
No.16
(2pt)

読み疲れました

『暗色コメディ』の書評でも書きましたが、やはり連城三紀彦氏のミステリのおもしろさは短編ものに尽きる、と思えます。長編はとにかく冗長に感じてしまい、回りくどさや説明の丁寧さがかえって苦痛でした。特に今作のように過去と現在、一人称と三人称が目まぐるしく入れ替わる物語は、一気に読まないと何が何だかあまりに複雑で、かえって驚きが減じてしまうように思えますし、叙述トリックなのだなということが見抜けてしまいます。どんでん返しもむしろ短編の方が鮮やかな伏線に感嘆するのですが、長編だと埋もれてしまったり忘れてしまったりというマイナス面も・・・。本格ミステリというよりは普通のいわゆる大衆文学に近い小説かと。芸能界はやはり恐ろしい世界だということだけは堪能できました(笑)。
流れ星と遊んだころ Amazon書評・レビュー: 流れ星と遊んだころより
4575234621
No.15
(5pt)

当初の予想の「梁一⇔秋葉」の入れ替わりが"意表を突く形"で復活・実現する展開はアクロバティックという他は無く、作者の"騙し"の技巧が炸裂した隠れた傑作

私は作者のデビュー当時からのファンで、「陰と陽」、「白と黒」を一瞬の内に反転させてしまう作者の作風を愛好して来た(最高傑作は短編集「夜よ鼠たちのために」だろう)。本作の存在は初めて知ったが、冒頭で"俺"と「運が悪いと弁解し、罪を告白する」"あいつ"とが登場し、以下、"俺"と思われる"花ジン"という落ち目(小田という若手俳優に主役の座を奪われてしまう)の時代劇大スターのマネージャー梁一("花ジン"を憎んでいるが、"花ジン"に奴隷の様に仕えざるを得ない自身をより憎んでいる)と"あいつ"と思われる美人局上がりで役者志望の秋葉(ガタイは良くシャイだが本番に強い)の回想譚が展開されるが、これまでの経験上、「梁一⇔秋葉」の入れ替わりを本線に注意深く読み進めた。この他、秋葉の美人局の相棒で奇矯な鈴子が主要登場人物で、梁一は"花ジン"の代りに秋葉と鈴子のマネージャーとなる事を決意する。

芸能界の模様が巧みに描かれ、小刻みな「陰と陽」の反転が畳込まれるが、"花ジン"の出演作品の監督の野倉が"G"で、秋葉だけではなく梁一も「脱ぐと凄いんです」という設定になっている点がグロテスクであると共に梁一の正体を益々怪しくしている(と思った)。一方、"俺"と"あいつ"は額面通りの様にも思える。梁一の復讐計画は麻薬所持の罪で"花ジン"を葬る事だったが、初めから警察が介入していたので、計画は結果的に成功したという所。これに依って、野倉が秋葉を代役候補に挙げるが、秋葉・鈴子が熱海に心中旅行に出向き、秋葉が死に掛けているという状況は、誰にとって「運が悪い」のか ? (熱海について)省略があって、秋葉が「本番に強い」特性を活かしてスターに伸し上がって行く過程と、必ずしも現状に満足していない秋葉が鈴子との心中を仄めかし、次第に罪を告白して行く姿が描かれる(即ち、額面通り)上に梁一は秋葉の代りに自首を申し出る。ただし、梁一は少なくてもこの時点で誰かに話し掛けて(説明して)いるので、既に捕まったという事か?。そして、省略した熱海の部分が本作の肝で、秋葉・鈴子と梁一とが"互いの夢"を背負って騙し合っていた事と秋葉・鈴子・梁一の変則三角関係が浮かび上がって圧巻。

そして、当初の予想の「梁一⇔秋葉」の入れ替わりが"意表を突く形"で復活・実現する展開はアクロバティックという他は無い。作者の"騙し"の技巧が炸裂した隠れた傑作だと思った。
流れ星と遊んだころ (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 流れ星と遊んだころ (双葉文庫)より
4575516481
No.14
(5pt)

当初の予想の「梁一⇔秋葉」の入れ替わりが"意表を突く形"で復活・実現する展開はアクロバティックという他は無く、作者の"騙し"の技巧が炸裂した隠れた傑作

私は作者のデビュー当時からのファンで、「陰と陽」、「白と黒」を一瞬の内に反転させてしまう作者の作風を愛好して来た(最高傑作は短編集「夜よ鼠たちのために」だろう)。本作の存在は初めて知ったが、冒頭で"俺"と「運が悪いと弁解し、罪を告白する」"あいつ"とが登場し、以下、"俺"と思われる"花ジン"という落ち目(小田という若手俳優に主役の座を奪われてしまう)の時代劇大スターのマネージャー梁一("花ジン"を憎んでいるが、"花ジン"に奴隷の様に仕えざるを得ない自身をより憎んでいる)と"あいつ"と思われる美人局上がりで役者志望の秋葉(ガタイは良くシャイだが本番に強い)の回想譚が展開されるが、これまでの経験上、「梁一⇔秋葉」の入れ替わりを本線に注意深く読み進めた。この他、秋葉の美人局の相棒で奇矯な鈴子が主要登場人物で、梁一は"花ジン"の代りに秋葉と鈴子のマネージャーとなる事を決意する。

芸能界の模様が巧みに描かれ、小刻みな「陰と陽」の反転が畳込まれるが、"花ジン"の出演作品の監督の野倉が"G"で、秋葉だけではなく梁一も「脱ぐと凄いんです」という設定になっている点がグロテスクであると共に梁一の正体を益々怪しくしている(と思った)。一方、"俺"と"あいつ"は額面通りの様にも思える。梁一の復讐計画は麻薬所持の罪で"花ジン"を葬る事だったが、初めから警察が介入していたので、計画は結果的に成功したという所。これに依って、野倉が秋葉を代役候補に挙げるが、秋葉・鈴子が熱海に心中旅行に出向き、秋葉が死に掛けているという状況は、誰にとって「運が悪い」のか ? (熱海について)省略があって、秋葉が「本番に強い」特性を活かしてスターに伸し上がって行く過程と、必ずしも現状に満足していない秋葉が鈴子との心中を仄めかし、次第に罪を告白して行く姿が描かれる(即ち、額面通り)上に梁一は秋葉の代りに自首を申し出る。ただし、梁一は少なくてもこの時点で誰かに話し掛けて(説明して)いるので、既に捕まったという事か?。そして、省略した熱海の部分が本作の肝で、秋葉・鈴子と梁一とが"互いの夢"を背負って騙し合っていた事と秋葉・鈴子・梁一の変則三角関係が浮かび上がって圧巻。

そして、当初の予想の「梁一⇔秋葉」の入れ替わりが"意表を突く形"で復活・実現する展開はアクロバティックという他は無い。作者の"騙し"の技巧が炸裂した隠れた傑作だと思った。
流れ星と遊んだころ<新装版> (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 流れ星と遊んだころ<新装版> (双葉文庫)より
4575524786

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