ニッポニアニッポン
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
外部リンク
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評判
ニッポニアニッポンの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク
ニッポニアニッポンの総合評価:
7.64/10点 レビュー 22件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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「シンセミア」「ピストルズ」は長すぎるし、「インディヴィジュアル・プロジェクション」では堅すぎる。「グランド・フィナーレ」は最悪の選択肢。こうしてみるとやっぱり「ニッポニア・ニッポン」が入門書のように感じる。
推す理由としては、まず物語としてしっかり面白い、というのが一つある。
「自分の苗字に鴇という字があることからトキの存在に興味を持った主人公が、やがてそのトキを国家から解放するためにテロ計画を遂行する」
こんなにキャッチーなあらすじに、(そりゃ今でこそ形骸化してるけど)インターネット、引きこもり、ストーカー、なんてキーワードが付いて回る。
「ね、おもしろそうでしょ?」なんてテンションで知り合いに薦められそうな身なりだ。
で、作品に張り巡らされたテクニックもすごい。荒唐無稽なあらすじを小説としてまとめあげた文章もさることながら、まるでサイトのリンクを辿るみたいに飛び飛びで挿入される過去話や、唐突な場面転換など、至る所に物語の要素に連なる技巧が点在していて、ニクい。
惜しむらくは話そのものが意外と綺麗にまとまってるところ(もっと破天荒な展開があってもよかった。したらば少なくともこの主人公をもっと躍動させることができた)と、ラストはなんだかんだでいつもの阿部和重なところ。でもまあこういうオチはお家芸か。
三島賞取れなかったのは残念だけど、よりにもよってグランドフィナーレで芥川賞取っちゃう阿部和重だから、そこんとこも致し方なし。