月と蟹

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初版刊行(参考)
種別
長編
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16,586回
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1
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86
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あらすじ

2010年08月31日 月と蟹

「ヤドカミ様に、お願いしてみようか」「叶えてくれると思うで。何でも」やり場のない心を抱えた子供たちが始めた、ヤドカリを神様に見立てるささやかな儀式。やがてねじれた祈りは大人たちに、そして少年たち自身に、不穏なハサミを振り上げる―やさしくも哀しい祈りが胸を衝く、俊英の最新長篇小説。(「BOOK」データベースより)

評判

月と蟹の評価:

4.86/10点 レビュー 7件。 C ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.86pt

月と蟹の総合評価:

6.69/10点 レビュー 99件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全3件 1〜3 1/1ページ
No.3
(5pt)

子供を書かせたらやっぱり凄い道尾秀介

読んでいて、直木賞に選ばれそうな作品だなぁと直木賞をよく知りもしないが勝手に思っていた。
途中の描写にストーリーの本筋に関係のないものがあると、その暗示を深く考えてしまうのは私の読書の仕方であるが、この作品もそんなところが非常に多い。単に情景を捉えたものではなくて、確実に主人公の精神とリンクしたものが目立つ。祖父の髭が白くてベッドの白さと重なってよく見えないシーンはとりわけ印象的であった。まだ小学生である子供故に見える景色であったり、捉え方であったりがとても瑞々しく、こういうことってあったなぁと振り返りながら小学生時代を懐かしく思った。
小学生特有の狭い世界というのは十分に表現されていたが、ストーリーも同様に幅のないもので退屈ではあった。ヤドカリ焼いての繰り返し。なんだかとても美しいのだけれど、面白みは薄かった。

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.2
(6pt)

月と蟹の感想

タイトルにもある「蟹」は、人間の身体を蝕む、癌や脳の中でじわじわ広がっていく出血の影の比喩として用いられています。
また、「月の光が上から射して、海の底に蟹の影が映ったとき、その自分の影があまりにも醜いもんだから、蟹は身を縮こませてしまう」
とあるので、人間の体内に巣食う「醜いものの象徴」と考えていいのかも知れません。
作品では蟹ではなく実際はヤドカリですが、殻に身を隠す様や、殻から炙りだされて慌てふためく様など、人間の暗の部分の象徴としてより効果的であったように思います。
醜さを自覚しているという点でヤドカリは大人を象徴していると思うのですが、それが無色透明の人型生物である子供の浅はかな儀式であざ笑うかの如く焼き殺されるというのは、何を意図しているのでしょうか。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.1
(4pt)

直木賞おめでとうございます

ミステリーというよりは純文学作品でしたね。主人公の幼いながらも複雑で、危うく揺らぐ心境がとても重厚に描かれています。ただ純粋に面白かったか、と聞かれると、あまり好みではありませんでした。

アルバトロス
CRRRDTJB

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.92
(4pt)

微妙な三人の関係

ヤドカリは出てくるが蟹は出てこないなと、題名の意味を考えていたが、小説内の説明では癌を意味する英語のcancerには蟹の意味もあるらしい。しかし、私の家の辞書で調べると、蟹ではなくて星座の蟹座の意味になってしまう。英語で蟹ならば、crabではないか? まあ、細かいことはどうでもいいのだが……。
祖父の昭三が義足生活になったのを因果応報のように語っているシーンは、日本人的な考え方でたぶん欧米人には理解しがたいだろう。ただ、今の若い人には、悪いことをしたら罰が当たると言っても伝わらないのではないだろうか。
慎一と春也と鳴海の微妙な関係は、読んでいて最後までハラハラドキドキした。この三人夫々の心情がよく描けていると思った。結構長い小説なのだが、二日くらいで読めてしまった。ただ冒頭にも書いたが題名には蟹ではなくてヤドカリを入れて欲しかった。なにしろ”ヤドカミ様”と呼んでいるくらいなのだから。
月と蟹 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 月と蟹 (文春文庫)より
4167838664
No.91
(4pt)

微妙な三人の関係

ヤドカリは出てくるが蟹は出てこないなと、題名の意味を考えていたが、小説内の説明では癌を意味する英語のcancerには蟹の意味もあるらしい。しかし、私の家の辞書で調べると、蟹ではなくて星座の蟹座の意味になってしまう。英語で蟹ならば、crabではないか? まあ、細かいことはどうでもいいのだが……。
祖父の昭三が義足生活になったのを因果応報のように語っているシーンは、日本人的な考え方でたぶん欧米人には理解しがたいだろう。ただ、今の若い人には、悪いことをしたら罰が当たると言っても伝わらないのではないだろうか。
慎一と春也と鳴海の微妙な関係は、読んでいて最後までハラハラドキドキした。この三人夫々の心情がよく描けていると思った。結構長い小説なのだが、二日くらいで読めてしまった。ただ冒頭にも書いたが題名には蟹ではなくてヤドカリを入れて欲しかった。なにしろ”ヤドカミ様”と呼んでいるくらいなのだから。
月と蟹 Amazon書評・レビュー: 月と蟹より
4163295607
No.90
(5pt)

綺麗です

息子がハマっているので購入。とても綺麗な状態です
月と蟹 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 月と蟹 (文春文庫)より
4167838664
No.89
(5pt)

綺麗です

息子がハマっているので購入。とても綺麗な状態です
月と蟹 Amazon書評・レビュー: 月と蟹より
4163295607
No.88
(3pt)

背表紙に不具合あり

背表紙の不具合って記載ありましたっけ?本として読めるので問題ないので良いですが、少し残念。
月と蟹 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 月と蟹 (文春文庫)より
4167838664

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