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はつえ さんのレビュー一覧

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レビュー数144

全144件 121~140 7/8ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.24: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

眠りの森の感想

加賀恭一郎シリーズはとても美しいですね。前作は茶道、2作目はバレエの世界が描かれています。登場人物も洗練されて美しい人たちが多く、今回も恭一郎の淡い恋が物語の根底にあります。ラストは女性読者の心を擽るシーンでした。韓流ドラマを観た後のような、そんな読後感でした。続けて読破を目指します。
眠りの森 (講談社文庫)
東野圭吾眠りの森 についてのレビュー
No.23:
(7pt)

贖罪の奏鳴曲の感想

事象と感情の動きを淡々と語られるだけで、深い物語が紡がれて行きます。余計な考察や説明は極力省かれていることで、読み手の心に物語が直接描かれていく…そんな読後感をおぼえました。
人間の感情の動きなんて、複雑過ぎて描ききることはできないのではないでしょうか。細かいところは読み手がそれぞれ描き足していく、こういう小説が私は好きです。
物語の感想は?善人悪人の線引きなど無意味なもの、不快感と爽快感、憎悪と憐憫に溢れたお話です。御子柴シリーズ読破します❗
贖罪の奏鳴曲 (講談社文庫)
中山七里贖罪の奏鳴曲 についてのレビュー
No.22:
(6pt)

女王様と私の感想

えっ、こんなエンディング…って感じです。そうはいっても個性的過ぎる登場人物の勝手な振る舞い結構は楽しめました。
社会に適応しづらい人々の思考回路ってこんな感じ?見回すといます…こんな人。
この世界観に入り込めるかどうかが鍵ですね。受け入れられない人は嫌悪感で放り出したくなりますよ。
女王様と私 (角川文庫)
歌野晶午女王様と私 についてのレビュー
No.21:
(5pt)

臨床真理の感想

ひと言て表すと雑な作品…という感想です。
ひとつめは、図書館で借りたんですが、初版本だつたのでしょうか誤字や間違い多数でした。次に精神病と障害の症状がごちゃ混ぜ、理解されていない、作品中の人物はそれぞれの分野でのプロなの?っといったところ。三つ目はラスト…普通の女性がこんな状態に追い詰められ、こんなことできるわけはない、まともな精神状態で生きてはいけない…。
柚月さんの作品好きですし、イヤミスっぽいのも含めて評価してきたけど、この作品はダメでした。
臨床真理 (角川文庫)
柚月裕子臨床真理 についてのレビュー
No.20: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

犯罪者 クリミナルの感想

とっても面白い。考えて、感じて楽しめる作品です。
社会の不条理な仕組を弱者の視点で表現する…そんな太田愛氏の作風が大好きです。
でも、先に読んだ「幻夏」でも感じましたが、脇の登場人物一人一人までもその生き様を大切にするがために、そこは読者の想像力にお任せ下さい…といった「too much感」が残るのが少し残念なところです。
そうはいっても、絶対おすすめです!
犯罪者 上 (角川文庫)
太田愛犯罪者 クリミナル についてのレビュー
No.19:
(7pt)

侵蝕 壊される家族の記録(寄居虫女)の感想

ある一定の条件がそろえば、人の心を掌握するのはこんなにも容易いのか。実際のところ、心も脳も肉体も脆く儚いものなのだろう。
私たちにも、まったく無関係ではない現象なのかもしれない。心して読もう。
寄居虫女 (単行本)
No.18:
(8pt)

九月が永遠に続けばの感想

得体の知れぬ不安のせいで小刻みな鼓動がずっと続いていました。心の底に潜む不安と恐怖の描写が巧みすぎです。
以前「ユリゴコロ」を読んでいた時も、同じ心もちの中で翻弄されたことを思い出しました。愛しくて弱くて純粋で、護るべきものをなのに壊したくなる、意味不明の欲望。どこから湧いて来るのか、何に由来するのか、わかりたくない恐怖。
すてきな作品でした、が、しばらく再読はしたくない…そんな作品でもあります。

九月が永遠に続けば (新潮文庫)
沼田まほかる九月が永遠に続けば についてのレビュー
No.17: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

新参者の感想

加賀恭一郎の魅力満載、しかもひとつひとつのエピソードが面白い。まさに人情の嵐。全てのエピソードが少しずつ繋がっていて、人間ってひとりじゃないんだな…ってしみじみ思いました。ラストがまたすてきでした。絶対読むべき一冊です!
新参者 (講談社文庫)
東野圭吾新参者 についてのレビュー
No.16:
(6pt)

優しい死神の飼い方の感想

優しい死神の飼い方 (光文社文庫)
知念実希人優しい死神の飼い方 についてのレビュー
No.15: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

さよなら神様の感想

こんな小学生あり得ない~ですよね。でも楽しみ方はすでに「神様ゲーム」で経験済み。
私は好きです。こんなシュールでシニカルなかんじ。設定が無理…とか言う前に、単純に出来事や謎解きを楽しみましょう。
さよなら神様 (文春文庫 ま)
麻耶雄嵩さよなら神様 についてのレビュー

No.14:

幻夏 (角川文庫)

幻夏

太田愛

No.14: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

幻夏の感想

ある町の片隅にひっそり生きる母と幼い兄弟、切ないまでの家族の愛の形に胸が締め付けられました。前半のミステリー感満載の展開に導かれ、一気読み。謎が解けてからのストーリーは文学小説を読むような気分で。私的にはラストのまとめが好みではなかった…とことんえげつないのを想像してたので…でも、これは絶対にオススメします!

幻夏 (角川文庫)
太田愛幻夏 についてのレビュー
No.13:
(6pt)

初恋さがしの感想

レビューがないようなので書いてみました。
真梨さんの作品は女性なら誰でも経験したことのあるだろう自分のなかの嫌な感情を呼び覚ましてくれます。誰だって大なり小なり、誰かを妬んだり、恨んだりしたことありますよね。そんな嫌な自分を取り出して眺めてみて楽しんでいます。
こんな人、居たわ…って苦笑する楽しみもあるし、だから、読むのやめられません。
初恋さがし (新潮文庫)
真梨幸子初恋さがし についてのレビュー
No.12:
(4pt)

パリ黙示録 1768 娼婦ジャンヌ・テスタル殺人事件の感想

真梨さんの作品は女性目線でないとダメ…かな。男性語りだとただの不快な猥雑小説になってしまうような。大好きな作家さんの一人なのに…残念な気分です
パリ黙示録 1768 娼婦ジャンヌ・テスタル殺人事件
No.11: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

百年法の感想

最高に面白い作品でした。自らの人生観、死生観と向き合う時間を与えてくれました。「死」があるから「生」が輝く、物語に導かれながら深く思索していきました。
文章も言葉も分かりやすく、上下巻を一気読み。充実した二日間でした。
政治家、経営者、各界のリーダーの皆様は是非是非お読みください。
百年法 上
山田宗樹百年法 についてのレビュー
No.10:
(6pt)

完璧な母親の感想

ミステリーとしてな評価はあまりよろしくないようですが、私には充分満足できる作品でした。
人は個でありながらがんじからめの糸でそれぞれが繋がっている。そして家族、特に母子関係の影響力は双方にとって絶大ですね…だからこそ、個であることを守り、自ら幸せへの道を生き進め…というのが感想です。
もう少し評価されてもいいのではと思うのですが…
完璧な母親 (単行本)
まさきとしか完璧な母親 についてのレビュー
No.9: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

ウツボカズラの甘い息の感想

柚月さんのイヤミス小説…?。美醜、贅沢、華麗、嫉妬、羨望、劣等感、虚偽、策略に美容整形、マルチ商法、新興宗教、加えて女友だち、家族、精神病…イヤミス要素がてんこ盛りで8割ほどまで夢中で読みました。最後はちょっぴり落胆したものの、予想外の結末に、ある意味印象に残る作品でした。
ウツボカズラの甘い息 (幻冬舎文庫)
柚月裕子ウツボカズラの甘い息 についてのレビュー
No.8:
(7pt)

人生相談。の感想

うぁ~、人間関係複雑すぎ!しかも時差もあり。忘れないうちのいっき読みをオススメします。
しかし、面白かった。誇張された登場人物の性格、異なる視点か描く出来事、真梨さんあるあるで楽しめました。
人生相談。
真梨幸子人生相談。 についてのレビュー
No.7:
(8pt)

みんな邪魔の感想

「更年期少女」で読みました。なぜ改題したのでしょうか?更年期女性の少女帰り(文中より)が面白いように描かれているのに。
更年期を乗り越えた今、愉悦のひとときを与えていただきました。ミステリーとしても充分楽しめました。
みんな邪魔 (幻冬舎文庫)
真梨幸子みんな邪魔(更年期少女) についてのレビュー
No.6:
(6pt)

ママの感想

あっという間に読破。カラクリは薄々とわかっていなからも引き込まれて読みました。
神津氏の作品は「イヤミス」ならぬ「オゾミス」と言われているようですが、前作に比べるとおぞまし感は薄いようです。むしろ、人間誰しも無意識に犯しているだろう罪について考える作品でした。誰かを傷つけず生きることは不可能…そういう意味でも「おぞましい」後味、味わえるかもです。
ママ
神津凛子ママ についてのレビュー
No.5:
(7pt)

玩具修理者/酔歩する男の感想

狂気への入口?
玩具修理者 (角川ホラー文庫)
小林泰三玩具修理者/酔歩する男 についてのレビュー