死刑台のエレベーター

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死刑台のエレベーターの評価:

4.23/5点 レビュー 13件。 C ランク

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平均点4.23pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全28件 21〜28 2/2ページ
No.8
(4pt)

皮肉な結末が光る

作者の代表作で映画化もされた。映画の音楽はマイルス・デイヴィスが担当し、その先鋭的なジャズ・サウンドは評判を取った。カレフの題名の命名のうまさには定評があり、本作や「その子を殺すな」等暗示的かつ哲学的な題名は印象に残る。
男はアリバイ工作をして殺人を犯す。ところが忘れ物に気付き建物に引き返すのだが、運の悪い事にエレベーターが故障してしまう。勿論、誰かに助けを求める事はできない。独力で脱出しようと試みるのだが中々脱出できない。時間が経ってしまうとアリバイも無くなってしまう。この辺の男の焦燥感が本作の読み所であろう。やっとの思いで脱出に成功するのだが、そこで男を待っているものは...。
全篇に漲る緊張感と最後の皮肉なオチが秀抜なサスペンス小説の傑作。
死刑台のエレベーター (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 死刑台のエレベーター (創元推理文庫)より
4488143016
No.7
(4pt)

皮肉な結末が光る

作者の代表作で映画化もされた。映画の音楽はマイルス・デイヴィスが担当し、その先鋭的なジャズ・サウンドは評判を取った。カレフの題名の命名のうまさには定評があり、本作や「その子を殺すな」等暗示的かつ哲学的な題名は印象に残る。
男はアリバイ工作をして殺人を犯す。ところが忘れ物に気付き建物に引き返すのだが、運の悪い事にエレベーターが故障してしまう。勿論、誰かに助けを求める事はできない。独力で脱出しようと試みるのだが中々脱出できない。時間が経ってしまうとアリバイも無くなってしまう。この辺の男の焦燥感が本作の読み所であろう。やっとの思いで脱出に成功するのだが、そこで男を待っているものは...。
全篇に漲る緊張感と最後の皮肉なオチが秀抜なサスペンス小説の傑作。
死刑台のエレベーター【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 死刑台のエレベーター【新版】 (創元推理文庫)より
4488143040
No.6
(5pt)

一級品のサスペンス小説で、面白いが、構造上の弱点も

この作品は、面白かった。一級品のサスペンス小説といってもいいだろう。1956年に出版された翌年には、早くもルイ・マル監督に目を付けられて、映画化されたというのもうなずける作品だ。
ノエル・カレフは、週末のオフィス・ビルのエレベーターに閉じ込められた主人公が脱出し、帰宅するまでの悪戦苦闘振りと、その間に、外で繰り広げられている数組の男女の刻一刻と進展するドラマを、早いテンポで、頻繁に場面転換を繰り返しながら描いていく手法を取っており、その流れの中で、一体、いつ、何が起こるのか、読者を惹き付けるサスペンスと期待感に溢れているのだ。後の主人公が逮捕されてからの展開では、こうした描写の中に、主人公が蟻地獄に落ちていかざるを得ない伏線が綿密に張られていたことも明らかにされており、この間の描写は、文句なく、秀逸だ。
ただ、この物語は、主人公が本当の事情を明かせない理由が「同じ穴のむじな」的なものであることから、読者に、「どちらの理由で逮捕されても同じじゃないの」と思わせてしまう構造上の弱点を抱えていることも事実で、解説者は立場上?擁護しているのだが、唐突で、強引とも思えるエピソードまで持ち出しており、主人公が身に覚えのない容疑で逮捕されてからの展開は、やや凡庸なものに終わっている感は否めない。持っていきようによっては、超一級品の作品になっていただろうにと、惜しまれる。
死刑台のエレベーター【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 死刑台のエレベーター【新版】 (創元推理文庫)より
4488143040
No.5
(5pt)

一級品のサスペンス小説で、面白いが、構造上の弱点も

この作品は、面白かった。一級品のサスペンス小説といってもいいだろう。1956年に出版された翌年には、早くもルイ・マル監督に目を付けられて、映画化されたというのもうなずける作品だ。
ノエル・カレフは、週末のオフィス・ビルのエレベーターに閉じ込められた主人公が脱出し、帰宅するまでの悪戦苦闘振りと、その間に、外で繰り広げられている数組の男女の刻一刻と進展するドラマを、早いテンポで、頻繁に場面転換を繰り返しながら描いていく手法を取っており、その流れの中で、一体、いつ、何が起こるのか、読者を惹き付けるサスペンスと期待感に溢れているのだ。後の主人公が逮捕されてからの展開では、こうした描写の中に、主人公が蟻地獄に落ちていかざるを得ない伏線が綿密に張られていたことも明らかにされており、この間の描写は、文句なく、秀逸だ。
ただ、この物語は、主人公が本当の事情を明かせない理由が「同じ穴のむじな」的なものであることから、読者に、「どちらの理由で逮捕されても同じじゃないの」と思わせてしまう構造上の弱点を抱えていることも事実で、解説者は立場上?擁護しているのだが、唐突で、強引とも思えるエピソードまで持ち出しており、主人公が身に覚えのない容疑で逮捕されてからの展開は、やや凡庸なものに終わっている感は否めない。持っていきようによっては、超一級品の作品になっていただろうにと、惜しまれる。
死刑台のエレベーター (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 死刑台のエレベーター (創元推理文庫)より
4488143016
No.4
(4pt)

いい意味で後味悪し

そう・・・個人的に後味の悪さは「わらの女」の次ぐらいでした(これほめ言葉ですけど)。特に主人公と仲の悪かったある人物の意外な行動とその結末がなんというかアレでした。それから原作者はひょっとしてサルトルが嫌いなのでしょうか(笑)。以上に述べたところが映画には(たぶん)一切なく、小説を読んでから映画を観ると「なんだこりゃ」となるかもしれません。あと、これを読んでから、運転している車をちょっとでも離れるときは鍵をかけなきゃと思いました。
死刑台のエレベーター (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 死刑台のエレベーター (創元推理文庫)より
4488143016
No.3
(4pt)

いい意味で後味悪し

そう・・・個人的に後味の悪さは「わらの女」の次ぐらいでした(これほめ言葉ですけど)。特に主人公と仲の悪かったある人物の意外な行動とその結末がなんというかアレでした。それから原作者はひょっとしてサルトルが嫌いなのでしょうか(笑)。以上に述べたところが映画には(たぶん)一切なく、小説を読んでから映画を観ると「なんだこりゃ」となるかもしれません。あと、これを読んでから、運転している車をちょっとでも離れるときは鍵をかけなきゃと思いました。
死刑台のエレベーター【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 死刑台のエレベーター【新版】 (創元推理文庫)より
4488143040
No.2
(4pt)

映画も小説も

本書が原作の同邦題の映画は、よくできていて好きな映画の一つ、何度も見ているのですが、小説を読んだことはありませんでした。映画がよければ小説のほうはつまらない、小説はおもしろかったのに映画のできはいまひとつ、ということが(悲しいことに)多いから。そのため、今まで気にはなっていたものの未読のまま、今回はじめて小説を読んでみたのですが、映画と比べても遜色のないおもしろさ、主人公の心理描写は小説のほうが上で、焦り、苦悩、絶望感などは、映画よりもものすごく胸に迫ってきました。小説は読んだが映画はまだ、という人はぜひ映画を見て比べてみてください。私のように、映画は見て気に入ったが小説はまだ、という人、ぜひ読んでみてください。後悔しませんよ。
死刑台のエレベーター (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 死刑台のエレベーター (創元推理文庫)より
4488143016
No.1
(4pt)

映画も小説も

本書が原作の同邦題の映画は、よくできていて好きな映画の一つ、何度も見ているのですが、小説を読んだことはありませんでした。映画がよければ小説のほうはつまらない、小説はおもしろかったのに映画のできはいまひとつ、ということが(悲しいことに)多いから。そのため、今まで気にはなっていたものの未読のまま、今回はじめて小説を読んでみたのですが、映画と比べても遜色のないおもしろさ、主人公の心理描写は小説のほうが上で、焦り、苦悩、絶望感などは、映画よりもものすごく胸に迫ってきました。小説は読んだが映画はまだ、という人はぜひ映画を見て比べてみてください。私のように、映画は見て気に入ったが小説はまだ、という人、ぜひ読んでみてください。後悔しませんよ。
死刑台のエレベーター【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 死刑台のエレベーター【新版】 (創元推理文庫)より
4488143040