世界の果て
評判
世界の果ての評価:
3.67/5点 レビュー 6件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1〜3 1/1ページ
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世界の果ての評価:
3.67/5点 レビュー 6件。 D ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
著者の出世作、「掏摸」が書かれる3年前だ。
そう考えて読むと、彼がこの後書くことになる小説のエッセンスが、
この短篇集にかなり詰まっているように感じられた。
あとがきにもあるが、収録作「月の下の子供」は、
芥川賞を受賞した『土の中の子供』と呼応するものであるし、
火のイメージや、深夜に缶コーヒーを買う行為、ゴッホの絵への傾倒など、
それぞれの作品に、その後の彼の作品でたびたび扱われる
モチーフや価値観が登場する。
近作と比べると、文章はかなり固い印象があるが、
何度か読み返すと、ほぐれてくる。
「ゴミ屋敷」に含まれるブラックユーモアには、
いままで感じたことのないような奇妙な笑いが潜んでいる。
鬱屈を退廃的に描いた「戦争日和」も素晴らしい。
著者の作品を読んでいくうえで、外せない一冊であると思う。